こんにちは
アイフォン修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
かつて、スマホの次に来るビッグウェーブだともてはやされた「スマートウォッチ」。
現在はアップルウォッチと、fitbitをはじめとする健康管理用の時計型端末がある程度は普及していますが、2015年頃のように次々と新機種や新サービスが生まれるような熱は感じられません。
あの熱はどこへ行ってしまったのか、考えてみましょう。
スマートウォッチ市場で存在感を放っているのは、やはりAppleのApple Watch。最近では女性がアップルウォッチに操られ、運動させられるテレビCMが放映されていますね。
2019年第1四半期の世界のスマートウォッチ市場でAppleはシェア35.8%。二番手以下にダントツの差をつけ、シェアトップに君臨しています。
Apple Watchは現在4世代目。初代は2015年に登場し、第2世代が2016年秋にFelicaに対応して登場。第3世代は2017年に登場し、セルラー通信に対応したモデルを発売。現行機である第4世代では狭額縁化され、画面サイズが拡大しています。
とはいえ、初代から大きな変更はなく、機能もヘルスケア、スマホの通知表示、音楽や通話などのスマホ本体機能補助、支払い機能にとどまります。
便利ではありますが、現在「スマホで事足りる」と考えている層にどれほどアプローチができるかを注視する必要がありそうです。
Apple以外の米中韓各社もしのぎを削っていますが、現在も対Appleとなる勢力は現れません。
Googleも「Wear OS」と呼ばれるGoogleアシスタントに対応したOSを現在もアップデートしていますが、普及しているとはまだ言えません。
Amazonでスマートウォッチと検索をすると、5000円前後で購入可能なスマートウォッチがずらりと並びます。
どのモデルも心拍や歩数、カロリー計算など、ヘルスケアに重きを置いたモデルとなっており、フィットネストラッカーとの差別化を打ち出せていない状況。
また昨今では、ソニーの「wena」シリーズやGARMIN社などから、ディスプレイを搭載しない、あるいは非常に小さいディスプレイのモデルが発売されており、一見するだけではスマートウォッチだと気づかないモデルも出回っていることがわかります。
Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチ最大のネックは、電池寿命であると言えます。1日~1週間ごとに充電を必要とするという短期的な電池寿命に加え、くりかえし充電することでバッテリーが劣化するという長期的な電池寿命もあり、一般的な時計の感覚で購入することが難しいのが現状。
特に、高級路線をいくスマートウォッチは、内部スペックが技術の進化とともに時代遅れとなります。
こうした寿命という面に加え、スマホの出先機関という役割から脱出しきれないというスマートウォッチそのもののコンセプト問題も解決しきれてないと言えます。
こうした理由から、今後もApple Watchを超える価格帯の、電子ディスプレイを前面に押し出したスマートウォッチは大きな普及を見せないのではないでしょうか。
一方で、Apple Watchのヘルスケア機能は、普段の健康サポートのみならず、慢性腎疾患や心筋梗塞を予期して警告を発し、利用者を救命するなどの生命に関わる部分までサポートしており、スマートウォッチは今後もヘルスケア機能を中心に支持する層はいることでしょう、
商業的には成功と行かなくとも、健康寿命を伸ばしてくためにも無くなってほしくないガジェット。それがスマートウォッチなのでしょう。
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