モバイルPASMO、利用開始

[公開日:2020/03/19]

みなさまこんにちは!

ダイワンテレコム町田店でございます。

 

少し前の話題ではありますが、交通系ICカード「PASMO」をスマートフォンで利用できるサービス、

「モバイルPASMO」のサービスが開始されました。

現在は、Androidのみの対応となっていますが、後にiPhone(アイフォン)にも対応されるのでしょうか?

また、以前からモバイルSuicaのサービスはありましたが、なぜこれまでPASMOは実現されてこなかったのでしょうか?

なぜ今まで実現されてこなかったのか

モバイル向け交通系サービスと言えば、「モバイルSuica」が一般的ですが、モバイルSuicaはJR東日本のサービスのため、定期券を購入するためには、JR東日本の駅を含んでいないと購入できませんでした。

私も1年ほど前からモバイルSuicaは利用しておりましたが、普段使っている路線はPASMOを使って利用していたため、通学にはカード型PASMO、お出かけにはモバイルSuicaと使い分けていました。

モバイルSuicaは2006年頃からサービス開始していたにもかかわらず、なかなかモバイルPASMOが実現されないことを疑問に思っていた方も多いのではないでしょうか。

実は、モバイルPASMOの実現が遅れた背景には、同一Felicaセキュアエレメントの中にPASMOとSuicaを共存させることが難しいという懸念点がありました。

最初にモバイルSuicaを端末に登録する際に、内蔵のFeliCaセキュアエレメント内に大量のサイバネ領域を確保し、モバイルSuicaを動作させているため、「モバイルPASMO」が共存する余地がなくなってしまうのです。

つまり、交通系ICカード登録時にどちらをスマホに入れるか決めなければいけなかったのです。

実際にこの問題をどのようにして解決したのかは不明ですが、この問題が一番大きかったと言われています。

iPhoneに対応する日は来るのか

先述したとおり、モバイル版交通系ICカードはFeliCaをベースに開発されているため、日本で多くの人が持つiPhoneやおサイフケータイ非搭載のAndroid端末では利用できません。

しかし、iPhone 7以降の端末であればFeliCaチップを搭載しているため、ハードウェア要件としては、PASMOも十分にiPhoneで利用できると思われます。

ここで問題となってくるのが「Apple Payを通して」という点です。

Apple Payを経由するには、アップルが独自に定めるセキュリティや技術要件をクリアし、公式に認可される必要があります。

東京五輪が迫ってきたこのタイミングでのサービス開始はかなり大きな恩恵となるとおもいますが、「現状ではAndroidのみの対応。iOSについては未定」と回答しているため、iPhoneユーザーが恩恵を受けられるのはまだまだ先になりそうです。

まとめ

モバイルPASMOが普及するには今までもこれからもかなりのハードルがありそうです。

都内でも使う路線や交通機関によってはSuicaとPASMO両方持っている(持たなければいけない)人も多く、個人的にはもういっそ統一化してしまえと思っています。

当面、iPhoneユーザーの方はiOS対応されるのを気長に待つしかなさそうです。

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