iPhone12の外観・仕様・発売日など噂まとめ(2020年1月版)

[公開日:2020/01/23]
筆者: 新宿本店

2020年秋に発売される見込みの新型iPhone。

外観や性能・仕様、発売日などに関する噂が、例年以上に早いタイミングで出回っており、iPhone 11シリーズの発表・発売前から、「2020年にはこんなiPhoneが登場する」といったリーク情報が溢れていました。

iPhone 12は、Qualcommとのスッタモンダのあげく、屈辱的な和解を経てようやくモデム供給に漕ぎつけ、Appleが鳴り物入りで発売する初めての「5G」対応iPhoneであるため、どうしても、iPhone 11シリーズには注目が集まらず、多くのiPhone愛好家が購入を「スルー」する傾向が強かったようです。

実際、筆者もiPhone 11シリーズの購入は見送りました。

やはり、5G対応になってから買おうという意識があった事は否めませんし、iPhone 11を「本命」までの繋ぎモデルと認識していた部分もあった事もまた事実ですが、知人や家族が購入した「11」を触らせて貰ったところ、少なくとも「超広角レンズ」による写真は非常に新鮮で、その1点だけにおいてさえ「しまった、買えば良かった」と思わせるに充分でした。

今回は、そんな悩ましさの元凶たる2020年版新型iPhoneについて、令和2年1月現在の噂をまとめてみる事にいたします。

2020年秋に発売予定の新型iPhone 12関連の噂

以下は、2020年1月現在で筆者が耳目にした次期iPhoneに関係する情報や噂をまとめたものです。

主に、Apple製品の情報の正確さに定評のある、ミンチー・クオ氏を出所とした情報を基本に、関連する情報を検索して付きすべきことがある場合には、それも加えて記しています。

ネーミングは「iPhone 12」、3種類の画面サイズで4モデル

画像出展:https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw

2020円秋発売予定の新型iPhoneの名称は、iPhone 11の流れを汲む「iPhone 12」であろうと言われています。

iPhoneは、従来のホームボタン仕様の機種名は「iPhone+数字(及びS)」でしたが、10周年記念モデルiPhone Xで全画面仕様になった際に、ローマ数字の「X」に変更し、翌年2018年も「XS」「XS MAX」「XR」とローマ数字によるネーミングを継承しました。

しかし、2019年モデル「iPhone 11」でアラビア数字によるナンバリングに戻しており、1年でネーミングルールを変更する事は考えにくいため、2020年モデルは「iPhone 12」であろうと言う事です。

iPhone 12は、画面サイズが3種類で、ディスプレイ・パネルの種類で4機種が発売されると見込まれています。

・ 5.4インチ … iPhone 12 有機ELパネル(OLED) … NEW!!
・ 6.1インチ … iPhone 12 (MAX) 有機ELパネル(OLED) … iPhone 11後継
・ 6.1インチ … iPhone 12 Pro 有機ELパネル(OLED) … iPhone 11 Pro後継
・ 6.7インチ … iPhone 12 Pro MAX 有機ELパネル(OLED) … iPhone 11 Pro MAX後継

全モデルとも「有機ELパネル(OLED)」が採用され、下位モデルであっても液晶パネルは使われなくなります。

iPhone 11・11 Pro・11 Pro MAXの後継機が1台ずつ用意され、最小サイズはより小さく、最大サイズはより大きくなります。

また、5.4インチが「iPhone SE2」だとする情報もありましたが、過去に5.4インチの画面サイズを持ったiPhoneは発売されていないため、

『旧モデルの筐体と、最新モデルの機能・性能を組み合わせて製作される「SE」の原則』

に当てはまりませんので、5.4インチは、正常進化モデルの1バリエーションと見て良いと思います。

5.4インチはiPhone SEの外形サイズとほぼ同等の小型iPhone

中でも注目なのは、5.4インチモデルです。

新たにラインナップに加わるこの最も小さいサイズのiPhoneは、「SE」を名乗る事はなく、iPhone 12の1バリエーションとして登場するものの、実は、この5.4インチという画面サイズは、「小さな名機」と謳われたあのiPhone SEの外形の対角線の長さにほぼ一致するサイズです。

1インチは2.54cmなので、5.4インチは137.16mmになりますが、iPhone SEの縦×横の外形寸法から算出できる対角線の長さは136.97mmです(※)。

※ 縦123.8mm(A)×横58.6mm(B)から、[(A)二乗+(B)二乗]の√(ルート)で算出される対角線(C)は136.97mm

多少の縦横の長さの変動はあるはずですし、画面サイズにベゼル分だけ大きい事を加味しても、5.4インチのiPhone 12は、ほぼiPhone SEのサイズ感であろうと想像されます。

2020年3月に発売されると噂の「iPhone SE2」(※)はiPhone 8の筐体を流用するとの事で、「小さな高性能iPhone」を求めていた「SEファン」は多少ガッカリしたかもしれませんが、Appleは、正常進化版の方に「小さな高性能iPhone」の血統を残してくれるようです。

※ iPhone SE2関連記事はこちら: iPhoneSE2はiPhone9なのか?iPhone SE2の噂

画面はノッチレスの完全べセルレス化

画像出展:twitter.com/BenGeskin

iPhoneやAndroidスマートフォンのリークで著名なBen Geskin氏は、自身のTwitterで画面上部にノッチが全くない完全ベゼルレスのデザインを公開しています。

Geskin氏は、Tweet内で『One of the 2020 iPhone prototypes has 6.7-inch display with Face ID and TrueDepth camera system housed in the top bezel.』(2020年のiPhoneプロトタイプの1つには、Face IDとTrue Depthカメラシステムが上部ベゼルに収容された6.7インチディスプレイがある)と述べています。

つまり、カメラサイズを小さくできた事によりベゼル内に収める事ができ、その結果、ノッチレスの完全全画面となったという訳です。

外観デザインはiPhone 4へ回帰

画像出展:https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw

過去のiPhoneの中でも、美しさの点で未だにファンの多いiPhone 4/4sですが、iPhone 12では、その人気デザインへの回帰が行われるようです。

箱大型で、周囲をステンレスの帯が取り囲み、側面のエッジが立ったあのデザインですが、これは単なる「懐古趣味」によるものではありません。

iPhone 12は、5G通信に対応するため、アンテナの性能・効率が従来モデルよりもさらに重視するためのデザイン変更と言われています。

画面は4モデルとも有機ELパネル(OLED)採用

画像出展:apple.com

iPhone 11シリーズでは、上位の2モデル(Pro/Pro MAX)に有機ELパネル、ミドルクラスを担う売れ筋のiPhone 11には液晶パネル(LCD)が採用されていますが、iPhone 12では、全てのモデルに有機ELパネル(OLED)が採用されるとみられます。

さらに、上位2モデルでは、120Hzのリフレッシュシートが採用されると予想され、もし採用されれば、iPad Proのようなヌメヌメとした感触の滑らかでスムーズな動作が期待できます。

カメラは、デュアルレンズとトリプルレンズが2機種ずつ

画像出展:https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw

カメラのレンズ構成は、iPhone 12の下位モデル(5.4と6.1インチ)はデュアルレンズ仕様、上位モデル(6.1と6.7インチ)ではトリプルレンズ、もしくは、トリプルレンズ+ToFセンサーの4眼レンズとなる見込みです。

ToFセンサーが搭載されれば、光の飛行時間を利用して三次元情報を計測できるようになり、離れた場所にある被写体の深度を認識できるようになるため、現在のポートレートモードでの写真撮影時に細いものがきえてしまう(例えばドリンクに刺さったストローなど)事が改善されるとみられ、iPhoneの写真撮影がさらに進化するとされています。

CPUチップはA14 Bionicに進化

画像出展:apple.com

iPhone 11に搭載されたA13 Bionicが正常進化して、「A14 Bionic」になると言われています。

現行A13 Bionicは、1つ前のA12に比べて「20%の性能向上」と、「40%の省電力化」を実現しており、iPhone 11 Proは、iPhone XSよりも4時間も駆動時間を延ばしていますので、A14 Bionicでさらに省電力化が進めば、バッテリーの持ちはさらに向上する可能性があります。

しかし、反面、5G対応などバッテリー消耗も大きくなるため、同の程度の起動時間の延びが実現されるかは不透明です。

上位モデルRAMは6GBへ ストレージは1TB登場か?

iPhone 11でもRAMの増量がきたいされていて、少なくとも「Pro」は6GBになるだろうという予想を裏切って4GBのままでした。

さすがに今回は、そのままという訳にはゆかず、上位モデル2機種でRAMを6GB化が行われるのではないかと予想されています。

また、年々増加するストレージ使用量に対応するため、上位モデルにはついに「1TB」モデルが登場するかもと言われています。

iPhone 12が64GB(または128GB)・256GB・512GBの3種類のストレージ、iPhone 12 Proが、128GB・512GB・1TBの3種類のストレージといった具合かもしれません。

画面内認証で指紋認証が復活、Face IDも継続

画像出展:apple.com

iPhone X以降の全画面モデルでは、ホームボタンがなくなったために認証方式は顔認証のみとなっていましたが、やはり、マスク装着時や、暗所などでは上手く認証できないケースもあり、他社Android端末では、顔+指紋のダブル認証がスタンダードになりつつありますが、iPhone 12では、ようやく画面内認証が可能となり、指紋認証が復活する模様です。

Face IDは廃止されて指紋認証のみになるという噂もありますが、顔認証も残しつつ、指紋認証との併用との予測が多数を占めていますが、画面内蔵型指紋認証は2021年にズレ込むとの予測もあります。

また、関連して画面上の「ノッチ」について、全くノッチのないフル全画面となるという情報や、ノッチの大きさがかなり小さくなって、目立たなくなるという噂もあるようです。

ミンチー・クオ氏によれば、顔認証と指紋認証は「どちらか」ではなく、併用する事でお互いを補完関係になると言い、2021年以降に2つの認証方式を備えるモデルが登場すると予測しています。

USB-Cは見送り Lightningコネクタが継続

画像出展:https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw

コネクタは、iPhone 12でもLightningのままでUSB-Cへの換装はなさそうです。

また、付属する「電源アダプタ」や、充電コードに関する情報は見つからず、従来通りの5Wのアダプタに、USB-A+Lightningケーブルが付属するようです。

正直、そろそろ5Wのアダプタはもう少し大きなものに変更して欲しいですし、充電アダプタ側の接続はUSB-Cへの換装を望みたい処です。

5G通信に対応 上位モデルはミリ波も

画像出展:https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw

5G通信への対応は、2020年版iPhoneの「肝」とも言える部分です。

屈辱的な敗北を受け入れてまで手に入れる事ができたQualcommの5Gモデムによって、Appleはようやく5G対応iPhoneを発売する事ができるようになりました。

iPhone 12の4モデル全てで5G(サブ6)に対応するものの、上位モデル2機種では「サブ6+ミリ波」仕様となるとの事です。

日本国内の5Gでは、サブ6には3.7GHz帯および4.5GHz帯が割り当てられ、ミリ波には28GHz帯が割り当てられていますが、ミリ波は直進性が強く、ほとんど「回り込み」(※)や「通り抜け」を期待できないと言います。

※ かつて日本の通信キャリアでは、都市部などのビルが多い場所などでも回り込みやすい性格を持つ周波数800mHz帯を「プラチナバンド」と呼んで、その受信しやすさを訴求していました。


NTTドコモをはじめ、大手通信キャリアは、2020年春からの5Gサービスの実用化を発表していますが、実用サービスが開始になったからと言って、いきなり、4Gの100倍のスピードが出る訳ではありません。

当初はもっと低い速度からの提供で、試験や実用を経ながら徐々にスピードアップしてゆくものと見られる上、アンテナなどの通信ッ設備が全国に行き渡るには数年を要する事から、2020年にサービスが開始されたからと言って、日本全国で超高速通信がりようできるわけではないので、iPhoneが5Gに対応するからと言っても、過度な期待は裏切られる事になりそうです。

Apple Pencilへの対応、Air Podsが付属

あまり多くでは目にしませんでしたが、一部で、Apple Pencilに対応するとの噂にも出会いました。

6.7インチの最大サイズのモデルでないと、ペンシルの方が大きいという妙な具合になってしまいそうですが、ペンシルが使えるようになること自体は、利便性が向上するのでぜひ対応して欲しい噂です。

また、付属するイヤホンが「Air Pods」になるという噂にも接しましたが、同様の情報は多くはありませんでした。

発表日・発売日について

機種 発売年 発表日 予約開始日 発売日
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max 2019年 9/11(水) 9/13(金) 9/20(金)
iPhone XS/XS Max 2018年 9/13(木) 9/14(金) 9/21(金)
iPhone XR 2018年 9/13(木) 10/19(金) 10/26(金)
iPhone X/8/8 Plus 2017年 9/13(水) 9/15(金) 9/22(金)
iPhone 7/7 Plus 2016年 9/8(木) 9/9(金) 9/16(金)
iPhone 6s/6s Plus 2015年 9/10(木) 9/12(金) 9/25(金)

iPhone 6s/6s lsが発表・発売された2015年以降の、日本国内での発表日・予約開始日・発売日の一覧表です。

9月10日前後の第2木曜日に発表される事が多く、発表日から1週間+αの金曜日に初合いというパターンが最も多いので、このパターンを2020年に当てはめてみると、「発表日:9月10日(第2木曜日)」「発売日:9月18日(8日後)」という事になります。

2019年は、ミドルクラスのiPhone 11も、アッパークラスのiPhone 11 Pro/11 Pro MAXも同日発表・同日発売でしたが、2017年には、発表は同時位だったものの、iPhone XS/XS MAXが先行して発売となり、iPhone XRは約1カ月遅れの発売でした。

今回は、例年にない4モデルもの新型iPhoneが発売との事で、もしかすると、上位モデルと下位モデルを分けて発表・発売する可能性もありそうですが、iPhone 11と、11 Pro/11 Pro MAXを同日発表・同日発売に戻している事から、日を分けての発表・発売はあまり販売上、好ましくなかったのかもしれません。

そう考えると、「発表日:9月10日(第2木曜日)」「発売日:9月18日(8日後)」に一気に4モデル発表・発売となるかもしれません。

なお、iPhone 12の価格についてはまだ噂は収集できませんでした。

もっと、7発表日が近くなれば価格に関する噂も出回ると思われます。

2020年1月現在のiPhone 12に関する噂 まとめ

画像出展:https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw

2020年1月現在で収集できるiPhone 12関連の噂をまとめてみました。

今年の新型iPhoneの噂の出方は例年になくかなり早いと感じます。

やはり誰もが、5G対応する2020年モデルに寄せる期待が大きいのだと感じます。

また、例年、ミンチー・クオ氏の情報の精度の高さには定評がありますが、「ああかもしれない」「こうかもしれない」といったクオ氏の予想と大きく異なる噂や情報があまりなく、すでに誰かが実機を見てきたかのような「確定的」に語られる噂が多いことが特徴です。

台湾のナンチャラ言う企業のリーク写真だの、中国の工場従業員の話し等の、毎年お馴染みの「怪しげな情報」がほとんどないのが不思議です。

実際の発表までには、まだまだ時間がたくさんあるので、これから、様々な噂が出てくるのかもしれません。

自分の期待や願望の乗せた次期モデルを語っている間が楽しい…と言うのは、これもまたiPhoneの楽しみ方の1つかもしれません。


参考URL:
https://www.youtube.com/watch?v=JA8dbIuaZZw
https://twitter.com/BenGeskin/status/1177242732550610945

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