iPhoneがWi-Fiに繋がらない・繋がりにくい・通信速度が遅い場合に、どのような対処を行えばWi-Fi接続を復旧することができるのでしょうか。
近くにWi-Fi環境があるにも関わらずLTEや4Gの表示が出ると、モバイルデータ通信量(GB)のことを気にしてストレスが溜まってしまいますよね。 快適にYoutubeなどの動画サイトやSNSを利用するためにも、Wi-Fi環境を復旧させましょう。
当記事では、iPhoneがWi-Fiに繋がらなくなってしまった時に試したいこと、Wi-Fiの通信速度が遅いと感じるときの対処法などを解説していきます。
iPhoneのWi-Fi接続に関するトラブルは、iPhone本体の問題かWi-Fiネットワーク環境の問題が考えられます。
Wi-Fiに繋がらない・繋がりにくい原因を考えることで、適切な対処を行うことができます。
iPhoneのWi-Fi接続がオンになっているかどうかを確認しましょう。
iPhoneには、コントロールセンターでオン/オフするWi-Fi設定と、設定アプリ内でオン/オフを切り替えるWi-Fi設定が存在します。
Wi-Fi接続がオフになっていると、当然LTEや4G、5Gなどのモバイルデータ通信しか利用できなくなってしまいますので気を付けましょう。
iPhoneをフリーWi-Fi以外のWi-Fiに接続する場合は、あらかじめ接続先を指定する必要があります。
自宅や仕事場のWi-Fiや、公共施設のWi-Fiに接続するときには、適切なWi-Fiネットワーク名と必要であればパスワードを設定しないといけません。
普段接続しているWi-Fiでも何らかの理由でパスワードを設定しなおさなければいけないという場合もありますので、念のためWi-Fiの接続設定を見直してみましょう。
iPhoneのiOSソフトウェアに何らかの不具合があり、Wi-Fiに繋がらない状態になっているのかもしれません。
ネットワーク設定のリセットや、iOSアップデートを実施することでWi-Fiに接続できるようになる可能性があります。
iPhone本体の故障により、Wi-Fiに繋がらない・繋がりにくい状態になっている可能性も考えられます。
iPhoneにはWi-Fiアンテナと呼ばれる部品が内蔵されており、落下による衝撃や水没などによりWi-Fiアンテナが故障すると、Wi-Fi接続の問題が発生します。
設定やソフトウェアを確認してみてもWi-Fiの症状が改善されない場合には、一度iPhone修理店に相談してみましょう。
公共の場所や飲食店などで利用できるフリーWi-Fiは誰でも無料で利用できる反面、通信速度や接続が安定しないことがあります。
iPhone側でWi-Fiに接続されていると認識されているのに「インターネットに接続されていない」と表示される、ページの表示が遅いときには、低速なフリーWi-Fiスポットに繋がっている可能性があります。
このような低速なフリーWi-Fiスポットを自動的に拾ってしまうときには、一時的にWi-Fi接続をオフにしてモバイルデータ通信を利用するようにしましょう。
Wi-Fi接続に必要となるWi-Fiルーター(無線LANルーター)が正しく設定できていないと、iPhoneをWi-Fi接続することはできません。
市販されているWi-Fiルーター本体には、Wi-Fiネットワークが利用できるかを表示するためのランプが備わっていますので、ランプが正しく点灯しているかを確認してみましょう。
また、Wi-Fiルーターのランプが点灯していない・新しく設置した自宅や仕事場のWi-Fiに繋がらないときには、ルーターのネットワーク設定を見直してみましょう。
また設定とは異なりますが、Wi-Fiルーターの電源がオンになっていない・正しく配線できていないなどの可能性も考えられます。
Wi-Fiルーターが正しく設定されていても、大元のネットワーク回線が繋がっていなければWi-Fiに接続することはできません。
ついさっきまではWi-Fiに繋がっていたのに、急にWi-Fi繋がらなくなったときには、ネットワーク回線を契約しているプロバイダや回線で障害が発生しているなどで、一時的にインターネットやWi-Fiが利用できなくなっている可能性があります。
もしiPhone以外の機器もWi-Fiに接続できない場合には、ネットワークの障害情報を確認するか、しばらく待ってからWi-Fiが繋がるか確認してみましょう。
iPhoneがWi-Fiに繋がらないときには、原因にあわせた対処法を実践することで改善することができます。 Wi-Fi接続トラブルの原因は、先ほど紹介したように「iPhone本体の問題」と「Wi-Fiネットワーク環境の問題」にあるため、これらを切り分けて考えると問題に対処しやすくなるでしょう。
一時的なソフトウェアの不具合の場合、一度iPhoneの電源を切ってから入れ直すことで症状が改善されることがあります。
「あれ?」と思ったら、iPhoneを再起動して様子を見てみましょう。
まずはiPhoneのコントロールセンターでWi-Fiのオン/オフを切り替えてみましょう。
コントロールセンターは、iPhone 8以前の機種ならホーム画面で画面下から上に向かってスワイプ、iPhone X以降の機種なら画面右上から下に向かってスワイプで開くことができます。
続いて、設定アプリからWi-Fiのオン/オフを切り替えてみましょう。
手順:[設定]アプリを開く > [Wi-Fi]を開く > [Wi-Fi]をタップで切り替える
機内モードを一度オンにしてからオフに戻すと、iPhoneの通信機能を一時的にリセットすることができます。
繋がらない・繋がりにくいWi-Fiの接続先設定を削除し、設定しなおしてみましょう。
手順:[設定]アプリ> [Wi-Fi] > 接続したいネットワーク名を選択する >[このネットワーク設定を削除] > [削除]
設定アプリからiPhoneのネットワーク設定をデフォルトにリセットすることでWi-Fiの症状が改善される可能性があります。
「ネットワーク設定をリセット」すると、Wi-Fiの接続先設定やVPNの設定、テザリングの設定もリセットされてしまいますので、実施後にはこれらを再設定する必要するようにしましょう。
手順:[設定]アプリ> [一般] > [リセット] > [ネットワーク設定のリセット]
iOSソフトウェアに問題がある場合、iOSソフトウェアアップデートを行うことで症状が改善できるかもしれません。
手順:[設定]アプリ > [一般] > [ソフトウェア・アップデート]
から、最新のiOSバージョンを確認して、利用できるiOSバージョンがあれば[ダウンロードしてインストール]してみましょう。
ルーターがネットワークに接続されていなければ、Wi-Fiを利用することはできません。
ルーターの電源が入っているか、LANケーブルや電源ケーブルが正しく接続されているかを確認しましょう。
ルーターのPOWERランプやINTERNETランプが正常に点滅していれば問題ありませんが、点滅や消灯している場合にはネットワークの状態やケーブルを確認してください。
Wi-Fiルーターとモデムに何らかの不具合がありネットワークに接続されていない可能性があります。
それぞれ機器のコンセントを抜き、5分以上待ってからコンセントを差し直すことで再起動を実施してください。
ルーターに備わっている再起動ボタンやリセットボタンでは症状が改善されないことが多いため、必ず電源を切ってから時間をおいてから電源を入れ直すようにしましょう。
iPhone自体の設定やアップデート、さらにネットワーク環境やWi-Fiルーターなどの環境を見直してもWi-Fiに繋がらない・繋がりにくい場合にはiPhone本体の故障が考えられます。
iPhone内部の部品などが故障していると、ユーザー側ではこれ以上対策を取ることはできませんので、iPhone修理店などの専門家に診断と修理を任せましょう。 もし故障がなかった場合でも、思いもよらない解決法が見つかるかもしれません。
iPhoneのWi-Fi設定画面やコントロールセンターで、Wi-Fiのアイコンが灰色になりオン/オフが切り替えられない状態になっていることを「グレーアウト」と呼びます。
グレーアウトは圏外病と並びiPhoneによくある不具合で、iOSソフトウェアあるいはiPhoneの基板やWi-Fiアンテナに問題があると考えられています。
iPhoneのグレーアウトが発生したときにもこちらの記事で紹介している対処法が有効ですが、単純にWi-Fiに繋がらないケースよりも症状が深刻な場合が多いです。
お使いのiPhoneにWi-Fiのグレーアウトが発生した場合にも、iPhone修理ダイワンテレコムまでご相談ください。
iPhoneのWi-Fi接続に関する不具合の原因と解決法を紹介してきました。
Wi-Fiがうまく繋がらないとモバイルデータ通信量(GB)がすぐに増えてしまい、SNSやYoutubeなどの動画サイトが快適に視聴できなくなって困りますよね。
Wi-Fi接続の不具合ではiPhone本体の故障というケースはあまり見られませんので、比較的ユーザー側で解決しやすい症状です。
とはいえ、解決方法が分からない・なかなか直らないといった場合にはお近くのiPhone修理ダイワンテレコム店舗までお気軽にお問い合わせください