auの新しい料金プラン「povo2.0」はお得なんだろうか?
9月14日にauが新しい料金プラン「povo2.0」を発表しました。povo自体は従来からのpovo1.0プランがありますが、povo2.0により終了します。povo1.0は月額2,728円(税抜2,480円)で20GB使えるというものでした。
povo2.0は月額料金が基本0円で、必要な機能をトッピングして購入利用するタイプです。月額0円だったら何も使えないということじゃないかと思いますが、旧来の固定プランのように使わなくても定額料金が発生るということがなくなります。例えば3か月海外出張などがある場合は、トッピングしなければ費用は発生しないということになります。ただし180日以上トッピング購入などがない場合は、利用停止、契約解除になることがあるそうです。
トッピングするデータ量によって、使用できる期間が異なります。
1GB 7日間 390円
3GB 30日間 990円
20GB 30日間 2,700円
60GB 90日間 6,490円 2163円/月
50GB 180日間 12,980円 2163円/月
面白いのが330円/24時間のプランは、24時間以内はデータ使い放題になります。つまりデータ使用量の上限がないので、動画や映画を目いっぱい見るにはよさそうです。
povo2.0には「5分間かけ放題」と「通話かけ放題」の通話トッピングがあります。
キャリアには通話専用プランがありますが、例えばソフトバンクでは「基本プラン(音声)」があり月額基本料金1,078円/月と通話料が終日22円/30秒かかります。
povo2.0では通話かけ放題をトッピングすれば、1650円/月は電話がかけ放題で使えます。データ通信が必要な時だけは、1日だけの「データ使い放題」などをトッピングする選択も可能になります。
自由度の高いpovo2.0ですが、さらに面白いのが新しいギガチャージ活動「#ギガ活」です。これはコンビニなど日常的に使用するお店で、一定金額以上を購入すると300MBや1GBのデータを得ることができるというものです。さらにpovoのブランドカラーである黄色いアイテムを探すと、通常よりも多くのギガがもらえる「FIND povo」というサービス実施されるようです。
普通はショップで買い物をするとポイントが得られるのが一般的ですが、auの場合はパケット通信データが得られるという訳です。#ギガ活で得たデータは2週間くらいしてから、コードが送られてくるようですが、例えば1か月20GBをトッピングし、300MBのデータを得た場合に、どちらのデータが優先使用されるかは、今のところ示されていません。300MBは3日間しか使用期間がないので、#ギガ活データが優先されるとは思いますが、たくさん#ギガ活のデータを得ると、トッピングデータが余って無駄になる可能性もありそうです。
自由に組み合わせることができる「povo2.0」は画期的かもしれませんが、デメリットとしては定期的にトッピングしなければなりません。従来の定額プランなら都度追加購入する必要はなく、なにもしなくても料金内での通話とデータ通信ができます。povo2.0の場合は通話もデータ通信も、都度または定期的に購入する必要があります。
その点が面倒と言えば面倒かもしれませんが、自由度を取るか、簡便さを取るかの選択が必要になります。これまでは自分のライフスタイルに合った、定額プランを探して契約する必要があったのですが、povo2.0の場合は自分に合った最適プランを探す必要はありません。
他のキャリアも新しい追随するようなプランを出してくると思いますが、今回のauのpovo2.0というプランは、ドコモやソフトバンク、楽天モバイルへの影響よりも、格安SIMへの影響が大きいのではないかと思いました。ただ、様々な通話プランが選択できるのは、利用者にとっては大きなメリットがあります。
source:povo2.0始動!!
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