iPhoneとしては初の5G対応となるiPhone12シリーズが発売されたばかりですが、Appleを含む多くの企業はすでにその先の「6G」を見据えているようです。
6G 通信第6世代。5Gは高速通信、遠隔通信ですが、第6世代はどうなっていくんでしょうか。
Mobile World Liveの報道からApple Google LG Electronicsが北米における次世代モバイル技術(6G)の開発と基準策定を目指す「Next G Alliance」に加入したことがわかりました。
同団体は、米ワシントンD.C.を拠点とする通信業界団体Alliance for Telecommunications Industry Solutions(ATIS)が10月に立ち上げたもので、米国およびカナダの通信キャリア(AT&T、Verizon、T-Mobile、US Cellular、Charter Communications、Bell、Telus)のほか、Microsoft、Samsung、Facebook、Cisco、Ericsson、Intel、Nokia、Qualcommが創立メンバーとなっています。
「Next G Alliance」の初の会議は、現地時間11月16日に行われる予定です。
5Gで期待されている多くの社会課題解決やニーズへの対応が2020年代中に実現されていると考えられます。
地方創生、少子高齢化、労働力不足等の社会課題に対して、高速・低遅延な通信ネットワークによりテレワーク、遠隔操作、遠隔医療、遠隔教育、車含む多様な機器の自律運転などの様々な解決策が2020年代中に提供されることが予想されるという事です。
2030年代には解決策のさらなる普及やより高度な対応により、完全なる課題解決と発展が求められます。
国内外のどこにいても超リアルな体感であらゆる人や情報、物にアクセスする事が可能になり、働く場所や時間の制約を完全に撤廃できる世界となることが期待されます。
これにより地方と都市部の社会格差や文化的格差が劇的になくなり、人々の都市集中を回避し地方の発展が進むとともに人々の暮らしをストレスのないより豊かなものにすることができる。
同団体の目的はあくまで「北米」における6G技術の開発と推進ですが、メンバーにはSamsungや今回加わったLGなどいくつかの北米を拠点としない外国企業が名を連ねています。
実は2019年に6G推進団体発足の案が浮上したときには、Huaweiも話し合いの輪の中にいたそうです。
しかし米政府によってエンティティリスト(禁輸リスト)に入れられたため、HuaweiやZTEはメンバーとして参加できないとATISの最高経営責任者(CEO)であるスーザン・ミラー氏は説明しています。
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