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人気ゲーム「フォートナイト」を提供するEpic Gamesに対してAppleが開発者アカウントを削除するとの通知をしている事が判明しました。
Epic Gamesのガイドライン違反
ことの発端はEpic GamesがApp Storeのガイドライン違反をしたとの事です。
本来、App Storeからダウンロードされたアプリで課金が行われた場合、料金の30％をAppleに支払う必要があります。
しかしEpic Gamesは13日からスタートしたフォートナイトアプリ内の最大20%割引セールを実施する際にAppleまたはGoogleを介さずEpic Gamesへ直接支払う場合に限り、セール対象と発表しています。
こうした直接支払いシステムで、Appleからのマージン徴収を回避するという戦略はNetflixが既に導入済です。
Netflixがアプリではなく公式WEBサイト上での支払いなのに対し、Epic Gamesは今回の選択肢をアプリ内で提示しているという所に問題が発生しています。
この流れからガイドライド違反としフォートナイトはApp Store及びGoogle Playから削除されています。
Epic Gamesはこの対応を不服とし、Twitterで「根本的な問題として、我々が戦っているのは、スマートフォンを購入し、自分で選択したソースからアプリをインストールしたいと考える人たちの自由、望む形で配信するアプリの製作者の自由、そして両者を直接ビジネスする自由だ」とコメントを残し、Apple、Googleを提訴し争う姿勢を見せています。
開発者アカウント削除を通知
Epic Gamesが現地時間の8月17日に公開した裁判文書によると、Appleから8月28日付で開発者アカウントを削除するよう警告されているようです。
もちろんEpic GamesはAppleによる開発者アカウントの削除差し止めを裁判所に訴えています。
ダメージは大きい
Epic Gamesはフォートナイト以外にもiPhoneやiPad、Mac向けにゲームアプリを提供しています。
仮に開発者アカウントが削除されてしまえばフォートナイトはもちろんですが、同社が提供する他のゲームアプリの配信も出来ません。
更にEpic Games意外にもダメージが及ぶ可能性があるようです。
アカウントが削除されてしまえば、Epicが開発したゲームエンジン「Unreal Engine」を、他のiOSやMacゲームアプリ開発者に提供できなくなるのです。
このゲームエンジンは他社のゲームにも数多く採用されている為、ダメージが大きい事が考えられます。
果たして、争いの結末はどうなるのでしょうか。
引用元：Bloomberg
