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アイフォン修理のダイワンテレコム新宿本店です。
新しいスマホを購入する際に、是非活用したいのが「再販」(リセール)です。
再販とは、下取り・買取りなどで手持ちの端末を再販売することです。
iPhoneではApple自身が下取り制度を提供していますが、Androidスマホの場合にはGoogleにはそうした制度がないため、再販は以下の4通りの方法となります。
いずれの方法で再販する場合でも、対象となるAndroid端末を「まっさら」な状態に戻しておく必要がありますので、今回は、Zenfone 6を事例に、下取り・買取り前に行うべき事前準備について解説します。
目次
手持ち端末を再販する際に、まず、最初にすべき事は「ネットワーク利用制限」のチェックです。
大手キャリアから購入した端末が対象ですが、料金の不払い・延滞等によって、ネットワークの利用ができないように制限が加えられる状態を「ネットワーク利用制限」と言います。
ネットワークの利用が制限された端末を再販しても、購入した新しいオーナーはその端末を利用する事ができませんので、必ず事前に、再販後のオーナーが問題なく端末を利用できる状態である事を確認します。
ネットワーク利用制限を確認する際には「IMEI」が必要となりますので、端末情報から「IMEI」を確認します。
IMEIを確認するには、「設定」→「システム」→「端末情報」→「IMEI情報」と進みます。
IMEI情報を確認できますのでメモしておきます。
ちなみに事例は、デュアルSIM仕様なので、IMEIが「スロット1」「スロット2」の2種類ありますが、「スロット1」の方をメモします。
次に、メモしたIMEIを使って、大手キャリア各社の確認サイトで「ネットワーク利用制限」の有無を確認します。
実際に、IMEIを入力すると以下のような画面が表示されます。
記号の意味は以下の通りです。
〇:ネットワーク利用制限はありません
△:ネットワーク利用制限は現在はありませんが将来に制限される可能性があります
×:ネットワーク利用制限されています
-:ネットワーク利用制限は不明です
問題なく再販できるのは「〇」判定となった端末のみです。
「×」判定の端末はもちろん論外ですが、「△」も再販の場合には注意が必要です。
「△」判定は、現時点では制限を受けていませんが、例えば、分割支払いで購入し支払中で、毎月滞ることなく支払っている場合は「△」になります。現時点では問題ないが、分割支払いが残っているため、今後、支払いが滞るなどして制限を受ける可能性があると言う意味です。
中古専門店や買取り店では、「△」判定の端末を下取り・買取りを行わない店舗が多いですが、フリマ・オークション等の個人売買に出品の場合には、反転結果を明確にする必要があります。
ちなみに上記事例は、Zenfone 6のIMEIでネットワーク制限を確認した結果ですが、判定結果は「-」になりました。
手持ちのZenfone 6は海外版SIMフリーで、大手キャリアで購入していませんので、大手キャリアからネットワーク利用制限を受ける対象ではないため、判定結果には「-」が表示されています。>
ネットワーク利用制限が行われるのは、日本国内の通信会社で購入したSIMロック端末に限られますので、国内版SIMフリー端末、海外版SIMフリー端末については、ネットワーク利用制限を受けないため、制限の確認は必要ありません。
Android端末を再販する際には、次に使用するモデルに端末データを移行する必要があるため、データのバックアップが非常に重要な作業となります。
端末データのバックアップは、「設定」→「システム」→「バックアップ」と進んで設定します。
画像や動画は、「Googleフォト」にバックアップします。
Googleごとに画像・動画をバックアップして置けば、新しい端末にダウンロードする事もできますし、そのままGoogleフォトで保管し、新しい端末で撮影した画像・動画も一緒にバックアップしておく事が可能です。
データのバックアップを完了したら、下取り・買取りに出す端末の全てのデータを消去する「初期化」を行います。
初期化を行わないと、下取りに出した店舗や、個人売買した次のオーナーにアナタの個人情報が全部筒抜けになってしまいます。
中古専門店や買取り店では、必ず端末の初期化を行ってから売り場に出しますが、それでもやはり自分自身の手で初期化を行う方が安心です。
さらに、個人売買の場合には、自分以外は誰もアナタの個人情報を守ってくれませんので、必ず初期化を行わなければなりません。
端末のリセット(初期化~工場出荷状態に戻す)は、「設定」→「システム」→「リセットオプション」と進み、リセットメニューの中から「すべてのデータを削除(出荷時リセット)」を選択・実行します。
言うまでもありませんが、故障や不具合がなく、本体にキズ・汚れ等が少ない方が高額な下取り・買取価格が付くのはもちろんですが、本体やディスプレイの指紋や皮脂を綺麗に掃除しておく等の配慮も、価格に影響を与えますし、特に個人売買では、相手に不快感を与えないためにも最低限の礼儀だと心得るべきです。
よくありがちのは、初期化ギリギリまでスマホを利用していて、SIMカード(※1)やSDカード(※2)を本体内に装着したままにしてしまう等です。
また、後付けで装着していたケースやディスプレイの保護シートは基本的に取り外して再販に出しますが、個人売買などでは、輸送中の傷などから守るために「そのままで」という要望も少なくありませんので、その辺りの対処は相手側に確認すれば良いでしょう。
故障や不具合などが発生しているのに黙って再販するのはモラルに反しますので、どんな些細な事でも派生している事象については正直に申告する事が重要です。
また、水没に関しては、現時点で正常に動作していても、将来的に不具合が生じる可能性は低くないため、水没した事を黙って再販することは絶対に避けましょう。
Zenfone 6は、フリップカメラという凝ったギミックを搭載していますので、その辺りの故障や動作不良は入念なチェックが必要でしょう。
端末を購入した際に付属していたものは、オリジナルのまま再販する事が基本です。
今回、再販に出すZenfone 6にはスマホケースが付属していましたので、そのまま付属品として箱に戻しました。
また、本体の保護シートや充電コードのストッパーなども、オリジナルのままであれば高評価となります。
外箱の有無はもちろん、外箱自体の破損や汚れなどもないよう、端末の利用中は袋などに収納して保護しておく事をお勧めします。
データのバックアップや、端末の初期化も済み、本体チェック・付属品などの確認が終了したら、いよいよ下取り・買取りを実行します。
個人が利用できる再販ルートは以下のようなものがあります。
前述のように、購入時のオリジナルな状態に近ければ近いほど、再販価格は高くなりますので、購入した瞬間から箱や梱包材、付属品などを全てキレイなまま保管しておく事が、高く売る秘訣と言えます。
そして、その事は強くアピールすべきで、特に、オークションやフリマでは、そうした部分をアピールするか、しないかで入札金額が大きく異なりますので個人売買で高く売るコツです。
ただし、そのアピールが実際の品物の状態と異なってしまってはいけません。
傷がある事を隠したり、不具合の発生を黙っている等はあってはなりません。
専門店であれば、大抵の嘘は見破られてしまいますが、個人売買の場合には、売り手と買い手の「信義」で取引が成立していますので、どんな些細な事でも正直に申告する事が重要です。
今回は、手持ちのZenfone 6を事例に、下取り・買取りに出す際の事前の準備や、最繁時の注意点などをチェックしてみました。
新しいスマホの購入負担を軽減する事ができる「再販」を積極的に利用してみては如何でしょうか。
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