(iPhone)近接センサー故障
近接センサーとは、通話の際、iPhone本体を耳元につけたときにタッチパネルの誤作動を抑止するセンサーです。この機能をシステムする部品を私たちは近接センサーと呼んでいます。
近接センサーはフロントカメラの真横に位置しており、ほとんど故障する事はありません。実際にダイワン新宿本店にも近接センサーが故障して来客されたという方はこれまでに一度もおられません。
唯一、この部品は画面割れや液晶不良/タッチ不具合などの修理で必ず取り外す部品の為、この部品の取付精度が甘いと近接センサーの動作に異常を起こすため、技術者はこれらの修理を一通り終えた後に近接センサーの動作が正常であるかを厳しくチェックする必要があるのですが、これが甘いと、近接センサーの反応が悪くなり、通話中にiPhoneを耳元に持ってきた際にタッチパネルが誤作動を起こしてしまう、といったケースが考えられます。
その為、当店では修理スタッフが修理後のiPhoneに対してすべての動作が正常であるかを徹底的に確認しています。
さらにこの部品は、角度的に目視では見えない状態で本体に取り付ける必要があり、高い取付精度を維持するためには、技術者の経験値と感覚が要求されます。
普段アイフォンを使っていてもこのような部品の存在は分かりませんが、iPhoneには約1,300点(iPhone6)もの小さな部品が搭載されており、それらの部品によるあらゆる動作の正常性をチェックすることは私たちのような修理店では日常です。