泥沼化の様相~Appleは控訴、中国では不買運動

[公開日:2018/12/19]
筆者: 新宿本店

iPhone修理のダイワンテレコム新宿店です。

世界第2位の規模まで急成長を遂げた中国の通信機器大手:Huaweiの創業者「任正非」の娘で、副会長兼最高財務責任者(CFO)である孟晩舟容疑者がカナダで逮捕された事をきっかけに、中国国内ではアメリカ製品の排除や不買の動きが拡大しているようです。

 

米国製品の排斥・不買運動拡大か

孟晩舟容疑者については、Huaweiが香港の関連会社「スカイコム」を使って、アメリカの制裁下にあるイランと通信機器の取引を行っていた疑いで、Huaweiとスカイコムの関係が深いにも関わらず、米国金融機関からの問い合わせに「無関係」と虚偽の説明をしたとされます。また、カナダ当局に拘束された孟晩舟容疑者は、7通ものパスポートを所有していたとの事です。中国パスポート4通、香港パスポート3通を所有していたとの事ですが、香港移民局の話しとして「香港のパスポート所持者は一度に1通しか、有効な旅券を保有できないことを確認した」との報道もあり、尋常ではない様子が窺えます。

こうした経緯によって孟晩舟容疑者の身柄を拘束した事に対し、中国国内では徐々にアメリカ製品の排斥・不買運動が広がりつつあるようです。

中国最大のSNS「ウェイボー」には、中国語で「Appleは中国から出て行け」などとメッセージを掲げる画像が投稿される等、アメリカ製品や、その代表格としてのApple製品の排斥・不買運動を煽る動きが目立ち始めているとのことです。

 

Appleは輸入・販売禁止を不服として控訴を検討

一方のAppleは、アメリカでのHuawei・ZTE製品排除の動きへの報復のように、中国裁判所がiPhoneの輸入・販売・販売促進の即時停止を命じる判決をだした事に対し、これを不服として控訴を検討しているとされます。

この判決の対象となるのは、iPhoneXS/XS Max/XRの2018年発売の3モデルを除く、iPhone6/6Plus~iPhone8/8Plusまでの全ての機種です。

原告であるクアルコムは「Appleは我々の知的財産の恩恵を受けながら特許料の支払いを拒否している」とAppleを激しく非難、受けるAppleもQualcommが、「既に無効化されている特許を含む、以前に提起したことのない特許を主張している」と自らの正当性を主張、真っ向から対立しています。Appleは「我々は、裁判所を通じて法的な選択肢を追求する」との声明を発表し、控訴も辞さない構えをみせています。

日本でも、政府調達からHuawei・ZTE製品を排除する等が報道されていますし、一方ではAppleの絶不調が伝わるなど、通信機器界隈は混とんとしていますが、当面の課題は冬のボーナスとホリデーシーズンのプレゼントでしょうか。そんな平穏な事を言っていられるうちはよいのですが…。

 

参考URL:

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1812/11/news062.html

https://www.fnn.jp/posts/00398900HDK

https://www.sankei.com/world/news/181208/wor1812080011-n1.html

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181211/soc1812110010-n2.html

 

 

画像URL:

https://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone-8

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