iOS11が正式リリースされ、すでに多くの方がアップデートしたと思いますが
もっとも多く問題にされているのがバッテリー消費が速すぎるというものです。
梅田店でもたくさんお問合せをいただいたので、ちょっと原因を調べてみましたが
これが原因とはっきり言える「不具合」はありませんでした。しかし、原因の可能性が高いものから順にご紹介します。
1.キャッシュの作成
アップデート後のバッテリー消費の速さについて、ほとんどの方が約2.4倍の速さでバッテリーが減少しているようで。これはヘビーユーザー、ライトユーザー関わらずに起きているとのことです。
iOS10からiOS11への大型アップデートですので、内部キャッシュの最適化が行われていて、大量にCPUでバッテリーが使われている可能性があります。
もしも、iOS10.2以前のiOSからのアップデートですと、ファイルシステムがAPSFへ変更となりますので、そこでも処理が行われていると思われます。
これらのことから対策としては、そのまましばらく我慢して落ち着くのを待つという解決方法しかなさそうです。内部処理が終われば異常なバッテリー消費は収まるでしょう。
2.Bluetoothがオンになったままになっている
iOS11ではコントロールセンターでBluetoothがオフになっていても機能自体はオフになっていないようです。
コントロールセンターでのオフは接続の切断のみになっていて、Bluetoothはバッテリーを使ってしまう状態のままということです。
通知領域にBluetoothのアイコンはありませんが、設定画面ではオンのままになっています。この状態でBluetooth対応機器があるとそのまま繋がります。この状態ですとBluetoothが電波を出していますので、バッテリーを消費してしまいます。
3.写真がiCloudへアップロードされている
これはバッテリー消費にも関わりますが、モバイル通信量にも影響しますので、確認しておいた方が良いでしょう。「設定」アプリの「写真」をタップします。すると、「マイフォトストリームにアップ」という項目ができています。
これがオンになっていると全ての写真がiCloudにアップされますので、バッテリーを消耗しているかもしれません。必要なければオフにしましょう。
そして、この次が重要です。その下に「モバイルデータ通信」という項目が増えています。これをタップします。
最初から「モバイルデータ通信」がオンになっています。フォトストリームがオンになっていて、このモバイル通信がオンになっているとSIMを使った通信量が圧倒的に増えます。これも必要なければオフにしておきましょう。
4.AssistiveTouchがオンになっている
アシスティブタッチはスクリーンショットをワンタッチで撮ったり、電源ボタン代わりに使ったりなど、一旦使い慣れると手放せなくなるくらい便利な機能。
よって、日常的に使用しているユーザーにとってはこれをオフにするのはかなり不便を感じるとは思いますが、背に腹は変えられません。
「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「Assistive Touch」と進み、Assistive Touchをオフにしましょう。
iOS11でのバッテリー消費についての原因、対処法として以上のことが考えられます。
もちろん、バッテリーの寿命が原因の場合もあるので、上記の対処法を試してみても改善がない場合は
ぜひダイワンテレコム梅田店へご相談ください。