iPhone修理ダイワンテレコム岡山店スタッフでございます。
iPhone、iPadのバッテリーについて情報提供させていただきます。
iPhone、iPadに使用されているバッテリーは、「リチウムイオンバッテリー」です。
Apple製品だけでなく、様々な電化製品に採用されています。
リチウムイオンバッテリーは、それまで普及していた方式と比べて
軽くて小型にもかかわらず、エネルギー密度が非常に高いです。
バッテリーの名称由来になっているリチウム(Li)は元素の周期表では水素(H)とヘリウム(He)の次に登場する非常に軽い金属元素です。「すいへーりーべぼくのふね」の語呂合わせの「りー」の部分ですね。
水素とヘリウムは気体なのでバッテリーの材料にはできません。バッテリーの材料にできる金属元素の中ではリチウムが最も軽いことになります。
エネルギー効率、寿命、自己放電などいろいろなパラメータからみても総合的な性能がとても高く、石油や石炭を使わない新しいエネルギー社会の太い柱として期待されています。
「リチウムイオンバッテリーの父」と称される吉野彰さんが2019年10月にノーベル化学賞を受賞していますね。世界的にもエネルギー革命と認識されているのでしょう。
軽くて、性能が良い。
寿命も長いとなれば、各メーカーが採用しないわけありませんね。
iPhoneやiPadなどスマートメディアに使用されているリチウムイオンバッテリーは、充電サイクル回数が500回程度で性能が落ちると言われています。
充電サイクル1回は、0%→100%で1回とカウントします。
50%→100%で0.5回ですね。
「毎日就寝前に充電して、翌朝100%になっている」という使い方だと「1年半」程度の継続使用で寿命を迎えるとされています。
以下に寿命が長いといっても、いつかは寿命を迎えます。
この寿命をなるべく長持ちさせるための方法をお教えしましょう。
満充電状態、空っぽの状態は、リチウムイオンバッテリーの寿命を早めます。
空っぽの状態でiPhone、iPadを保管している人はいないと思いますが、充電ケーブルを挿しっぱなしにして、100%充電出来た状態でもそのままにしている人は多いのではないでしょうか。
【 100%になったら充電ケーブルを外す 】
これを意識するだけでも、寿命は変わってきますよ。
リチウムイオンバッテリーは、周囲温度「25度」が基準です。
iPhone、iPadは持ち運びを前提としているので、真夏の自動車内、直射日光にさらされる場所へ放置など、かなり過酷な高温環境におかれることも珍しくありません。
リチウムイオンバッテリーの最高許容周囲温度は「45度」と規定されています。日本の一般的な気温では45度以上になる事はそうそうないですが、真夏の自動車内、直射日光などで「45度」を超える危険温度になる可能性はあります。
【 iPhone、iPadは暑いところが苦手 】
防水ケースに入れてお風呂に持ち込むなんて絶対ダメですよ。
iPhone、iPadで使用されているリチウムイオンバッテリーは、性能が高く寿命も長いですが…「寿命が近づくとガクンと性能が落ちる」という特性があります。
・バッテリー残量が30%くらいなのに突然電源が落ちる
・「あれ?」と思って充電ケーブル挿すとすぐに電源が入って30%表示
…みたいなことが起こったら危険サインです。
・使い続けているとどんどんバッテリーの劣化が進み、80%でも電源が落ちる。
・充電しないと電源が入らない。
・いくら充電しても電源が入らない。
というようにみるみる性能が落ちていきます。
「バッテリーの減りが早くなったな」と思ったら、とりあえずパソコンに接続してバックアップを取っておくのがおすすめですよ。
iPhone修理ダイワンテレコム岡山店では、iPhoneもiPadもバッテリー交換を受付しております。お気軽にお問合せくださいませ!
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source:電気設備の知識と技術