こんにちは
ダイワンテレコム高田馬場店です
当店ではiPhoneやスマートフォンの修理を専門としていますが、時々システムやアプリ関係に関しての相談があります。
今回相談があったのは「スパム」による通知被害です。
スパムというのはざっくり説明すると迷惑メールや迷惑通知がずっと送られてくる状態です。所謂荒らしのような行為ですが、メールだけでなくアプリでも被害に会うことがあります。
相談を頂いたスパム被害の端末を見ながら色々と調べた結果ある原因にたどり着きました。
今回のスパム被害はカレンダーアプリによるものでした。
カレンダーには身に覚えのないイベントがたくさん入っていてどれも感染している、危険な状態という警告のような画面が出てきました。
これこそスパム通知の最大の特徴で、ウィルスに感染しているという通知とURLを貼りそこへ誘導、個人情報などを入力させ悪用するという手口です。
iPhoneのカレンダーに身に覚えのないイベントが入ってしまうパターンには以下の2通りがあります。
➀アカウント追加型(悪者の仕掛けたワナにハマってしまうケース)
➁イベント・カレンダー共有型(悪者から一方的に送られるケース)
実はこの被害は去年の2020年1月に情報処理推進機構(IPA)より「iPhoneのカレンダーから、ウイルスに感染しているという通知が出る」「iPhoneのカレンダーに身に覚えのないイベントが入っている」といった相談が複数寄せられていると発表しています。
そして
①iPhoneに身に覚えのないカレンダーの通知が表示される
②iPhoneのカレンダーに身に覚えのないカレンダーやイベントが登録されている
③イベントのタイトルには「ウイルスに感染している可能性があります」、「あなたのiPhoneは保護されていません!」などと記載されている
④イベントにはURLが記載されている
この手順でユーザーを混乱させセキュリティ対策のアプリ等のインストールの促しやメールアドレスや電話番号など個人情報を入力するよう促してきます。
IPAは今回の手口の対処方法として、不審なカレンダーやイベントの参加依頼があっても「参加」や「欠席」、URLなどを安易にタップしないように注意喚起を行っています。
身に覚えのないスケジュールがある場合はカレンダーを削除する、スパムを報告する方法があります。
【スケジュールを削除する】
①カレンダーアプリを起動
②「カレンダー」をタップ
③該当カレンダーのiをタップ
④「カレンダーを削除」をタップ
【スパムを報告する】
①カレンダーアプリを起動
②該当の共有カレンダー、イベントの「スパムを報告」をタップ
③「削除してスパムを報告」をタップ
source:情報処理推進機構(IPA)
Photo:情報処理推進機構(IPA)
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