iPhone8のガラス割れ・画面割れ修理工程(写真多め)

[公開日:2019/03/05]
筆者: 梅田店

iPhone8のガラス割れ・画面割れ修理工程

 

ダイワンテレコム梅田駅店です。

当店で修理を受付したiPhone8の液晶パネル修理工程を(写真多めで!)ご紹介してしまいます。

受付したiPhone8はこちら。

左下からヒビが広がっていますね。

画面を付けるとかなり目立つ状態でした。

それでは修理作業を始めます。

 

 

1.何はともあれ動作チェック

修理作業を行う前に動作チェックを必ず行います。

チェック項目は以下です。

 

・タッチ操作

・3Dタッチ操作

・表示異常が無いか確認

・ホームボタン(押下、指紋認証)

・マナー切り替えボタン

・ボリュームプラスボタン

・ボリュームマイナスボタン

・フロントカメラ

・リアカメラ

・店舗からiPhoneへ電話をかけて通話

・通話時に近接センサー

・通話時に下部スピーカー

 

 

書き出してみると数がありますが、どれも重要な機能なので

お預かりした時に必ず動作チェックを行います。

 

動作チェックを行った後は電源をOFFにします。

 

 

 

2.液晶パネルを開く

 

iPhoneの充電口近くにある特殊ネジを外します。

ネジを外しても液晶パネルと本体とが強力な両面テープで接着されています。

ヒートガン(ドライヤーの強力版)で温めて粘着力を弱めます。

内側の部品を痛めないように慎重に開きます。

液晶パネルを開いたところです。小さいネジがたくさん見えますね。

 

 

3.バッテリーのコネクタを外す

 

ネジ4つで固定されている金属カバーを外します。

iPhoneに使用されているネジはどれも小さく、種類も多様です。

ごちゃごちゃにならないように気を付けます。

 

電源OFFにしてありますが、何かのきっかけで通電してしまう場合があります。

作業途中に通電してしまうと思わぬ故障の原因になります。

 

通電しないようにバッテリーのコネクタを本体基板から外します。

金属で触れてしまうと、やはりこれも通電して危険です。

非導電性の器具を使用してコネクタを外します。

当店ではプラスチックのヘラを使用しています。

 

 

バッテリーのコネクタを外した後は、

バッテリーコネクタのすぐ近くにある液晶パネルのコネクタを外します。

もちろんここもプラスチックのヘラを使用して外します。

 

 

4.フロントカメラのコネクタを外す

 

 

バッテリーコネクタと同じように

フロントカメラのコネクタも金属カバーで覆われています。

ネジ3つを外して、金属カバーを外し、フロントカメラのコネクタを外します。

 

この作業で、液晶パネルと本体側が完全に分離します。

 

 

 

5.液晶パネルに付属している部品を外す

 

分離した液晶パネルには部品が付属しています。

 

・ホームボタン

・イヤースピーカー

・フロントカメラ

・ヒートシンクプレート

 

これらの部品は新しい液晶パネルに移植する必要があります。

慎重に取り外し作業を行います。

 

ホームボタンは特にデリケートな部品です。

取り外し時にホームボタンを痛めてしまうとホームボタンが効かなくなります。

 

特殊ネジ4つで固定されている金属カバーを外します。

ホームボタンコネクタを取り外します。

ホームボタンは液晶パネルに接着されているので、ヒートガンで温めて粘着力を弱めます。

ホームボタンを痛めないように慎重に剥がします。

 

上部の金属カバーを外し、イヤースピーカーを取り外します。

フロントカメラは液晶パネルに接着されているので、ヒートガンで温めて粘着力を弱めます。

フロントカメラ細いケーブルで成り立っているので、ケーブルを切ってしまわないように気を付けます。

 

ヒートシンクプレートが、特殊ネジ6つで固定されています。

特殊ネジを外します。

特殊ネジを全て外しても、まだ液晶パネルと接着されています。

ヒートシンクプレートは薄くて曲がりやすいので、曲げすぎないように気を付けて剥がします。

これで液晶パネル交換に必要な部品の取り外しが終わりました。

 

 

 

6.新しい液晶パネルに部品を取り付ける

 

元の液晶パネルから取り外しした部品を、全て新しい液晶パネルに取り付けます。

取り外しした時と逆に作業していきますが、接着力が弱まっているので位置の調整に十分気を付けます。

位置の調整が悪いと、不具合が生じます。

 

新しい液晶パネルに部品を取り付け終えた所です。

組立工程は企業秘密なのでサラっと流しますが組立工程が一番難易度が高いです。

 

 

 

7.新しい液晶パネルを本体に取り付ける

 

やっとここまでたどり着きました。

しかし、取り付けて液晶パネルを閉じる時にも慎重に進めます。

閉じる時のはめ込み方で不具合が生じる可能性があります。

 

 

 

8.最後は動作チェック

液晶パネルのはめ込みまで終了したら動作チェックを行います。

 

不具合があったらまた分解して部品の位置調整などをやり直しする必要があるので少しドキドキします。

今回は特に問題がありませんでしたので、これにて修理作業完了です!

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

iPhone8のガラス割れ・画面割れ修理工程を写真多めでお送りいたしました。

 

たまにお客様から「えっ画面の交換にそんなに時間がかかるの!?」と言われる事がありますが

これらの修理工程をご覧頂けたら、ちょっぴり分かって頂けるかなと思います。

 

ダイワンテレコム梅田駅店でしたら、今回のような画面修理作業は40~60分程度で完了できます。

混みあっている時には、もう少しお時間を頂く場合があります…ご容赦下さい。

 

画面修理や、バッテリー交換以外の修理についてご相談、お見積りを受付しております。

気軽にご相談、ご連絡下さいませ!

この記事を書いた店舗情報

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