こんにちは。
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム大阪梅田店です。
スマートフォンのシェアを二分するiPhoneとAndroidですが、日本ではiPhoneユーザーが多く、2019年時点ではスマートフォン所有者の約6割がiPhoneを使用しているというデータがあります。
どちらかに極端に偏ることがない、ということはどちらにもユーザーの心を掴む求心力、そして性能上のメリットが存在するということです。
当記事ではiPhone(iOS)、そしてAndroidそれぞれの特徴・利点と、主要な機種を紹介していきます。
そもそもこれらはどういう違いがあるの?という方もいらっしゃるかとは思います。
大雑把に切り分けてしまうと『Appleが作ったスマートフォンとそれ以外のメーカーが作ったスマートフォン』
という認識でとりあえず大丈夫です。
iPhone | Android | |
メーカー | Apple | google,ソニー,Samsung,など |
OS | iOS | Android OS |
価格帯 | 10万円以上 | 1万円~10万円以上などまちまち |
iPhone(アイフォン)を製造しているのは「Apple」のみになります。
AppleはiPhoneが生まれる以前より、「パーソナルコンピューターMac(Mackintosh)とmacOS」というようにハードウェアとそれらに搭載することを前提としたOSの開発を行っています。
この体制は「iPod」や「iPad」、そして「iPhone」でも引き継がれており、「Apple謹製のApple製品」というAppleブランドを作り上げてきました。
このブランド戦略は洗練されたものが好きなヒトや最高品質を求めるヒトの心をガッシリ掴み、その愛されたAppleブランドはシェアという数字に現れています。
言ってしまうと『iPhone VS Android』という構図は『Apple VS その他すべてのメーカー』ということです。
Appleはまさにスマートフォン業界をけん引する存在ですね。
iPhoneの価格帯が高く見えるのは、AppleはiPhoneをハイエンドスマートフォンとして位置付けているからです。
いずれの機種もその当時のAndroidのハイエンド級と同じような性能を有しており、毎年発売されるiPhoneはiPhone SEなどごく一部の製品を除いて最新技術が盛り込まれた高性能スマホです。
また、発売から数年経ったiPhone 6sやiPhone 7などの機種でも最新機種であるiPhone 11と全く同じOSを搭載できるところも特徴です。
最新のiOSはおよそ4年前のiPhoneまで対応機種と設定しており、機能面で最新スマホに遅れを取ることはありません。
そのため、現在でもiPhone 6sやiPhone 7,iPhone SEなどの機種を愛用し続けているユーザーでも不便に感じることはあまりないでしょう。
・いずれもハイエンドスマホ!その年に発売されたモデルを買えば性能で困ることはなし。
・1年以前の機種であっても最新のiOSが使用可能。基本性能の高さから旧モデルでも高いパフォーマンス。
・Appleのブランド力!誰でも知っている「iPhone」を持つことがステータス。
Android、と便宜上呼ばれることが多いスマートフォンですが、このAndroidというのは実はOSの名前です。
Android OSはかの「Google」が開発したモバイル用OSであり、世界一のシェアを持つモバイル用OSです。
Android OSは様々なメーカーの端末に搭載されるべく開発されたOSで、その思惑どおりApple以外が開発したスマートフォンにはほとんど搭載されているといっても過言ではありません。
各スマートフォンメーカーは端末を開発し、Android OSを搭載して、販売する。
こうしたスマートフォンを「Android」と呼びます。
Android OSは端末メーカーによりカスタマイズが許可されており、同じAndroidスマホだからといって各メーカーでUIや操作方法が同じというわけではありません。
カスタマイズ性に優れ、アプリなどのインストールすることで自身の好きなように「自分だけのスマホ」を作り上げることができます。
AppleのiPhoneを「高いレベルで洗練された宝石」と直喩するならば
Androidは「磨き方によって輝き方が変わる宝石」といったところでしょうか。
Androidは様々なメーカーが開発・発売を行っていると説明しました。
それに加えて、1つのメーカーが価格帯・性能の異なるAndroidを同時期に発売することも多いです。
たとえば、Samsungが2019年に発売したGalaxyはハイエンドの「Galaxy S10」、「Galaxy S10+」の他にそれらの廉価版である「Galaxy S10e」、そしてそれらとは全く別にコスパ重視のモデルとして「Galaxy A30」と非常にバリエーションが豊富です。
これらは価格帯と性能が異なるスマホのため、自身が求める性能によって機種を選択できるのです。
「自身が求める性能によって価格帯を自分で決定できる」というのはAndroidの大きな利点ですね。
iPhoneの場合、「iPhoneが欲しいけど最新機種ほどの性能はいらない」といった場合、去年以前のモデルを交換するしかありません。
・メーカー・価格帯・性能がよりどりみどり!自身の好みで端末を選べる。
・Android OSのカスタマイズ性の高さ!UIや操作性を自由に変更することが可能。
photo:apple.com
iPhoneの最新スマートフォンといえば2019年発売の「iPhone 11 Pro」でしょう。
広角・超広角・望遠カメラのトリプルカメラを売りとしたことで話題になったiPhoneですね。
photo:https://www.galaxymobile.jp/galaxy-s10/
一方Androidの最新スマホとして挙げるのに相応しいスマホといえば
Samsungの「Galaxy S10+」で文句はないでしょう。
iPhone 11 Proと同じくトリプルカメラを搭載したハイエンドスマホです。
機種名 | iPhone 11 Pro | Galaxy S10+ |
OS | iOS | Android OS |
CPU(チップ) | A13 Bionicチップ | Snapdragon855 |
RAM(メモリ | 4GB?(公式発表なし) | 8GB |
ROM(ストレージ) | 64GB/256GB/512GB | 128GB |
ディスプレイ | 5.8インチ有機EL | 約6.4インチ有機EL |
ディスプレイ解像度 | 2,436*1,125 458ppi | 3,040*1,440(Quad HD+) |
生体認証(下記詳細) | Face ID(顏認証) | 指紋 / 顏認証 |
防水・防塵 | 〇 IP68 | 〇 IP68 |
カメラ(下記詳細) | 広角・超広角・望遠 | 広角・超広角・望遠 |
A13 BionicチップとSanapdragon855はほぼ同等の性能を有していることを考えると、ややGalaxy S10 Plusが性能面では優勢という印象です。
SDカードを搭載できるGalaxy S10 Plusはデータの移行が簡単になっていますが、iCloudやiTunesなど強力な公式ツールがあるiPhone 11 Proも負けてはいません。
防水・防塵性能はIP68※と同等のものになっています。
関連記事:iPhoneは防水じゃない?Appleが「耐水」と呼び続ける理由とは
超広角レンズ | 広角レンズ | 望遠レンズ | |
画素数 | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 |
F値(絞り値 | F2.4 | F1.8 | F2.0 |
画素数というのは撮れる写真の解像度、F値はカメラに取り込む光量のことです。
iPhone 11 Proのカメラは性能も素晴らしいことながら、それを補助するAIも高性能です。
「スマートHDR」とよばれるハイダイナミックレンジ処理により、場所により明暗の差が大きい被写体を綺麗に撮影することができます。
複数の写真がさまざまな露出によって高速で連続撮影し、それらをAI処理により合成することで最適な写真を作り出します。
また、iPhone 11シリーズにはナイトモードと呼ばれる撮影モードが存在します。
周囲の明るさを自動的に検知し、暗所だと判断された場合に自動的に起動、連続撮影された複数枚の画像からノイズの少ない写真を生成します。
これにより暗所でも非常に鮮明な写真を撮影することが可能になっています。
source:https://www.galaxymobile.jp/galaxy-s10/
超広角レンズ | 広角レンズ | 望遠レンズ | |
画素数 | 1600万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 |
F値(絞り値) | F2.2 | F1.5/F2.4 | F2.4 |
スマートフォンはコンパクトさが求められるため、当然カメラは省スペースで設計しなければなりません。
そのためスペースを取る絞り、F値が固定されていることがほとんどですが、「Galaxy S10」に搭載されたデュアルアパチャーという機能はF値を調整することで昼・夜ともに適切な光量の写真を撮影することができます。F1.5/F2.4の記載はこのためですね。
また、AIにより被写体がどんなものであるか判別が可能なシーン判別機能があります。、
「顔、赤ちゃん、人、犬、猫、食品、人々、ビーチ、空、山、日没、日の出、都市、雪、滝、水辺、風景、ステージ、車、飲み物、花、木、緑、動物、靴、逆光、屋内、テキスト、服、夜景」
の計30テーマを判別し、それぞれに最適な設定を自動で行い撮影ができます。
Face IDとはAppleが開発した顏認証システムで、iPhone X以降から搭載されています。
Face IDは目に見えない赤外線ドットを30000以上顏に投射し、それを赤外線カメラが撮影、顔の凹凸など3Dの情報を取得して顏の3Dモデルを構築し照合を行うというものです。
この技術によるiPhoneの顏認証精度はすさまじく、また照合を行う速度も素晴らしいです。
登録した顏の持ち主であれば、まるで画面ロックがかかっていないかのような速度でiPhoneを立ち上げることができます。
Galaxy S10 Plusには指紋・顏認証が両方搭載されています。
指紋認証は画面内に超音波指紋センサーを搭載しており、画面に指を置くだけで指紋を認識してくれます。
しかし超音波指紋センサーでの指紋認証の精度と速度はやや低く、起動までに0.5秒ほどかかってしまいます。
顏認証の速度はFace IDのものよりやや劣ってしまいますが精度は高く、照合の失敗などはほとんど起こりません。
最近は「マスクをしているとFace IDが使えない!」という声が多数あがっているため、指紋認証と顏認証を両方使えるのはありがたいですね。
OSとはオペレーティングシステムの略ですが、これはスマートフォン(ハードウェア)で操作したときの命令をソフトウェアに伝えて、実行させる役割を持っています。
極論、Android OSをスマートフォンにインストールすればAndroidスマホ、iOSをスマートフォンにインストールすればiPhoneということになります。
それでは2つのOSの特徴を紹介していきます。
iOSはAppleがiPhone本体に搭載することを前提に設計されているため、端末とOSの相性が言うまでもなく抜群です。
Haptic Touch / 3D Touchなどの直感的な操作や生体認証の精度の高さなどはハードとソフトを同時に開発しているからこそ生まれるものですね。
また、iOSはサポートも充実しています。
面倒なデータのバックアップを自動でiCloudに作成してくれたり、コンピューターに繋ぐことでiTunesと同期を取ったりと至れり尽くせりです。
また操作感がよく、よく「iPhoneは使いやすい」などと言われたりします。
また、上記で紹介したように生体認証の精度は折り紙付きです。
iPhoneはまさに直感的に操作できるスマートフォンになりますので、初めてスマホを購入するといった方でも簡単に操作に慣れることができるでしょう。
Android OSはさまざまなメーカーの端末に搭載することを想定して設計されているため、「カスタマイズ性」に優れています。
各メーカーは設計段階でAndroid OSをカスタムするため、同じAndroidのスマートフォンであってもUIなどが少しずつ異なっています。
また、ユーザーがAndroidスマホを購入したあとのカスタマイズ性も高いです。
さまざまなアプリをインストールすることにより、ロック画面の仕様やUI等、あらゆるところに手を入れることが可能です。
カスタマイズを行って自分だけのスマートフォンを作り出すことができるのはiOSにはない楽しみといえるでしょう。
機能面についてはメーカーと機種によりまちまちであるため割愛します。
iPhoneほどではないものの操作感もよく、スマホ初心者でも扱うことができます。ただし、ネット上のサポート情報がiPhoneほど多くはないので、Androidについてわからないことを調べようとするとやや不便かもしれません。
iOSとAndroidではアプリを入手したり、アプリ内の決済を行ったりするストアが異なります。
iOSではApp Store、AndroidではGoogle Play。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
App StoreはAppleが提供するiPhone / iPad / iMac向けのサービスです。
App Storeに登録されるアプリはAppleより厳しい審査が必要になります。
技術的・倫理的に問題のあるアプリは審査段階で排除されるので、App Storeでアプリを入手するユーザーは安心してアプリをインストールすることができます。
アプリ内のコンテンツは公開後も審査が行われており、公開後にアプリが削除されることも多いようです。
また、決済サービスにおいては度々キャンペーンが行われており、「1万円分iTunesカードを購入すると10%還元」などのキャンペーンが不定期ですが行われています。
Google PlayストアはGoogleが提供する、Android端末向けのサービスです。
登録されるアプリはマルウェア分析サービスによる事前審査が行われますが、特にフィルタリングなどはなされず、開示された情報に基づいて最終的にユーザー自身がインストールの判断を下す方針になっています。
そのためGoogleによる審査は必要最低限の内容にしか行われないとされています。
決済サービスのキャンペーンはApp Storeと同じように行われており、やはり10%還元のキャンペーンは不定期で行われます。
それにくわえPlayストアでは「Play Points」というポイント制度を導入しており、Google Playで決済を行うたびに、さまざまなアプリで現金の代わりに使用できるポイントを入手することができます。
iOSとAndroidの違い、そしてそれぞれのメリットについて紹介しました。
iPhoneは今年春にiPhone 9(iPhone SE 2)やiPhone 12。
Androidは2月11日にSamsungがGalaxy S20を発表するなど、どちらのスマートフォンも最新機種を続々投入しています。
また、今年発売されるスマートフォンはiPhone、Androidいずれも5G通信に対応したものになると思われますので、5Gにどれだけ最適化されるかも端末の重要なスペックになってきそうです。
シェアを二分するiPhoneとAndroid、今年はどちらが多くシェアを勝ち取れるか楽しみですね。
Photo:ぱくたそ
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