こんにちは。アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。
米雑誌PeopleがAppleWatchによってテキサス州に在住の自閉症の青年とその家族が助けられたというニュースを報じました。
これまでもAppleWatchは様々な「助け」に
腕に四六時中つけていられる上、多岐にわたる機能が搭載されたAppleWatch。これまでも「AppleWatchがあったから助かった」というニュースはいくつか報じられてきました。
例えば以前、AppleWatchを付けていた女性が性的暴行犯から身を守ったということがありました。2019年4月1日、自宅ソファでうたた寝をしていたところ、家の中で不審な気配に気づいた女性。手元にアイフォンがなかった彼女は侵入者に気づかれないよう必死に寝たふりをしながら、腕につけていたAppleWatchを使ってボーイフレンドにメッセージを送ります。はじめはエイプリールフールの冗談かと受け取ったボーイフレンドでしたが二度目に送られたメッセージに事の重大さに気づき、警察に通報しました。警察が駆け付けた頃には犯人は女性のすぐそばまで迫っていたそうです。事件の後、女性は恐怖の時間を「本当に、死ぬんだと思いました」と語っていたそうです。犯人の所持物や供述から性的暴行を目的とした計画的犯行だったことが判明しています。
上記のような危機的状況からの脱出の他、心拍数の異常が検知されて一命を取り留めるなどの例も報告されています。
ノイズアプリが救いに
テキサス州に住むスコット・ベネットさんご家族は自閉症である彼の息子サムさんが日常的に大声を出して話をする事に悩まされていました。このために家族で気軽に出かけることも出来なかったそうです。
しかしそんな中、スコットさんはノイズアプリの存在に気が付きます。このノイズアプリはwatchOS 6で搭載されたもので、周囲の騒音レベルを測定するアプリになっています。バックグラウンドで常に周囲の音が何デシベルかを測っているので、騒音レベルが一定以上になると通知もしてくれます。
このように耳の健康に配慮したアプリであり、比較的高精度な測定が可能という事です。
このノイズアプリが大音量を感知した時に画面を黄色く光らせて教えてくれるということを発見したスコットさん。すぐさま息子のサムさんに黄色い画面を見せてみたところ、自分が話すことで画面が黄色くなることを認識し、小声で話すようになったそうです。それ以降もサムさんが大声で話しだしてもスコットさんが黄色い画面を見せることですぐ小声になるようになっため、生活が以前と比べ改善されたとスコットさんは話しています。
Facebookでも話題に
スコットさんはFacebookで一連の出来事をシェアしました。すると100件を超える反応があり、同じように自閉症の家族をもつ人々の間で話題になりました。
スコットさんはまた、今回はたまたま自分に合う機能を発見したものの、他にも役立つ機能があるはずだと語っているそうです。
さらに他の機能が活躍
上記の出来事に加え、AppleWatchは自覚していなかった症状をも教えてくれました。
同じくテキサス州に在住の獣医師レイ・エマーソンさん(79)は、プレゼントで貰ったAppleWatchを身につけていました。するとある日、AppleWatchから心房細動を検出したという通知が表示されたのです。健康に過ごしており、眩暈や動機、疲労などの自覚症状が無かったエマーソンさんはそこで初めて症状を知り、かかりつけ医の診察を受けた結果確かに心房細動であると診断されました。その後エマーソンさんは手術を受けています。
これまでAppleWatchを自分で買う事のなかったエマーソンさんにとって、今やAppleWatchは「私の相棒だ」そうです。
AppleWatchが診察のきっかけになる事例
米メディアのCBS Austinのインタビューにおいてセント・デイビッド・メディカル・センターで心臓電気生理学を専門とするジェイソン・ザグロズキ医師が答えた内容によると、週に約1~2人がAppleWatchの警告を受けて診察に来るとのことです。このような事例はApple Watch Series 4で心電図機能が搭載されてからというものとみに増えており、多くの人々の健康状態がより迅速にわかるようになってきています。これからも病気の早期発見や様々な形の人助けにAppleWatchが活躍することを期待したいですね。