iOS 12からiOS 11に戻す方法

[公開日:2018/07/11]
筆者: 梅田店

 iOS 12からiOS 11に戻す方法

iPhone修理のダイワンテレコム梅田店です。

多くの新機能が追加されたiOS 12。非常に便利なOSですが、まだベータ版であるため多くの不具合が残っています。デベロッパー向けにiOS 12の最新バージョンが更新されていますが、一般ユーザーが通常通り使用するにはまだまだ不安定です。

私自身、自分のiPhone XにiOS 12プレビュー版をインストールして一週間程度使用していましたが、以下の不具合が発生しました。

・カメラアプリが起動しない。

・写真アプリの編集ボタンをタップすると再起動が始まる。

・特定のサードパーティアプリが正常に機能しない。

・非常に熱くなる。

・インターネットの読み込みが終わらない。

・Wi-Fiが一切使用できない。

 

海外のiPhone情報ブログ「iPhoneHacks」によると、以下の不具合も現在発見されているそうです。

・App Storeを開くと「App Storeに接続できません」とエラーが表示される

・Skypeにログイン後、強制終了してしまう

・「Real Racing 3」などEA製のゲームを起動するとクラッシュしてしまう

・パーソナルホットスポットが機能しないことがある

・多くのアプリでバッジによる通知が正しく機能しない

・辞書機能が使えない

・人気ゲーム「フォートナイト」がうまく動作しない

・Facebook Messengerで、会話を切り替えるとキーボードに不具合が出る

・Wi-FiモデルのiPadに、携帯電話ネットワークのアイコンが表示される

・一部のアプリで、キーボードの予測入力に重複がある

・銀行のアプリの一部が正しく動作しない

・通知関係の設定のオン/オフを操作すると設定アプリがクラッシュする

・iOS12ベータ1ではPandoraアプリが動作しない

・一部のiOSデバイスではSafariの提案機能が動作しない

・メッセージでカメラを使うと一部のエフェクトが機能しない

 

一時的なものと恒常的なものがありますが、いずれにしても不便なので、iOS 11.4に戻しました。

今回は、いくつかある中で最も確実で簡単なiOS 11.4への戻し方を紹介します。

 

用意するもの

・iOS 11.4の時にとったバックアップ

・iOS 12がインストールされているiPhone

・最新版のiTunesがインストールされているPCもしくはMac

・iPhoneとPC/MacをつなげるLightningケーブル

 

Step1, iPhoneをリカバリモードにする

iPhoneをPC/Macに接続し、PC/Mac側でiPhoneの接続が認識されていることを確認します。この時点でiPhoneが認識されていない場合は作業を中断し、原因を突き止めてください。

 

iPhoneが認識されている状態で、iPhone側で以下の操作を実行します。

iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus の場合:音量を上げるボタンを押して、すぐに放します。音量を下げるボタンを押して、すぐに放します。続いて、「iTunes に接続」画面が表示されるまでサイドボタンを押し続けます。

iPhone 7 または iPhone 7 Plus の場合:サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に押し、「iTunes に接続」画面が表示されるまで押し続けます。

iPhone 6s 以前、iPad、iPod touch の場合:ホームボタンと上部のボタン (またはサイドボタン) を同時に押し、「iTunes に接続」画面が表示されるまで押し続けます。

 

リカバリモードに入ると以下のような画面がiPhoneに表示されます。

 

 

iPhoneがリカバリモードに入ると、PC/MacのiTunesに以下のポップアップが表示されますので、「復元」を選択します。

 

次に以下のポップアップが表示されますので、「復元とアップデート」を選択します。

この時点で、iTunesにiOS 11.4がダウンロードされていない場合、iOS 11.4をインストールをするための確認ポップアップが表示されますので、「次へ」 > 「同意します」を選択します。

iOS 11.4へのダウングレードが開始しますので、絶対にiPhoneとPC/Macの接続が切れないように注意しましょう。ここで切断すると、iPhoneが完全に起動しなくなる恐れがあるので、振動の無い机などで放置しましょう。

 

iPhoneのダウングレードが完了すると、iTunesに以下の画面が表示されます。

iPhoneで使用していたApple IDがリンクされているので、サインインしてアクティベーションロックを解除します。

アクティベーションロックが解除されると、以下の画面に切り替わり、復元するデータを選択します。このとき、iOS 12の時に取ったバックアップは絶対に選択しないようにしましょう。ここで選択するデータはできればiOS 11.4の時のものが好ましいです。

復元中も絶対にiPhoneとPC/Macの接続が切れないように注意しましょう。ここで切断すると、iPhoneが完全に起動しなくなる恐れがあるので、振動の無い机などで放置しましょう。

 

復元が終わったら、「設定アプリ」 > 「一般」 > 「ソフトウェア・アップデート」を開き、iOSのバージョンを確認します。ここでiOS 11.4となっていれば完了です。お疲れさまでした。

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