機械学習の開発を行うスタートアップ企業Spectral EdgeをAppleが買収したとの情報をBloombergが報じました。
スタートアップ企業Spectral Edgeですが、正確な色彩表現でより鮮明なスマートフォン写真を作る為に機械学習を用いる手法を選んでいます。
この手法とは赤外線画像を通常の画像と掛け合わせるもの。
「特許取得済みの画像融合技術とディープラーニングを組み合わせ、あらゆる画像のより詳しい色彩、細部、透明度の情報を抽出する」ということを強調しています。
なぜこの企業を買収したのか?
それはSpectral Edgeの技術をAppleがiPhoneのカメラアプリに応用できるということは想像ができますよね。
Appleでは既にカメラ画質を向上させるためにHDRやDeep Fusionといったことなどを多くの画像処理で行っています。
5つのカメラが特徴であるNokia 9 PureViewのレンズなどを供給するZeissの最高経営責任者であるミヒャエル・カシュケ氏ですが、今年7月に「コンピューテーショナルイメージングはまだ初期段階にあり、複数のレンズを使ったスマホでのカメラ撮影は発展途上である」といった内容を述べています。
このコンピューテーショナルイメージングはスマホの画像処理技術に対して今後も大きな発展が期待できるという点です。
カシュケ氏によれば「カメラの解像度が高ければ高いほど良いというわけではなく、スマホのカメラは4,000万画素で十分」といった独自の意見も一緒に述べてもいます。
今後のiPhoneは更にカメラ性能が向上していくことが想像できますね。
Source:Bloomberg via 9to5Mac
Source:iPhoneMania
Photo:Apple