こんにちは。
iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム大阪・梅田駅店です。
2020年秋の発売が期待される「iPhone 12」に搭載される見込みであるSoC「A14」チップの量産開始が、当初予定されていた5月から7月~9月の第3四半期後半に延期されると、台湾メディアの工商時報より伝えられました。
SoCはスマートフォンの中核部品であるため、SoCの量産が後ろに遅れることはiPhone 12自体の生産の延期にも繋がります。
Appleは、iPhone 12に搭載するSoC「A14」について、台湾半導体メーカーのTSMCに生産を委託しています。
工商時報がサプライヤーから得た情報によると、TSMCで量産予定の5nmプロセスによる「A14」チップの量産開始時期を延期し、それに伴ってiPhone 12自体の発売も遅らせる決定が下されたということです。
なぜAppleがA14チップの量産開始を遅らせるかという理由についてサプライヤーは語ることはありませんでしたが、工商時報では中国におけるApple製品生産工場の従業員や生産力の不足、A14に関連するチップの供給が不安定な点などを挙げています。
例年通りであれば今年秋発売されるであろう「iPhone 12」について、Appleでは販売時期を数ヵ月先送りすることを検討していると、複数のサプライヤーより証言があります。
販売時期を先送りにする理由としては、在宅勤務(テレワーク)などの感染拡大対策による製品開発の遅れや、COVID-19の感染が拡大する欧米圏における消費減退が挙げられています。
iPhoneに搭載されるプリント基板関連部品を手掛けるサプライヤーは、例年では6月には大量生産を始めているところ、今年は8月からの生産に延期するよう指示されたと述べており、サプライチェーン全体のスケジュールが後ろにずれ込んでいることが伺えます。
以前よりiPhone 12の販売延期に関しては台湾DigiTimesなど複数のメディアが予測していましたが、今回の報道を鑑みるとiPhone 12の発売時期延期はより現実的なものになったと考えられます。
現在では欧州を中心に世界的流行が見られるCOVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大による都市封鎖(ロックダウン)の影響で、5Gインフラの整備が遅れて、世界各地における本格的な5G通信サービスの開始も来年初頭まで遅れる見通しとなりつつあります。
A14チップの量産時期延期や5G対応スマホであるiPhone 12の発売延期の理由には、5Gの普及遅れも関連していると工商時報は報じています。
証券業界が予測するところでは、A14チップの量産時期延期の影響などにより、Appleから台湾TSMCへの第3四半期(7月~9月)における5nmプロセスの生産委託は3万枚以上減少し、TSMCの第3四半期の売上高は前期比で1桁成長にとどまるとしています。
Photo:Svetapple.sk
source:工商時報
梅田店
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3−1地下1階 大阪駅前第1ビル
06-6131-9797