【修理】画面割れと液晶不良の違い

[公開日:2016/02/07]

前回まではiPhone修理店を始めて〜開店準備〜開店後に素直に感じた事や実際に経験したことをご紹介させてもらいました。

今回からはiPhone修理屋らしい修理ブログをご紹介していきます。

 

まず、手始めに修理依頼の半分以上を締める画面割れ・液晶割れ(液晶不良/タッチ不具合)について、名駅店にご来店のお客様からよくいただく疑問・質問をわかり易く説明する為に予習として簡単にiPhoneのパネル構造について説明します。

↑「割れパネルの表と裏」

【iPhoneのパネル構造について】

画面割れや液晶割れ(液晶不良/タッチ不具合も含む)の時に修理店が使用している部品は、「液晶パネル」と呼ばれるものですが、これは主に、画面の表示やタッチ操作に関係する“液晶”と、その液晶を覆っている“ガラスパネル”が「層」になってできています。

本当は液晶とガラスパネルの間にはもっと色んな素材の層が重なりあっているんですが、今回は簡単にその2つを予備知識としてご説明させていただきました。

 

【画面割れと液晶不良の違い】

Q:修理メニューにある「画面割れ」と「液晶不良/タッチ不具合」は何が違いますか?

A:「画面割れ」は液晶を覆っているガラスのみが割れた状態をいいます。

よって、液晶の表示やタッチ操作などに支障が無いことが前提となります。次に「液晶不良/タッチ不具合」とは、ガラスの破損状態は全く関係がなく、タッチパネル操作や色見に異常がある状態をいいます。

 

Q:ガラスは割れていないので、液晶だけ修理をお願いできますか?

A.:“液晶だけ”や“ガラスだけ”の修理はできません。

iPhone修理では通常「ガラスと液晶」が一体になったものを使用してます。もちろん、デジタイザー(位置を検出する装置)なども一体になっています。 なので、20~30分の修理時間で済んじゃうですね。もし、“ガラスだけ”とか“液晶だけ”を修理するとなると長時間を要することになり、修理料金がとん でもなく高額になってしまうため、「ガラス+液晶が一体となった液晶パネルを用意して短時間で交換」することによって、安価な修理料金を実現しています。 そのため、“液晶だけ”や“ガラスだけ”の修理ができないというよりは、料金を安く設定するため、ガラスと液晶が一体となった部品をまるごと交換させてい ただいている、ということになります。

 

Q:“液晶不良/タッチ不具合”も“画面割れ”も使う部品は同じなのに料金が違うのは何故でしょうか?

A:その答えは、破損してしまったパネルの後行程での価値が違ってくる為です。 画面割れ(ガラス破損)だけの液晶パネルは再生が可能で再利用できますが、液晶不良/タッチ不具合の場合は何層にも重なる液晶の素材(シートやケーブル等)にキズがついてしまっている場合や断線している場合があります。この場合は、液晶パネルを再生することはできません。 したがって、画面割れ(ガラス破損)のみの症状の場合は修理店側での原価代が安くなるので、その分の修理料金をお安く(破損パネルを下取り)させていただいているというのが答えになります。

 

【パネル交換後は3ヶ月の品質保証】

当店ではパネル交換日より3ヶ月間の間に操作不良や液晶不良が発生した場合に限りに無償修理をさせていただいております(1回まで)

但し、キズ、割れ、外圧、内圧(バッテリー膨張などによる)、水没、当店以外での修理、改造の形跡が見られる場合は対象外とさせていただきます。

【まとめ】

このように今回はよくある疑問・質問をご紹介いたしました。 勿論この他にも気になる事や質問があれば直接お電話やLINEにてお気軽にお問い合わせくださいね!

 

それでは今回はこの辺で~ 最後までお読み頂きましてどうもありがとうございました。

 

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