モバイルバッテリーのシェアリングサービスが増加
モバイルバッテリーを借りて利用できるシェアリング・レンタルサービスが増えてきた。
万が一、モバイルバッテリーを携帯していないときに、スマホのバッテリーが切れそうに
なったら、こうしたサービスを利用してみるとよいだろう。今回は、代表的なものを
紹介します。
そもそもモバイルバッテリーは容量や機能にもよるが、家電量販店で購入すると数千円
することが多い。利用頻度が高くないのであれば割高に感じられるだろう。
そのため、モバイルバッテリーのシェアリングサービスが利用できるエリアであれば、借りて
しまった方がコストは抑えられる。
仕組みは、自転車をシェアするようなサービスに似ており、スタンドからモバイルバッテリー
を借りて、空きスペースがあるスタンドに返却するながれになる。そのため、利用中に
移動する予定があっても、移動先にスタンドがあれば、そこで返却してOKなのだ。
これがカフェなどの電源を使う場合や、ワンコインで充電できる設置型の充電機器を
利用する場合とは異なる利点と言える。また、借りるモバイルバッテリーには基本的に
Micro USB、Lightning、USB Type-Cという3種類のケーブルが付属するので、
充電器を持っていない場合にも重宝する。
INFORICHが運営するチャージスポットは、日本初のスマホ充電器シェアリングサービス
をうたうサービスだ。
スマホのアプリを用いるのが特徴で、初期設定として会員登録と支払い情報登録を
済ませてから利用する。モバイルバッテリーが設置されたスタンドは、全国の駅や空港
、飲食店、コンビニ、公共施設などに設置されており、アプリ画面から位置を確認
できる。
料金は1時間までが150円(税別、以下同)、1時間を超えて48時間までが+150円
の計300円。48時間以上経過計2280円でバッテリーを購入する形となり、返却は
不要になる。
GREEN UTILITYが運営する「mocha」もスマホのアプリから利用できるモバイルバッテリー
シェアリングサービス。ChargeSPOTと比べるとややスタンドの設置場所が少なく感じ
られるものの、最初の15分が無料で使えるので、利用するメリットは大きい。
こちらも初回利用時に、会員登録や支払い情報の登録が必要。
料金は上述の通り、最初の15分が無料で、その後100円/1時間が加算されるが、
24時間は最大500円までしかかからない。24時間15分を超えると1時間ごとに100円
が加算される。2日目以降も、日当たりの上限は同じく500円だが無料時間はない。
なお、5日間と15分が経過し、未返却だと3000円でバッテリーを買い取る処理になる。
実用的なモバイルバッテリーのシェアリングサービスとしては、先述したChargeSPOTと
mochaがメインになるだろう。スタンドを選ばずに返却でき、スマホのアプリからスタンド
の空きを確認できる点も使い勝手がよい。
その他にもバッテリーを借りられるサービスは存在する。これらは現時点では利用できる
エリアが首都圏の一部に限られているので対象となるひとは少ないだろうが、今後の
展開、将来性に期待して軽く紹介しておきたい。
1つ目はChargeMeだ。スマホのアプリはなく、Webサイトでの登録が必要。利用
料金は30分ごとに100円、2~24時間は計500円、48~72時間は計1500円、
72時間以降は2000円でバッテリーをレンタルできる。
2つ目は「充レン」。お台場を中心に展開しており、東京ビックサイトや羽田空港
などにもスタンドがある。設置されたスタンドでメールアドレスを入力し、クレジットカード
での決済を行う。利用料金は翌日の24時までなら何時間でも300円。3日目の
24時までは計600円、4日目の24時以降は3000円で購入する形となる。
なお、これらのサービスでは、両者ともにモバイルバッテリー「レンタル」サービス
という言い方を採用しているが、基本的な内容はシェアリングサービスを称する先の
2サービスと変わらない。勤務地の近所やよく訪問する場所に設置エリアが被っている
ならば、検討する価値はあるだろう。
source:ITmedia Mobile
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