おはこんばんにちは、今池店の菊地です。
iPhoneXが突然リンゴループになったら困惑してしまいますよね。
今回はシンクに落下してからiPhoneXがおかしくなってしまった経緯と復活するまでをレポートとしてご紹介します。
前日、シンク(数センチ水が溜まった場所)に本体上部から落下させてしまった時から症状がジョジョに悪化
"TrueDepthカメラで問題が検出されました”と表示されFACE IDが使えなくなり、
最終的にはリンゴループになって使えなくなってしまったと言う状況です。
お客様からヒアリングした時は"水が溜まったシンクに落下した"との事だったので水没が原因によるリンゴループかと思っていました。
しかし、念には念を"百聞は一見にしかず"という事で早速iPhoneXをお預かりして開封して見ることにしました。
上が実物の写真です。
結果から言うと水没はしてませんでした。
水没じゃなければ落下の衝撃による基盤故障!?かとも思いがちですが
基盤故障と断定する前に”もう一つチェックする箇所”があります。
それは部品の故障です。
iPhoneXのみならずこれまでのiPhoneでも同じように部品の故障起因よるリンゴループが起こる事があります。
と言うわけで様々な部品検査をした結果
イヤスピーカーの故障と判明!
このイヤスピーカーの故障によりリンゴループが発症していたようです。
具体的にはこの壊れたイヤスピーカーを外して起動させることでリンゴループから脱出できました。(システムエラーが起きていたのでiTunesにて一度復元しました)
残念ながら復元後はデータが消えます。
Hola...
"使用できるようになればOKと言う場合"は今回の方法でひとまず解決です。
ですが結局、途中で異常があったTrue Depthカメラは復元後も壊れたままだったのでFACE IDが使えなくなってしまったようです。(True Depthカメラは交換するとFaceIDが使えなくなります)
イヤスピカーは後日交換予定です。
今回のような水没、落下、リンゴループと言う極めて複雑な状況・症状で修理店へご相談されるお客様の心中は"藁をも掴む思い”であることがよくわかります。実際今までにあったお客様から聞いた事例ではとある修理店で見積もりを依頼したところ上記のキーワードを聞いただけでiPhone本体も見ずに「それは水没が原因なのでバッテリー交換は必須で液晶画面の交換すると4〜5万です」と言われたそうです。本体すら見ずに"原因は水没です"の断言はもはや神の領域です。
兎に角、修理店は病院と同じで医者=修理する人よって診る方法や判断基準も違えばキャリアも違う訳なので例えばその症状がただの風邪なのかインフルエンザなのかを検査をせずに注射をバンバン打つような病院には気をつけて頂きたいと思いますので私個人の意見としてもセカンドピニオンはオススメです。
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