iPhone修理のダイワンテレコム梅田店です。
多くの新機能が追加されたiOS 12。非常に便利なOSですが、まだベータ版であるため多くの不具合が残っています。デベロッパー向けにiOS 12の最新バージョンが更新されていますが、一般ユーザーが通常通り使用するにはまだまだ不安定です。
私自身、自分のiPhone XにiOS 12プレビュー版をインストールして一週間程度使用していましたが、以下の不具合が発生しました。
・カメラアプリが起動しない。
・写真アプリの編集ボタンをタップすると再起動が始まる。
・特定のサードパーティアプリが正常に機能しない。
・非常に熱くなる。
・インターネットの読み込みが終わらない。
・Wi-Fiが一切使用できない。
海外のiPhone情報ブログ「iPhoneHacks」によると、以下の不具合も現在発見されているそうです。
・App Storeを開くと「App Storeに接続できません」とエラーが表示される
・Skypeにログイン後、強制終了してしまう
・「Real Racing 3」などEA製のゲームを起動するとクラッシュしてしまう
・パーソナルホットスポットが機能しないことがある
・多くのアプリでバッジによる通知が正しく機能しない
・辞書機能が使えない
・人気ゲーム「フォートナイト」がうまく動作しない
・Facebook Messengerで、会話を切り替えるとキーボードに不具合が出る
・Wi-FiモデルのiPadに、携帯電話ネットワークのアイコンが表示される
・一部のアプリで、キーボードの予測入力に重複がある
・銀行のアプリの一部が正しく動作しない
・通知関係の設定のオン/オフを操作すると設定アプリがクラッシュする
・iOS12ベータ1ではPandoraアプリが動作しない
・一部のiOSデバイスではSafariの提案機能が動作しない
・メッセージでカメラを使うと一部のエフェクトが機能しない
一時的なものと恒常的なものがありますが、いずれにしても不便なので、iOS 11.4に戻しました。
今回は、いくつかある中で最も確実で簡単なiOS 11.4への戻し方を紹介します。
・iOS 11.4の時にとったバックアップ
・iOS 12がインストールされているiPhone
・最新版のiTunesがインストールされているPCもしくはMac
・iPhoneとPC/MacをつなげるLightningケーブル
Step1, iPhoneをリカバリモードにする
iPhoneをPC/Macに接続し、PC/Mac側でiPhoneの接続が認識されていることを確認します。この時点でiPhoneが認識されていない場合は作業を中断し、原因を突き止めてください。
iPhoneが認識されている状態で、iPhone側で以下の操作を実行します。
・iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus の場合:音量を上げるボタンを押して、すぐに放します。音量を下げるボタンを押して、すぐに放します。続いて、「iTunes に接続」画面が表示されるまでサイドボタンを押し続けます。
・iPhone 7 または iPhone 7 Plus の場合:サイドボタンと音量を下げるボタンを同時に押し、「iTunes に接続」画面が表示されるまで押し続けます。
・iPhone 6s 以前、iPad、iPod touch の場合:ホームボタンと上部のボタン (またはサイドボタン) を同時に押し、「iTunes に接続」画面が表示されるまで押し続けます。
リカバリモードに入ると以下のような画面がiPhoneに表示されます。
iPhoneがリカバリモードに入ると、PC/MacのiTunesに以下のポップアップが表示されますので、「復元」を選択します。
次に以下のポップアップが表示されますので、「復元とアップデート」を選択します。
この時点で、iTunesにiOS 11.4がダウンロードされていない場合、iOS 11.4をインストールをするための確認ポップアップが表示されますので、「次へ」 > 「同意します」を選択します。
iOS 11.4へのダウングレードが開始しますので、絶対にiPhoneとPC/Macの接続が切れないように注意しましょう。ここで切断すると、iPhoneが完全に起動しなくなる恐れがあるので、振動の無い机などで放置しましょう。
iPhoneのダウングレードが完了すると、iTunesに以下の画面が表示されます。
iPhoneで使用していたApple IDがリンクされているので、サインインしてアクティベーションロックを解除します。
アクティベーションロックが解除されると、以下の画面に切り替わり、復元するデータを選択します。このとき、iOS 12の時に取ったバックアップは絶対に選択しないようにしましょう。ここで選択するデータはできればiOS 11.4の時のものが好ましいです。
復元中も絶対にiPhoneとPC/Macの接続が切れないように注意しましょう。ここで切断すると、iPhoneが完全に起動しなくなる恐れがあるので、振動の無い机などで放置しましょう。
復元が終わったら、「設定アプリ」 > 「一般」 > 「ソフトウェア・アップデート」を開き、iOSのバージョンを確認します。ここでiOS 11.4となっていれば完了です。お疲れさまでした。
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