iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店でございます。
英国の国民保険サービスであるNHSが開発した新型コロナウイルス感染症の濃厚接触追跡アプリ「NHS COVID-19」が英国南部に位置するワイト島にて先行サービスとしてスタートしたようです。
先行サービス開始の理由
今回、「NHS COVID-19」の先行サービスが何故ワイト島なのかという点についてNHSは以下のように述べています。
「島という地理的な条件とコンパクトな人口(14万人)がテストを行うのに最適である為」
ワイト島でのアプリ先行スタートは大規模な第一段階のテストとなり今後、英国がどのようにソーシャルディスタンスや新型コロナウイルス感染拡大防止策を進めていくかの方向性を決める上でも非常に重要なステップになるとされています。
Apple、GoogleのAPIは使用せず
現在、AppleとGoogleがタッグを組みプライバシーを保護しつつも新型コロナウイルス感染者との濃厚接触を検出するアプリを開発しています。
NHSによるアプリの開発が報じられた際にスマートフォンのBluetooth通信を使って新型コロナウイルス感染者との濃厚接触を検出可能にする技術を取り入れ為にもAppleとGoogleが共同開発している技術を利用する事を明かしていました。
しかし最終的には両者が共同開発したアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を使用しない方向で決定したようです。
プライバシーを保護するという面で、心配の声もありましたが「NHS COVID-19」アプリは個人情報を一切取り扱わないそうで、あらゆるデータは匿名処理されるとの事。
またユーザーの位置情報のトラッキングもせず、自己隔離のモニタリングや法の執行には使用しないようです。
匿名で集まったデータも最大28日は保管されるとの事ですが、その後、削除される為、個人情報の心配はないそうです。
日本では今後、AppleとGoogleが共同開発するアプリのサービスが開始する予定です。
第二波に備える為にも強力なアプリとなる事が期待されていますので一刻も早くサービスが開始される事を願いたいものです。
引用元:NHS