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2020年発売となる「iPhone 12シリーズ」の製造開始は7月になると、台湾メディアDigiTimesが伝えています。
一方で、発売時期については未だに不明となっています。
iPhone 12、4モデルとも製造開始は7月との見通し
発売が予定されている4モデルのiPhone 12シリーズですが、量産前に行われる検証プロセス「技術検証試験(EVT)」の第2フェーズが6月末に完了予定となっており、7月には4つ全てのモデルの製造が開始されると台湾メディアDigiTimesが伝えました。
製造開始は同時ながらも、発売時期については現時点では不明ということです。
ミリ波5G対応の上位モデルは遅れて発売か
iPhone 12シリーズはすべてのモデルが5Gに対応すると見られていますが、iPhone 12シリーズの上位モデルにあたる「iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Max」は特に超高速通信が可能となるミリ波(mmWave)に対応すると予想されています。
サプライチェーンに詳しい複数のメディアは、ミリ波帯の5Gをサポートする上位モデルの発売が遅れると述べています。
特にアップル製品関連の著名アナリストMing-Chi Kuo氏は、5Gミリ波対応モデルのiPhone 12は4月頭にアンテナパッケージの設計変更が行われたために製造の認証プロセスで遅れが生じている、と伝えました。
Tips:ミリ波とは?
5G関連の報道では「ミリ波」「Sub6」というワードをよく目にします。
これらは電波の周波数帯を表しており、ミリ波は30GHz~300GHzの電波、Sub6は30GHz未満の電波を指しています。
電波の周波数が高いと、電波が伝える情報量が多くなるために高速通信が可能となりますが、周波数の高い電波は障害物に遮られやすく安定しないという特徴を持ちます。
逆に電波の周波数が低いと通信速度は落ちてしまいますが、より遠くまで、障害物も回り込むように電波が届くために安定しているという特徴を持ちます。
そのため、周波数帯の高いミリ波を実用するには電波を飛ばす基地局を多く設置する必要があります。
iPhone 12シリーズは
・iPhone 12
・iPhone 12 Max
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
の4モデルが発売されると見られています。
このうち「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」の上位モデルはミリ波+Sub6、「iPhone 12」「iPhone 12 Max」のスタンダードモデルはSub6のみに対応すると見られています。
ミリ波アンテナの設計変更で発売が遅れると予想されている「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の詳細な発売日については続報を待ちたいところです。