Netflix、アカウント共有の有料化の機能を試運転

Netflixが、同居していないユーザーとのアカウント共有を有料化する新しい機能のテストを開始することを発表いたしました。

スタンダードプランでは２台、プレミアムプランでは４台の端末で同時にストリーミング再生が可能であるため、他のユーザーとアカウントを共有しやすい環境となっています。ベーシックプランではアカウント共有自体はできますが、同時にストリーミング再生をすることはできないため、アカウント共有するには少し不便かもしれません。

　Netflixは、アカウントを共有できることが原因でNetflixのアカウントが世帯間で共有され、新しいドラマシリーズや映画の制作に投資する能力に影響を及ぼしているとしています。

そこでNetflixは、「エクストラメンバーの追加」と「プロフィールを新しいアカウントに移行」の2つの新機能のテストを計画しています。

「エクストラメンバーの追加」機能は、スタンダードプランとプレミアムプランの会員が、同居しないユーザーを2人までサブアカウントとして追加できる有料機能です。サブアカウントは、それぞれ自身のプロフィールやログインパスワード、パーソナライズされた「おすすめ」を保有します。サブアカウントの料金は約360円から（コスタリカでの料金）となっています。

「プロフィールを新しいアカウントに移行」機能では、既存の共有アカウントに作成していたプロフィールでの閲覧履歴やマイリスト、パーソナライズされた「おすすめ」を保持したまま、新規アカウントやサブアカウントにプロフィール情報を転送できます。アカウント共有を止める場合でも、これまでのプロフィール情報を失わずに済みます。

Netflixは、これらの機能を世界的に展開する前に、チリ・コスタリカ・ペルーの3カ国でテストを実施します。テストは数週間内に開始する予定とのことです。