Softbank障害とiPhone不振で考える物理デュアルSIM

[公開日:2018/12/22]
筆者: 新宿本店

 iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店でございます。

2018年12月6日に発生したSoftbankの大規模な通信障害は、4時間以上に渡って続き、各所に多大な影響を与えました。個人的にも今回の障害は、単一通信のデメリットを明確にし、通信障害発生時に他社通信が利用できるデュアルSIMが使えればと痛感させられました。

 

Softbank回線MVNOも通信できない状態に

今回の通信障害の原因は、エリクソン社製の交換機の全てでソフトウエアの異常が発生した事が原因で、障害は、Softbankだけにとどまらず、世界中の同社交換機を使用する通信会社で発生する等、過去に例を見ない大規模な障害でした。

日本では、Softbank本体はもちろん、サブブランドであるY!mobileや、同社回線を使用するMVNO全てに影響が及びました。

 

モバイル通信を管轄する総務省でも、国内で約4千万人の契約者という影響人数の多さや、復旧までの4時間半という時間から事態を重く見て、電気通信事業法上の「重大事故」と判断しており、事故の詳細と再発防止策の報告を求める方針との事です。

場合によっては「業務改善命令」を出す事も視野に検討中との事です。

筆者と家内は、この夏からLINEモバイルSoftbank回線を利用していますが、連絡が全くつかなくなってしまいました。私が外出、家内が自宅と言う事であれば、コンビニやカフェなどのWi-Fiを利用する等の対応ができた可能性がありますが、障害当時、外出していたのは家内の方で、モバイル通信が途絶した状態に対応する事ができず、全く連絡が付かない状態になってしまいました。

約4時間半の間、特に緊急性のある事態は発生しなかったので大きな問題にはなりませんでしたが、万が一の時に…と考えると、「こんな時にDSDS/DSSS機なら別の通信を使えたのに」と単一通信の怖さを痛感しました。

 

日本のiPhoneにも物理デュアルSIM機投入を

Androidスマホでは、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)、DSSS(シングルスタンバイ)は一般的な機能になっており、複数の通信を使い分けることは簡単です。

しかし、iPhoneは事前リークで「デュアルSIM仕様」が伝わったものの、日本に投入されたのはeSIM+物理SIMのデュアルSIM仕様で、eSIMに対応する通信会社が存在しない国内では、絵に描いた餅状態が続いています。

お隣り中国では2枚とも物理SIMが使えるデュアルSIM仕様が投入されており、日本でも同様の仕様が是非とも欲しいと強く感じた次第です。格安通信会社のプランも充実しており、自らの使途や好みに応じて、2枚のSIMを使い分けられたら、今回のような障害時にも、通信が途絶してしまう可能性は減少するはずです。

世界で販売不振が伝えられる2018年版iPhoneですが、日本に物理デュアルSIM仕様を投入すると、シェア回復にも多少は貢献するのでは?と考えてしまいます。いずれにせよ、通信障害は起きないことが何よりですが、今回の事を教訓に家内に公衆Wi-Fiの利用方法などを教育しておかねば…と思いました。

 

引用元:livedoorNEWS

引用元:Softbank

引用元:LINEモバイル

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