水没しているか確認する方法

[公開日:2017/09/29]

 

こんにちわ!

iPhone修理専門店

ダイワンテレコム大宮店

修理スタッフのYKです。

 

 

 当店の修理依頼は画面割れ、バッテリー交換の件数が大半を占めておりますが、最近はカメラ交換、アウトカメラレンズ割れ修理、ドックコネクタ交換といった内部パーツの修理件数も増えています。その中でも「Lightningケーブルを挿しても認識しない」「認識はしているがいつまでたっても電池残量が増えない」といった充電トラブルの症状が多く寄せられており、この場合当店ではバッテリー交換、ドックコネクタ交換で改善を試みます。ほとんどのこういった不具合は部品交換で改善しますが、部品交換でも改善しないケースが1つあります。

 

それは水没です。

 

 水没は恐ろしいことに、一度ロジックボード(基盤)に水が浸ってしまうと本体内部の金属部品に化学反応が発生し、ショート・腐食・劣化を引き起こしてロジックボードを故障させてしまいます。水に浸かってしまったiPhoneは通常通りに使用することは非常に難しく、水没修理で基盤を洗浄し一時的に起動させることは出来ても、時間経過と共に充電トラブルなどの不具合が発生することがあるため、当店では水没の痕跡を確認次第、お客様にバックアップと新しく機種変更することを強く勧めております。又、iPhoneを水に浸けたことがなくても、湿気の多いところに長時間放置するだけで結露してしまうこともあるため、湿気に対しても注意が必要です

 

 

 iPhoneの水没の痕跡を確認するには、実際に当店のようなiPhone修理業者に修理依頼し、分解してみないと確認することができません。しかし、水没の症状にはいくつか特徴があるので、以下のような症状がある場合は早急にバックアップとり、すぐにデータ移行を行えるよう備えておく必要があります。

 

 

・充電ができない・・・Lightningケーブルを挿しても認識しない。この場合iTunesに接続することが不可能になるので、iCloudなどのサードパーティのクラウドサービスでバックアップを取る必要があります。

 

 

・液晶画面に色の滲み・・・液晶画面の淵全体に色ムラ、シミのようなものが映る。これは液晶/バックライトに水が浸入したことにより生じる症状です。この他にもタッチ不良、ゴーストタッチなどの症状があります。

 

 

 

・ボタン操作が効かない・・・サイドボタン、電源ボタン、ホームボタンが反応しない。iPhoneのボタンは全てロジックボードにケーブルで接続されています。コネクタの腐食・劣化によって操作が効かなくなるという症状があり、この場合ケーブルを交換しても改善するこはありません。

 

・本体が重くなる・・・水没するとロジックボードとバッテリーは水分を含んでしまうため少し重くなります。これは正常な同機種と比較するのが確認しやすいでしょう。実際に比較して重くなっていた場合、多くの水を含んでいる可能性があるので、絶対に電源に触れてはいけません。

 

 

 通常通りに使用することができても、時間経過で不具合が発生するのが水没の恐ろしさでもあるので、水に浸かってしまった場合はすぐに電源を切り、早急にお近くのiPhone修理専門店で診てもらいましょう

 

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