2020年に発売されたiPhone SEは、iPhone8と同じスペックを持ちながらA13 Bionicを搭載した高性能スマートフォン。
アウトカメラを強化しつつ、イン・アウトカメラともにポートレートモードに対応するようになりました。
本体は4.7インチで重さは148gと軽量。さらに64GBモデルなら消費税込みでも5万円以下の価格設定。これまでiPhone8以前のモデルを使ってきた人にとって、非常に魅力的なモデルに仕上がっています。
人によるが、最上級のiPhoneなのではとの声も…⁉
148gと超軽量な本体
iPhoneSE 2020では重量は150gを切り、148gとなっています。この重量はiPhone8と全く同じ。iPhone11 Proは188gなので40gも差があります。
高性能になったカメラでポートレートも可能
iPhone XRから搭載されたシングルカメラポートレートがiPhone SE 2020でも搭載されることになりました。iPhone8でも同じ画素数(1200万画素)ですが、ソフトウェア側で機能追加されることはユーザーにとってはありがたい限りです。
ホームボタン(Touch ID)が復活
iPhone SE 2020ではホームボタン(Touch ID)が復活しました。iPhoneX以降のFACE IDではマスクを認識しないことから日本の環境では不利でしたが、Touch ID搭載のA13 Bionicモデルが出たことは有難い限りです。
カメラスペックは以下の通りです。ズームに最大倍率は5倍です。
有効画素 |
F値 |
手振れ補正 |
||
光学 |
電子式 |
|||
メインカメラ |
1200万 |
1.8 |
〇 |
〇 |
インカメラ |
700万 |
2.2 |
- |
〇 |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
動画撮影能力
アウトカメラは以下の通りです。4Kは30fpsです。
4K 撮影 |
24,30,60 fps |
1080P 撮影 |
30,60 fps |
720P 撮影 |
30 fps |
インカメラはのスペックは以下の通りです。おそらくiPhone8と同等クラスを搭載しています(iPhone11系統では1080Pは60fpsにも対応しているため)。
1080P 撮影 |
30 fps |
iPhoneSE 第二世代(2020)で撮影した作例
標準レンズと光学ズームした時の比較です。ズームでも荒れは少なく実用性は高いと感じました。
オート
光学2倍
フォーカスによるホワイトバランスの変化を検証しました。あまり色の変化は感じませんでした。
黒にフォーカス
緑色の葉にフォーカス
接写能力を検証しました。文字にピントが合うことを前提に撮影しています。iPhoneシリーズ全般に言えることですが、接写能力は低いです。
充電器の文字にピント
50に合わせて撮影
iPhone SE 2020は上下にベゼルのあるデザインです。iPhone8からの変更点として白色モデルでも前面が黒になっています。黒・白・赤のカラーバリエーションになっています。
以下はiPhone XS MAX との比較ですが、かなりはっきりとした白色になっています。
上部には何もないすっきりとしたデザインです。
コンセントはUSB-Aとなっており、iPhone8同様に低速充電になります。充電器はUSBケーブルcタイプが急速充電可能です。
参考までにiPhone11 ProとiPhone XS MAXと比較した写真です。
iPhone11 Proと比較すると薄くなっています。
お待たせしました、、内容が長くなってしまったΣ( ̄ロ ̄lll)ガーンすみません。。本題にいきましょう!
メリットは・・・
本体価格が安い
最も容量の小さな64GBであれば、税込みでも5万円を切る価格になっており格安スマホ並みのレベルと言えるでしょう。コストパフォーマンス評価でも書きましたが、ハイエンドのSoCを搭載して5万円以下は国内販売されているスマホではほぼありません。
SIMフリーモデルで言えば、値落ちしたHuawei nova 5Tくらいでキャリア版では値引きを考慮しなければ、5万円以下のハイエンドモデルはありません。価格は安い方がいいが、性能は妥協したくない。という人にピッタリすぎるスマートフォンと言えます。
重量が軽い
iPhone SE 2020は本体の重さが148gしかありません。長時間の通勤・ゲームは直接肩に負担が来ます。重量が軽いことは長く使うためには最重要項目と言ってもいいほどです。
背面の白が美しい
購入が白に限った話ですが、鮮やかな白で美しいです。サイドのアルミニウムの加工も滑らかなので、ケース無しで運用したくなる色合いになっています。
インアウトともにポートレートが可能に
iPhone SE 2020ではiPhone8ではできなかったポートレートモードができるようになっています(iPhone8 Plusは可能)。なお、インカメラもポートレートモードに対応しています。
画質の点ではiPhone11 Proの方が断然上ですが、ポートレートは画質云々ではなく、強制的にボケを生み出しているため、画質以上に美しさの寄与が大きいと感じます。
デメリット
バッテリーのもちは比較的短い。特定の環境ではカメラの性能が低下する。貧弱なスピーカー。5Gに非対応。ほかの新型iPhoneと比べると頑丈とはいえない。大画面モデルを数カ月使ったあとでは、4.7インチの画面は小さく感じる。
参考(https://wired.jp/2020/04/25/apple-iphone-se-2020-review/
Liquid Retinaではない
iPhoneSE 2020の最大の欠点はLiquid Retinaではないことです(iPhone8のRetina HD相当のスペック)。iPhone8の生産工場を流用したのかもしれませんが、ディスプレイが型落ちとなっているのは残念です。
普段からiPhone11 Proを使っている人にとっては、残像感がかなりきつく感じました。
ホワイトモデルの前面が黒
個人的な意見ですが、私は前面白の方が好きです。今回カラーバリエーションには白を備えていますが、ホワイトモデルも前面は黒になっていますほとんど気になりませんが、選択肢がなかったことは残念です。
ほとんど気になりませんが、選択肢がなかったことは残念です。
超広角・ズームはない
シングルカメラなことでiPhone11 Proのような超広角・望遠は備えていません。
インカメラが据え置きである
インカメラ自体はポートレートモードや深度コントロールが可能ですが、ハードウェアスペック上は全くiPhone8と同じとなっています。実機を見ないとわかりませんが、賛否両論分かれるところと言えるでしょう。
充電ケーブルが過去モデルである
iPhone11シリーズは充電ケーブルがUSB-CとLightningの充電ケーブルが同梱されていますが、iPhone SEは残念なことに旧モデル(iPhone専用充電ケーブル)です。MacBookがUSB-Cしか搭載していないことを考えると余計な負担がかかる恐れがあります。
メモリーなどの内部機能はiPhone11シリーズと同等で素晴らしいが、
カメラにこだわる、子供の成長記録でよくカメラを使う人は11シリーズよりも精度は落ちていて、ディスプレイなどの外見はiPhone8レベルということがわかりました!!
映え~なインスタ写真をよく投稿する方や小さい子供がいる親御さんなどは物足りないかも( ^ω^)・・・そこまで写真頻繁には撮らない人はスペックとして最上級なものと言えます!
わがままな要望はあとはイヤホンジャックのみ・・・!
byiPhone8所持者
参考:https://simpc.jp/sp/iphonese-2020-review/とhttps://wired.jp/2020/04/25/apple-iphone-se-2020-review/