Apple、5Gモデム内製化も2020年に間に合わない

[公開日:2019/04/09]
筆者: 梅田店

こんにちは

アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。

 

2019年どころか、2020年にも間に合わない見込みとなってきたIntelの5Gモデムに痺れを切らし、Appleがついに5Gモデム内製化へシフトした模様です。

 

Apple、5Gモデム内製化も2020年に間に合わない

米メディア「Fast Company」が伝えるところによると、現在、iPhone向けベースバンドモデムチップを100%供給しているIntelに対して、Appleは、ベースバンド5Gモデムチップ「XMM 8160 5G」を2020年のiPhoneラインナップに搭載したいと考えていますが、開発に遅れが生じておりAppleが想定している納期に間に合いそうもないとの事です。

 

AppleとIntelの関係について、詳細筋の話として、Intelは求められている5Gチップの開発期限を過ぎてしまう事が予想されるため、AppleはIntelに対する信頼を失う事になったとも述べています。

 

 

そもそも、Intelモデムの100%採用には、Appleとクアルコムとの確執があり、Appleがクアルコム社製モデムを搭載できなくなった事に根本的な問題があり、現状ではどうしてもIntelに頼らざるを得ない事情があるわけです。

 

しかし、Appleの細部にわたる品質に対する要求や、価格に対するディスカウント要求は厳しく、Intelは本来主力であるべきで、収益性の高いデータセンターのサーバー向けチップなどの開発・生産の優先順位を下げてまで、Appleの要望に応えようとしています。

 

その事に対して、Intel内部からも異論が出始めているとも伝えられ、Apple側も今のままでは2020年にも5G対応iPhoneを発売できない事から、ついに、ベースバンド5Gモデムチップの内製化にシフトしたようです。

 

すでに、サンディエゴにある施設で、1,200~2,000人ものエンジニアが5Gモデムの開発に取り組んでおり、Intelやクアルコムから技術者を引き抜いたとされるAppleのモデム開発力は急成長していると言われています。

 

こうして、Appleで開発された新しいモデムは、台湾TSMCや、韓国Samsungに組み立てが発注されるとされますが、それでも、2020年のiPhoneへの搭載は難しいのではないかというのが一般的な見方です。

 

 

 

ライバル他社が2019年にラインナップする5G対応スマートフォンを、2020年にも発売できないとなると、Appleの痛手や損失は莫大なものになりそうですが、高価格帯モデルのみの展開や、クアルコムとの取引停止の問題など、最近のAppleの判断は果たして正しいと言えるのか、疑問を持たざるを得ません。

source:小龍茶館

Photo:intel

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