iPhone 12 の発売延期は決定的か A14チップの量産に遅延

[公開日:2020/03/26]
筆者: 梅田店

こんにちは。

iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム大阪・梅田駅店です。

 

2020年秋の発売が期待される「iPhone 12」に搭載される見込みであるSoC「A14」チップの量産開始が、当初予定されていた5月から7月~9月の第3四半期後半に延期されると、台湾メディアの工商時報より伝えられました。

SoCはスマートフォンの中核部品であるため、SoCの量産が後ろに遅れることはiPhone 12自体の生産の延期にも繋がります。

 

iPhone 12の発売時期も延期か

Appleは、iPhone 12に搭載するSoC「A14」について、台湾半導体メーカーのTSMCに生産を委託しています。

工商時報がサプライヤーから得た情報によると、TSMCで量産予定の5nmプロセスによる「A14」チップの量産開始時期を延期し、それに伴ってiPhone 12自体の発売も遅らせる決定が下されたということです。

 

なぜAppleがA14チップの量産開始を遅らせるかという理由についてサプライヤーは語ることはありませんでしたが、工商時報では中国におけるApple製品生産工場の従業員や生産力の不足、A14に関連するチップの供給が不安定な点などを挙げています。

 

iPhone 12の販売時期先送りは他サプライヤーからも証言あり

例年通りであれば今年秋発売されるであろう「iPhone 12」について、Appleでは販売時期を数ヵ月先送りすることを検討していると、複数のサプライヤーより証言があります。

販売時期を先送りにする理由としては、在宅勤務(テレワーク)などの感染拡大対策による製品開発の遅れや、COVID-19の感染が拡大する欧米圏における消費減退が挙げられています。

 

iPhoneに搭載されるプリント基板関連部品を手掛けるサプライヤーは、例年では6月には大量生産を始めているところ、今年は8月からの生産に延期するよう指示されたと述べており、サプライチェーン全体のスケジュールが後ろにずれ込んでいることが伺えます。

 

以前よりiPhone 12の販売延期に関しては台湾DigiTimesなど複数のメディアが予測していましたが、今回の報道を鑑みるとiPhone 12の発売時期延期はより現実的なものになったと考えられます。

 

5Gインフラ整備の遅れにより半導体メーカーへ打撃

現在では欧州を中心に世界的流行が見られるCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大による都市封鎖(ロックダウン)の影響で、5Gインフラの整備が遅れて、世界各地における本格的な5G通信サービスの開始も来年初頭まで遅れる見通しとなりつつあります。

A14チップの量産時期延期や5G対応スマホであるiPhone 12の発売延期の理由には、5Gの普及遅れも関連していると工商時報は報じています。

 

証券業界が予測するところでは、A14チップの量産時期延期の影響などにより、Appleから台湾TSMCへの第3四半期(7月~9月)における5nmプロセスの生産委託は3万枚以上減少し、TSMCの第3四半期の売上高は前期比で1桁成長にとどまるとしています。

 

Photo:Svetapple.sk

source:工商時報

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