Appleでは"Siriがユーザーの利用状況をもとにユーザーがよく使うサードパーティ製のメッセージや通話アプリを選択できるようにする計画だ"と報じられています。
現在のSIriはPhone標準アプリを起動する
Appleは2019年後半のアップデートで【Siriを使ったサードパーティ製アプリの操作性を高める計画】とBloombergが報じています。
現在のSiriでは「ヘイSiri、○○にメッセージを送って」と頼んだ場合、iPhone標準アプリである電話やiMessageが起動します。
SiriでSkypeやWhatsAppを呼び出して場合はSiriに「Skypeで○○に電話して」と頼む必要があります。
Siriがユーザーの利用状況に応じてアプリを選択する
Bloombergによれば2019年後半のアップデートにより、Siriが「○○にメッセージを送って」と呼びかけられるとユーザーが相手とのやり取りによく使うアプリを選択して起動するようになるようです。
Siriによる自動アプリ起動ですが、まずはメッセージアプリで利用可能になります。
その後に通話アプリも対応するといったところです。
自社製アプリ優遇との批判に対応か
AppleがSiriをサードパーティ製アプリに開放する理由についてですが、Bloombergは【AppleがApp Storeで自社製アプリを優遇している】との批判に対応するためではないかとBloombergのマーク・ガーマン記者は推測しています。
しかし、Apple側はガーマン氏へのコメントで、iPhoneにプリインストールされているアプリはApp Storeで公開されている約200万点のアプリの0.00002%に過ぎないこと、App Storeで注目のアプリを特集する「ストーリー」でApple製アプリは1％しか登場していないと説明しています。
同社がサードパーティ製アプリに十分な機会を与えているといった反論をしています。
Source:Bloomberg iPhoneMania
