2020年の秋に発売が見込まれている次世代のiPhone、iPhone 12シリーズでは5Gに対応する事で超高速通信が可能になると期待されていますが、ユーザーとしてやっぱり気になるのは早さよりも価格ですよね。
Apple関連のリーク情報に詳しいアナリスト"ミンチー・クオ"氏がiPhoneに使用される5Gに対応するための部品コストについて語りました。
5G対応によるコストアップは無い?
同氏によると5Gの中でも広いエリアで利用できるが速度が少し劣るサブ6に対応するための部品が約7,500円、現状では広いエリアで利用することが出来ないが超高速での通信を可能にするミリ波に対応するための部品は約13,000円になると語られています。
部品代が1万円近くも上がるとなるとiPhone 12シリーズの端末価格も上がってしまうということが心配になりますが、クオ氏によれば、これら部品コストの上昇がそのまま端末価格に反映される事は無いだろうと予想しています。
上昇した分の部品コストはバッテリー関連で部品コストを削減する事で、合計としては丸く収める事が可能だと伝えられています。
日本国内での5G対応エリアはまだまだ狭く、また5Gならではのサービスも少ないため購入後すぐに5Gの恩恵を受ける事は難しいですが、iPhoneやPixelなどの人気機種が5G対応モデルを発売する事で一気に5G市場が盛り上がる可能性も十分に考えられます。
Androidではハイエンドモデルだけではなくミッドレンジモデルでも5G対応している機種も出てきていますから、あとは国内のキャリアがエリアをカバーして、質の良いサービスを提供できるようになるかどうかにかかっているとも言えます。
新型コロナウイルスの影響によって、エリアの拡充が遅延してしまっているとの噂もある事から本格的に実感することが出来るのは早くても来年かそれ以降とはなりそうですね。
とはいえ、期待できる部分もたくさんあるので、キャリアの動くも含めて今後の5Gに関する情報には注目していきましょう!
source:9to5Mac