指紋や顔の認証や、ボタンクリック等の操作なしで改札を通過できたり、店舗での支払いができたりと1アクション少ないだけで、かなり利便性の良さを感じるApple Payのエクスプレスカードですが、現在のチャージ済みカードだけでなく、通常のクレジットカードを指定できる可能性があるかもしれません。
米メディア「Tap Down Under」によれば、iOS12.3で見つかった「文字列」は、自分の好きなEMVカード（Visa・Master・Amex等）を「Express Transit」に設定でき、認証なしに決済ができるものです。
こちらは、「American Express Explorerカード用にpass.jsonで検出された文字列」です。
この他にも、「ANZ Visa Travel Adventuresカード用にpass.jsonで発見された文字列」や「Up Mastercard用にpass.jsonで発見された文字列」があり、iPhone自体がこの機能を具体化するかどうかは別として、iOS12.3ではそうした機能が搭載されている可能性があります。
スマホ決済が急速に拡大している日本ですが、20％還元等の派手なキャンペーンに引きずられて利用頻度は上がっていますが、支払う際の手間の無さという「利便性」から見た場合には、読み取り端末にかざすだけで支払いが完了するApple Payが優れているのは確かです。
さらに、認証やボタン操作のいらないエクスプレス支払いが、現状、最も手間のかからない支払方法であることは間違いありません。
改札を立ち止まらずに通過できるイージーさで支払いが完了する訳ですから、それに勝る手軽さは他にないものです。
このEMVカードが日本のユーザーにどう影響するのかは未だ不明との事ですが、もし、通常のクレカもかざすだけ…になったら、それは便利であろう事は容易に想像できます。
しかし、改札の通貨と違うのは、支払うつもりがないのに読み取り機に近づいて支払ってしまう等のネガティブな心配があることです。
