iPhone修理・iPad修理のダイワンテレコム大阪梅田駅店です。
先日公開されたiOS13.6.1をインストールしたiPhoneでバッテリー持続時間のテストを行った検証動画がYouTubeチャンネルiAppleBytesから公開されています。
日本時間8月13日に公開された「iOS13.6.1」では、『その他』がiPhoneストレージを大きく圧迫する問題を含め、様々な不具合の修正が行われています。
iOS13.6.1のバッテリー持続時間・消耗速度を検証!
新しいiOSが公開される度に検証動画を公開しているYouTubeチャンネルのiAppleBytesは、iOS13.6.1のバッテリー持続時間をテストする動画を新たに公開しています。
iOS13の過去バージョンでは、インストールすることによってバッテリーの消耗が激しくなるバージョンがいくつか報告されており、iOSのアップデートに不安を持っているユーザーも多いと思われます。
iAppleBytesの検証では、そのようなiOSの「外れバージョン」をあらかじめ知ることができるため、アップデートの際にお世話になっている人もいるのではないでしょうか。
iPhoneの人気7モデルを使用して検証を実施
検証動画では、iOS13.6からiOS13.6.1にアップデートを行ってから4日が経過したiPhoneを使用しています。
アップデートから検証まで間をあけるのは、iOSアップデート直後にはバッテリーの消耗が不安定になりやすいためです。
iPhone SE(初代)、iPhone 6s、iPhone 7、iPhone 8、iPhone XR、iPhone 11、iPhone SE(第2世代)の人気7モデルで検証を行います。
それぞれのiPhoneにiOS13.6.1をインストールし、画面の明るさを25%に固定。
ベンチマークアプリ「Geekbench 4」のバッテリーテスト機能を使用し、バッテリー残量が100%から0%になるまでの時間を計測します。
果たして、iOS13.6.1ではバッテリー持続時間に変化は見られるのでしょうか。
iOS13.6.1でバッテリー持続時間に変化は?
Geekbench 4でのバッテリーテストの結果、iOS13.6.1での各iPhoneのバッテリー持続時間は以下のようになりました。
iOS13.6のデータは同じくiAppleBytesの検証によるものです。
機種 | iOS13.6.1 | iOS13.6 | 持続時間の差 |
iPhone SE(初代) | 2時間58分 | 2時間56分 | +2分 |
iPhone 6s | 3時間1分 | 3時間0分 | -1分 |
iPhone 7 | 3時間7分 | 3時間15分 | -8分 |
iPhone 8 | 3時間9分 | 3時間11分 | -2分 |
iPhone XR | 5時間42分 | 5時間27分 | +15分 |
iPhone 11 | 5時間42分 | 6時間12分 | -30分 |
iPhone SE(第2世代) | 3時間50分 | 3時間43分 | -7分 |
iOS13.6.1ではバッテリー持続時間がやや低下傾向に
2020年1月18日リリースのiOS13.3.1以降のiOSで、Geekbench 4のバッテリーテストを行った結果をまとめたグラフがこちらです。
どのモデルもiOS13.5、iOS13.5.1、iOS13.6でスコア(バッテリー持続時間)がやや低下傾向にありましたが、iOS13.6.1でもスコアを下げているモデルがいくつか見られます。
特にiPhone 11についてはiOS13.6からのスコア低下が目立っており、実際に30分もバッテリー持続時間が短くなっています。
一方で、iPhone 11と同じA13 Bionicチップを搭載しているiPhone SE(第2世代)はあまり変化は見られず、スコア低下はチップセット上の問題というわけではなさそうです。
未だに根強い人気を誇るiPhone 7、iPhone 8でもiOS13.6.1でバッテリー持続時間が短くなっていますが、誤差の範疇といえるでしょう。
iAppleBytesが先日公開した、iOS13.6.1の動作速度テストではiOS13.6とiOS13.6.1の間に動作速度・ベンチマークスコアの違いは見られませんでした。
今回のバッテリー持続時間ではややネガティブな結果となりましたが、iOS13.6.1では重要な不具合が修正されていることを鑑みると、アップデートを行っておいたほうが無難かもしれません。
iAppleBytesによるiOS13.6.1のバッテリー持続時間テスト動画はこちら