みなさんこんにちは!(^^)!
ダイワンテレコム祖師ヶ谷大蔵店、本日も笑顔で営業しております!
先日、iPhoneを過って水に浸けてしまったために電源が付かなくなってしまったというお客様がご来店いたしました。
当店で水没修理にて承り、慎重な分解と内部の洗浄、徹底的な乾燥と、浸水によって継続使用ができなくなったパーツの換装などを行ったところ
なんとかお客様のデバイスを利用できるように修理することができました!!
(修理を承るスタッフとして、電源が入った瞬間は本当に涙が出るくらい嬉しいのです、、。)
お客様にも喜んでいただけて本当に安心したのですが、そのお客様からこんな質問をされました。
「iPhoneは防水機能があるから濡れても大丈夫って聞いたんだけど、なんで壊れちゃったの?」
確かにiPhoneはiPhone7シリーズ以降一定の耐水性能が備わっており、新製品がリリースされるたびにその性能は年々上がっております。
それでも水没による故障でご来店されるお客様は後を絶ちません、、。
そこにはいったいどのような理由があるのでしょうか?
今回はそのお客様にご説明した内容を分かりやすくご紹介したいと思います!!
ご説明の前にiPhoneに備わっている耐水性能をアップル公式サイトを元にご紹介したいと思います。
このブログをご覧いただいているお客様のiPhoneはどれくらいの耐水性能かチェックしてみてください!!
iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max | 深さ6mの水中で、最長 30 分間 |
iPhone 11 Pro、 iPhone 11 Pro Max | 深さ4mの水中で、最長 30 分間 |
iPhone 11、iPhone XS、iPhone XS Max | 深さ2mの水中で、最長 30 分間 |
iPhone SE (第 2 世代)、iPhone XR、iPhone X、 iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus |
深さ1mの水中で、最長 30 分間 |
※出典:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について
いかがでしょうか?
上記のデータだけを見ると「なんだ、結構完璧な防水性能じゃないか!」と思う方も多いと思います。
実際に筆者もiPhone7を買ったばかりの時、ジーンズのポケットにしまったまま間違えて洗濯機に入れてしまったことがありましたが、特に問題なく使えております。
それなのに雨水程度で水没故障をしてしまう端末も存在します、、。
次項ではその理由についてご説明いたします。
iPhone各製品、アップルの耐水性能テストによって一定の耐水性が発表されておりますが、過信は禁物でございます。
使用環境によっては耐水性能を発揮できないこともあるのです。
・iPhoneを持ったまま泳ぐ、入浴する。
・シャワーなど流れの強い水に浸ける。
・サウナやスチームルームに入れる。
上記の環境においては耐水性を十分発揮できないため故障の危険性が発生いたします。
また、一般に製品の耐水テストは常温の水を用いて行われることが多いため、冬の冷たい水道水や熱湯をかけてしまった場合故障してしまう恐れがあります。
それに製品の耐水性は工場出荷時の状態でのテストになりますので、パーツの故障や経年劣化によってその性能がだんだんと落ちてまいります。。
画面端に小さく入ってしまったヒビ割れなどを放置してしまうと、そこから侵入した雨水等であっさり故障してしまうといったことも考えられます( ;∀;)
つまり長い間使っているiPhoneにとっては、どんなに小さな水滴であっても故障の原因になりうるということでございます。(恐ろしい、、!)
「iPhoneの耐水性を信じきっちゃいけないのは分かったけど、間違えてiPhoneを水に浸けちゃった時はどうすればいいのさ!!(; ・`д・´)」
そんなあなたの為に、iPhoneを液体に触れさせてしまった時の心得を伝授いたします!!
「水に浸けちゃったけど電源は入ってるし普通に使えそうだからそのままでいいや!!」
↑これは絶対にNGですっ!!
電源が入ったままだと時間経過とともに内部まで浸水した水分が原因で回線がショートしてしまう恐れがあります。
そのまま使えそうでも一旦は電源を落とし、しっかりと対処しましょう!
一瞬の油断があなたのiPhoneに致命的なダメージを与えてしまうのです!
カバーや充電器、イヤホンなどのアクセサリを取り外し、とにかく水分を拭き取ります。
一見して全く問題なさそうな箇所の水濡れでもしっかりと拭き取りましょう。
イヤホンジャックが付いている機種でしたらその内部、ホームボタンやスピーカー部分など、水が中に入り込んでしまいそうな箇所は綿棒やティッシュをコヨリにしたものなどを使ってふき取りをしてください!!
水に弱いのはiPhone本体だけでなく、差し込まれているSIMカードも水分によって壊れてしまう恐れがあります。
ある程度周りの水分を拭き取ったら忘れずSIMカードを抜き取りましょう。
水気をすべて拭き取れたとしてもあくまでそれはiPhoneの外側の話です。
すでに内部に水が浸入してしまっている場合は布などで拭き取ることは困難なため、充分な時間乾燥させます。
携帯を水没させてしまったときは壊れていないかとても不安だと思いますが、焦って電源を入れてしまうとそれが原因で故障してしまうことがあるので、落ち着いて最低でも五時間ほど経過するまで充電や起動はしないようにしましょう。
このときの注意点なのですが、早く乾いてほしいあまりドライヤーなどで乾燥させてしまうと、熱によって蒸発した水分がiPhoneの内部にさらに侵入してしまう恐れがあり、ドライヤーの熱自体が配線や基板に負荷をかけてしまう事もあるので、涼しい場所で自然乾燥を待ちましょう。
今回お伝えした通り、細心の注意を払っていたとしてもiPhoneは水没故障の可能性が少なからずございます。
iPhoneの水没は時間との戦いです。
水没したまま時間が経過してしまうと復旧の可能性はどんどんと低くなってしまいます。
「iPhoneを水に浸けてしまって電源が付かなくなった!」
「水没させてしっかり乾燥させたから電源はつくけどホームボタンが効かなくなった!」
など、すでに故障が疑われる場合はお気軽に当店にご相談いただければと思います!
内部の除水作業、洗浄と各パーツの付け替えなど、お客様とご相談しながら修理を進めさせていただきます!!
それでは次回の更新でまたお会いしましょう!☆彡
source:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について