AppleはGoogleが指摘したiOSのセキュリティ上の脆弱性について、Googleに反論する声明をしていました。
これは英語での記載でしたが日本語訳が今回公開されました。
Googleの説明への反論内容、日本語版も公開！
Appleは、今回Google Project Zeroが指摘したiPhoneのセキュリティ上の脆弱性について先日の英語版に続いて日本語版の声明を公開いたしました。
声明では、「攻撃により影響を受けたのはウイグル族のコミュニティーに関するわずか十数件のWebサイトであり、"リアルタイムにすべてのユーザのプライベートなアクティビティを監視する"かのようなGoogleの説明は間違った印象を与える」と反論をしています。
Googleが攻撃が行われた期間が"2年"と追及している内容についても、
「約2カ月だけであり、Googleがバグについて連絡してきた時点で、バグの修正作業中だった」と説明があります。
セキュリティとプライバシーを重視するApple
Appleはセキュリティとプライバシーを「基本的人権」として、他のメーカーに比べ特に重視する姿勢を強調しています。
セキュリティとプライバシーは、ティム・クック最高経営責任者（CEO）就任後にAppleが重視する6つの価値観の一角を占めています。
AppleはiOSやmacOSのセキュリティ機能について、ビジネスユーザー向けWebページで詳細に解説した資料を一般にも公開しています。
これはユーザー自身が確認することが出来るのでとても良いですね。
iOS13ではさらにセキュリティを強化している
現地時間9月10日のスペシャルイベントで正式版の公開日の発表が見込まれているiOS13。
プライバシーとセキュリティ関係の機能がさらに強化されています。
そのなかでも【Sign in with Apple】は、各種WebサービスへのログインにAppleが発行したランダムなアドレスが使用されるシステムです。
もし、仮にWebサービスのユーザー情報が漏洩しても被害を最小限に留めることができるようになっています。
今後iOSのセキュリティの強度がさらに上がるとユーザーにとってはメリットになるので期待していきたいですね。
Source:Apple
