世界タブレット出荷台数ですが、4月～6月の対前年同期比でみると増加傾向にあるようです。出荷台数は9.9％増としており、対前四半期でみてみると45.5％増となる見通しがあると台湾Digitimes Researchが予測しました。
増加部分をみるとかなりの割合であることがわかりますね。
第2四半期の出荷台数はなんと45.5％も増加
2020年第1四半期（1月〜3月）の世界タブレット出荷台数ですが、新型コロナウイルスの影響があり、中国での生産数が激減しました。その結果、対前年同期比から33.6％減となり、台数にすると約2,470万台です。
しかし、第2四半期になると中国のサプライチェーンの部品供給や生産能力が回復している点から増えました。さらに世界各国での学校の休校措置やオンライン授業化に伴い、タブレット需要が急増しています。その結果、第1四半期中に納品が間に合わなかったタブレットが第2四半期に出荷されることになりました。
様々な要因を算出すると同四半期の出荷台数が第1四半期と比べて大幅に増えるとDigitimesは見ています。
タブレット出荷台数はAppleが首位に
第1四半期のタブレット出荷台数ですが、首位となったのはAppleでした。次点でSamsung、3位がHuaweiという結果に。また、教育分野からの受注を増やしたLenovoやMicrosoftもランク入りをしました。
Amazonは第一四半期のトップ5から脱落してしまいましたが、第2四半期においては4位の座へと返り咲きしてLenovoが5位、Microsoftが6位になるという予想をDigitimesがしています。
第1四半期に出荷されたタブレットの75％以上が、10インチ以上のサイズのディスプレイを搭載したモデルという結果になっていますが、第2四半期ではAppleのiPad mini（7.9インチ）や、AmazonのFire 7（7インチ）といった10インチよりも小さいサイズの出荷増が見込まれるています。その為、7インチ台のディスプレイ搭載タブレットのシェアの上昇が若干増える見通しともなっているようです。
Source:iPhoneMania
Source:Digitimes
Photo:Apple
