こんにちは。
iPhone (アイフォン)修理のダイワンテレコム大阪・梅田駅店です。
Appleがかつて発表し、そして発売中止となった幻のワイヤレス充電マット「AirPower」の開発プロジェクトが再開された、という噂が報じられています。
アップル関連製品のリークで人気を誇るYoutuber、Jon Prosser氏が伝えています。
AirPowerとは、Appleが2017年9月の製品発表イベントにおいて発売が予告された、Apple純正のワイヤレス充電マットです。
AirPowerにはワイヤレス充電に対応したアップル製品を3つまで同時に充電することができるため、iPhone・AirPods・AppleWatchの3種の神器ともいえるアップル製品を同時に利用するアップル製品ユーザーからすれば夢のような製品となる予定でした。
しかしながら、充電用コイルや排熱、バグなどの重大な問題を抱えると噂され、ついには2019年3月末、販売の中止がアップルより伝えられました。
当時のAppleは「努力の末、AirPowerが我々の高い要求水準を満たすことはない、という結論を下し、プロジェクトを中止した」と米メディアへの電子メール内にて声明を発表しています。
それから1年経った今、Jon Prosser氏はツイッター上にて「Air Powerは死んでいない」とした上で、内部的にはアップルはAirPowerの発売を諦めたわけではなく、現在マット内部のコイルを再設計することで熱の問題を解決しようとしている、と報じています。
ただし、試作中のために最終的にリリースされる保証はないと付け加えています。
Jon Prosser氏のリーク恒例、トイレットペーパーの数による情報の信頼度はトイレットペーパー5個。
氏が自身を持って発信した情報であることが分かります。
iPhone 8 / iPhone 8 Plusや iPhone X から、ワイヤレス充電規格である「Qi(チー)」が利用できるようになりました。
ワイヤレス充電は充電器となるマットやスタンドにiPhoneを置くだけで充電が行えるという未来感のある技術で、Lightningコネクタや、USB-Type Cを駆逐するかと思われました。
しかしながら、ワイヤレス充電の普及は遅々として進まず、現在においてもワイヤレス充電を使っている、というスマホユーザーは半数もいないのではないでしょうか。
なぜワイヤレス充電があまり普及しなかったのか、と考察したときに挙げられるのはやはり「Qi」の不便さによるものだと思われます。
まず、ユーザーが思い描くワイヤレス充電とQiの実際の仕様には乖離が存在しました。
第一に、ワイヤレス充電を行う際に端末を置く場所の制約。
Qiは技術的な仕様上、適切な位置に端末を置かないと充電を行ってくれません。
そのため、ワイヤレス充電マットにスマホを置いたと思っても、位置がズレていて充電できていなかった…ということが発生します。
第二に、有線での充電に比べて充電が遅いことです。
市販されているワイヤレス充電マットには対応したワット数が表記されており、この表記の通りであれば有線充電とさほど充電能力は変わらないように見えます。
しかしながら、Qi充電は直接電流を流すわけではないので、遮蔽物により電力のロスが発生します。
これにより、ワイヤレス充電はカタログスペックほどの充電速度を実現できません。
アップルが再び世に出そうとするAirPowerはこれらの問題を解決し、ユーザーにワイヤレス充電の認識を改めさせることができるのでしょうか。
期待して待ちましょう。
source:Twitter / Jon Prosser
Photo:Twitter / Jon Prosser
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