こんにちは。
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
Apple製品の生産を請け負っているFoxconnにおいて、中国本土の工場におけるiPhoneの生産台数が予想を上回るペースで回復傾向にあるとのことです。
Foxconnでは今年3月~4月の発売とされる「iPhone 9(iPhone SE 2)」の生産を行っていましたが、新型コロナウイルスの影響を受けて生産に遅れが出ていました。
Foxconnの工場では新型コロナウイルスの影響を受けて生産ラインの稼働が一時停止、2月中に生産を再開しましたが、本格的な生産再開は3月末を目途にするとしていました。
3月12日、Foxconn創業者であるテリー・ゴウ氏は中国本土での生産ラインについて「期待と想像以上に」回復していると述べました。
しかしながらFoxconnでは2月の収益が前年同月比で18.1%減となっており、2020年の収益見通しを大幅に削減しています。
中国での新型コロナウイルス感染者が減少傾向にある一方で、Apple製品の大きな市場である欧米においては感染者は急激に増加しています。
中国に次いで感染者が多くなっているイタリアでは13日時点の報道で感染者は1万5000人を超え、うち死者は1016人。
感染者が増えつつあるアメリカでは12日時点で感染者数1323人、うち死者38人となっています。
また、イタリアでは国内のApple Store17店舗がすべて閉鎖する措置が取られています。
Foxconnの創業者、ゴウ氏は米国での需要低下が懸念事項とし、その上で「生産が回復したとしても、消費者は製品にお金を使わない。消費は経済の回復の鍵である」と述べました。
また、感染が拡大しつつある日本・韓国の電子機器サプライチェーンについても懸念を表明しました。
欧米での感染拡大によって、世界中でiPhoneの需要が低下する可能性があります。
実際に新型コロナウイルスが猛威を振るい、交通規制や外出の自粛要請が行われた2月の中国においては、iPhoneの売上台数が50万台を下回り、前年同月比で60%もの減少となっています。
同じような傾向が欧米において見られないとは限りません。
特にイタリアにおいては政府より外出の自粛や、薬局・食料品店を除く店舗の営業禁止の措置がされており、消費の低下が懸念されています。
関連記事:Apple Store、中国では全店営業再開するもイタリアでは閉鎖に
新型コロナウイルス(COVID-19)による経済への影響は既に様々な形で表れています。
先日12日には、米による欧州からの入国制限を受けてNYダウ平均が大幅に下落するなどしています。
日本においても消費の低下により景気への懸念が高まっています。
WHO(世界保健機関)ではついにパンデミック相当であるとの発表がなされ、新型コロナウイルスの影響が世界中に広がっていることが伺えます。
流行の終息がいち早くなることを願うばかりです。
source:MacRumors
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