2月9日に大手コミュニケーションアプリであるLINEが、"複数のLINEアカウントに対して不正ログインが発生した"と発表を行いました。
今回起きた不正ログインにより約3,000件のアカウントにおいてユーザー情報が不正に取得された可能性があることに…。
不正ログイン発生
LINEによりますと、"LINEの「お問い合わせフォーム」のログインページにおいて、何者かが不正にアクセスを行い、複数のアカウントに対してログインを試みる事象"が発生してるとのことです。
また、今回の不正アクセスの結果では、3,035件のアカウントでIDとパスワードの組み合わせが漏洩した可能性があるとの結果に。
さらに、LINEは問い合わせ対応の効率化の為、「お問い合わせフォーム」ページのHTML内にユーザー情報（電話番号、メールアドレス等）を埋め込んでいました。不正ログインによりそのユーザー情報が流出したおそれがあるとのことになりました。
なお、LINEは攻撃元とみられるIPアドレスからの接続を既に遮断しているとのことです。
そして、実際に不正ログインが発生したアカウントについては、ユーザーに個別連絡を行い、その上でパスワード初期化を実施しています。
不正ログイン被害にあった国別のアカウント数は以下の通りとなっております。結果をみると日本のアカウントが被害の大半を占めているのがわかります。
日本：2,888件
台湾：21件
タイ：3件
その他：123件
二段階認証の実施
LINEは今回の不正アクセス事件を受け、今後、LINEサービスにおいて二段階認証の更なる導入を進めているとの表明も行いました。
従来ではIDとパスワードによるログインが可能だったサービスにおいても、今後はLINEアカウントによる二段階認証が必要となります。
LINEはユーザーに対して、今回の不正ログイン事件に関連した被害等が確認された場合でも対応を行う模様です。
Source:iPhoneMania
Source:LINE
