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【買換時の注意点】iPhoneを機種変更するときのメリット・デメリットを徹底調査!

【買換時の注意点】iPhoneを機種変更するときのメリット・デメリットを徹底調査!

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。

ダイワンテレコム大阪梅田店です。

買い換えるべきか、買い換えざるべきか、それが問題だ。

シェイクスピア「ハムレット」に登場するあまりに有名なセリフをもじってみましたが、まさに今、新しいiPhoneを買おうか、買うまいか、悩みに悩んでいる方もいらっしゃる事でしょう。

 

 

目次

  1. ○iPhoneを買い換えるべきか「コスト」面から考えてみる
  2. ○iPhoneを買い換えるべきか「最新機能・性能」の面から考えてみる
  3. ○iPhoneを買い換えるべきか「操作性・UI」の面から考えてみる
  4. ○iPhoneを買い換えるべきか「購入先」の面から考えてみる
  5. ○iPhoneを買い換えるべきか「中古・型落ち」の面から考えてみる
  6. ○iPhoneを買い換えるべきか「キャッシュレス」の面から考えてみる
  7. ○iPhoneを買い換えるべきか「満足感」の面から考えてみる
  8. ○iPhoneを買い換えるべきか まとめ

 本稿執筆は2019年6月ですが、おそらく9月には連年通りニューiPhoneが登場してくるでしょうし、今年になってクアルコムとの関係をようやく修復できた事でG対応iPhoneの発売も字現実味が出てきて、来年2020年のモデルで登場するか、2021年モデルになるのか気になるところです。

さらに、世界中で待望久しいiPhone SE-2の噂も出ては消えを繰り返し、不思議な事に「やっぱりもう出ない」と断定されず、延々と希望的観測が為され続けています。それだけ、小さな高性能機を望むユーザーが多いと言う事でしょう。

いや、買い換えないという選択肢もありだ。

確かにそうです。新しいiPhoneと言っても、一部のマニアックな機能・性能以外は、1年や2年で劇的に変わるものではありません。iPhoneはつい最近、ホームボタンのない全画面スタイルに大幅な変革を行ったばかりですから、「X」から始まった新スタイルは、「XS」「XS MAX」「XR」が出ただけで、今のスタイルを当分続けるはず…と考えれば、買い替えを急ぐ理由はありません。

いや、それでも新しいiPhoneを持ちたい。

その気持ちもよく分かります。筆者はホームボタンのあるiPhoneはずっと毎年買い換えてきたので、その気持ちは我が事のようによくわかるのです。

機能や性能や、あれができる、これができる、前のモデルと大差ないじゃないか…等々、関係ないんですよね。

とにかく、新しいiPhoneと出会いたいだけではありませんか?

という訳で、今回はiPhoneの買換え(機種変更)について、そのメリットやデメリットについて掘り下げてみようと思いますので、お付き合いください。

 

iPhoneを買い換えるべきか「コスト」面から考えてみる

前述の通り、筆者はホームボタンのあるiPhoneは、iPhone 7まで毎年ニューモデルを購入していました。

ほとんどが「買換え」で、買い増しにしたのは最後の3Gモデルとなった名機「iPhone 4s」の時だけで、iPhone 4sは未だに手元に置いて、時々、充電量をチェック(保管時は約50%を推奨)しつつ大切にオリジナルの箱に保管しています。

 

コスト面でのデメリットとは

「iPhone X」から本体10万円超となって、そう簡単に毎年は買い換える気にならなくなったのは事実です。コストパフォーマンスがあまりに悪化しすぎたと感じています。

毎年、税込み12万円以上の買物はお小遣い的に見てなかなか苦しいものがあります。筆者は、色々と趣味にお小遣いを食われるので、全てをiPhoneに注ぎ込むなんてできないからです。

こうなると、小さくて高性能で、しかも安い「iPhone SE-2」の登場を強く願いたくなりますが、世界中のiPhoneユーザーも同じかもしれませんね。

とにかく高い、そして「機能を落としてもいいから割安な普及機クラス」という選択肢がないのは痛いです。

最新機能やマニアックな機能なんて、最初こそ面白がって使いますが、次第にその存在さえ忘れてしまったりしますので、基本的なスマホとしての性能を安く入手できる選択肢はぜひ欲しいところです。

 

コスト面でのメリットとは

では、コスト面から見たら短期間に新しいiPhoneに買い換える事はデメリットだけなのか…と言うと、実はそうでもありません。短期間に買い換えるからこそのメリットがあります。

それは「リセールバリュー」(再販価格)です。

iPhoneは特に中古端末の価格が高い事でも知られ、筆者の実体験で言えば、ごく普通に個人売買をしても購入時の半額程度では売る事ができますし、機体の状態が良い等の条件が整えば、60%程度で再販する事も可能です。

例えば、メルカリで2年落ちとなっている「iPhone X」を探すと、Apple Storeでの定価11万2,800円に対して、7~8万円での出品が多く、7万円台前半のものは「SOLD OUT」になっています。

つまり、11万2,800円で購入したiPhone Xは、7万円で売れる可能性が充分にある訳で、これは、元値の62.5%にあたり、逆に言えば、2年使ったiPhone Xの実質コストは4万2,800円だった事になります。

個人売買は面倒という事であっても、中古端末業者でも3~5割程度では引き取ってくれるはずです。ちなみに、現時点での「Apple Trade in(端末買取り)」でのiPhone X 64GBの価格は42,800円で、販売価格の約38%ですので、市井の買取り店がそれ以下という事はまずないと思います。

Androidスマホの場合は、2年落ちのモデルが6割で売れる事は、機種にもよりますがあまりあり得ませんので、そういう意味では、iPhoneは購入価格-再販価格=実質負担額を抑えることができると言え、これは、iPhoneのコスト面での大きなメリットです。

 

機能・性能面から見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

最新機能や性能の面ではiPhoneの新型モデルでなければ利用できない機能・性能はあまり多くありません。 新型iPhoneでしか使えないのは、ハードウエアで対応しなければ実現できない機能だけで、ソフトウエアで対応可能な新機能は、「iOS」のアップデートによって旧モデルでも利用できるようになります。

そういう意味では、もちろん、新型iPhoneのハードをもってしか実現できない機能がどうしても必要と言う事であれば買わざるを得ませんが、多くのお役立ち機能は「新iOS」によって旧モデルにももたらされると考えれば、機能・性能面でのiPhone買換えは「ナシ」と言えそうです。 iOSの事だけを考えれば、4~5年は充分に耐用になると思います。

 

iPhoneを買い換えるべきか「最新機能・性能」の面から考えてみる

iPhoneが登場してから数年間の、新しいモデルがでるたびに驚く様な新機能や高性能ぶりが話題となった時代は終わって、現在のiPhoneは前モデルとの「違い」や「差」が目立ちにくくなっています。

 

最新機能・性能面でのデメリットとは

それに、ユーザー側がiPhoneの高機能・高性能を使い切る事ができないという面も大きいと思います。

「使い切れない」のは、能力である場合も多いですが、多くは「飽きた」「目新しくなくなった」等の問題で、結局のところ、日々の利用の中で使う機能は、ベーシックな基本機能ばかりという事も珍しくありません。

例えば、iPhone XSのポートレートモードの深度コントロールなんて、はじめこそ使っていましたし、深度コントロールした写真をInstagramにあげたりしていましたが、今や、ほとんど使う機会はなくなり、普通の写真を撮っています。

使っていないと言えば、アニメ文字「ミー文字」もです。最初こそ自分の顔を作ったりしましたが、いまとなってはその作った自分の顔さえ利用していません。

「最新機能が使いたい」「新たな高性能の恩恵に浴したい」と思っても、実際には、「最初だけ物珍しいから」に過ぎないことが多く、珍しさのと好奇心のために、10万円超の支出は少々大きすぎる気がします。

最新機能・性能面でのメリットとは

反対に、新たに搭載された新機能のうち、いくつかは日々の利用の中で生かされているものもあります。

例えば「ショートカット」は、逆に最初は「なにのこっちゃ?」と機能すら理解していませんでしたが、今では自分でショートカットを作成して、ウィジェットに設置するなど活用しています。

また、「バッテリー管理」はマメに参照していますし、「おやすみモード」も活用しています。

しかし、これらは新型iPhoneの機能というより、新たなiOSの機能であって、アップデート対象となったiPhoneであれば、旧モデルでも利用できる機能です。

逆に使っていない機能カメラの「深度コントロール」や「ミー文字」等が新型iPhoneでなければ使えないきのうなのに、それは使っていません。

 

機能・性能面から見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

最新機能や性能の面ではiPhoneの新型モデルでなければ利用できない機能・性能はあまり多くありません。 新型iPhoneでしか使えないのは、ハードウエアで対応しなければ実現できない機能だけで、ソフトウエアで対応可能な新機能は、「iOS」のアップデートによって旧モデルでも利用できるようになります。

そういう意味では、もちろん、新型iPhoneのハードをもってしか実現できない機能がどうしても必要と言う事であれば買わざるを得ませんが、多くのお役立ち機能は「新iOS」によって旧モデルにももたらされると考えれば、機能・性能面でのiPhone買換えは「ナシ」と言えそうです。
iOSの事だけを考えれば、4~5年は充分に耐用になると思います。

 

iPhoneを買い換えるべきか「操作性・UI」の面から考えてみる

iPhoneはAndoridと異なり、全てのiPhoneをAppleが開発・製造(実際に作るのは下請け)しています。

Androidは、基本OSである「Android」をoogleが開発し、スマートフォン端末は、製造目メーカー各社が独自に開発・製造しているため、各社の考え方によって、機能・性能が異なる上、操作性・UI(ユーザーインターフェイス)が異なるため、異なるメーカーの端末だとうまく操作できない、設定の方法が分からない等の問題が起こります。

単一メーカーでの開発・製造であるiPhoneは、基本的な操作性やUIが統一されているため、何年も経ってから最新モデルに買い換えたとしても、操作性がチンプンカンプンと言う事はまずありません。

iPhoneにも大きな変化が起きた事がありました。

2017年の「iPhone X」の登場です。それまでのiPhoneは、機体下部の真ん中に大きめの「ホームボタン」があり、それが操作上の「基本動作」であると同時に、iPhoneのアイデンティティになっていた面もありましたが、2017年にiPhone10周年記念モデルとして登場したiPhone Xには、その「ホームボタン」がありませんでした。

つまり、常に共通のカタチとUIを保ってきたiPhoneに起きた一大変革こそ、iPhone Xが採用したホームボタンなしの全画面ディスプレイだったのです。

ホームボタンがなくスマホの全面がディスプレイというレイアウトは、「ホーム画面へ戻る」という操作の基本中の基本に変化をもたらしたわけです。

でもさすがにApple、ディスプレイ下端を上にはね上げるような動作に代わった「ホームへ戻る」の操作について、「慣れない」という意見はありましたが、発売から2年近くを経過した現在、あまり否定的な意見を耳にしないのは、新たなUIもしっかりユーザーに受け入れられたという事でしょう。

つまり、iPhoneの場合、何世代もモデルを飛ばすと「浦島太郎」状態になると言う事はありません。

4~5年前のモデルから買い換えても、ほんの数分で新しい操作とUIに慣れる事ができるはずですので、操作性やUIが原因で、特に急いで買い換える必要はないと言えます。

操作性・UI面から見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

iPhoneの操作性やUIは、短期間にガラッと変わる事はありません。
iPhoneが発売されてから、10年余りで1回だけ、ホームボタンがなくなるという大きな変化がありましたが、新たな操作性・UIでも充分iPhoneらしさは継続されていて、全く違う操作性・UIにはなっていません。

そういう意味では、短期間で急いで買い換える必要はないと言えます。
2~3年でも、4~5年でも、買い換えた時の「新しい操作感」は同程度ではないかと思います。

 

iPhoneを買い換えるべきか「購入先」の面から考えてみる

これまで、多くのiPhoneユーザーが、NTTドコモ・au・Softbankの大手キャリア3社で購入してきました。

2年契約+自動更新(9,500円の解約違約金付き)を前提に、24回分割でスマートフォンが安く買えるという、嘘ではないにせよ、勘違いや誤解を生みやすい仕組みで購入してきました。

何が誤解かと言うと、確かにiPhoneをはじめとするスマートフォン本体は割安に購入できますが、その分、2年間利用し続ける事を義務付けられた「2年契約」は割高で、値引きしたスマホ代金を補って余りあると言う事です。

その事を踏まえて、菅官房長官の「4割値下げする余地がある」という発言になったと考えられ、それだけ、大手キャリアは割高な料金で儲けてきたということです。

通信料金+端末代金の合計で考えた場合、キャリアのプラン料金+端末代金は、格安SIM+Apple SIMフリー端末の合計額よりもかなり割高である事をご存知ない方も少なくありません。

それを、「端末がこんなに安く、お得に購入できます」と言うのは、端末自体は確かに安いので嘘ではないにしても、キャリアに支払う総額は、格安SIM料金+SIMフリー端末よりも割高である事は明示していない点で、公明正大とは言い難いものでした。

 

分離プラン+端末値引き最大2万円で何が起こるのか

安くなったとアピールするキャリアの新料金プランは、「分離プラン」と呼ばれ、端末値引きとセット販売する事はNGとなった料金プランです。

目安として、家族と利用した場合の1人当たりの料金は、データ容量1GBで1,980円、1人での利用ならデータ容量1GBで2,980円程度の料金になりますが、格安SIMの標準的な料金では、1人利用でも1GB当たり1,200円程度です。

1人で契約の場合の両者の料金差額が1,780円程度あるとした場合、2年間では42,720円の差額となります。

つまり、端末の値引き最大2万円が実現した場合、端末の値引き分の2倍以上のプラン料金の差が生じるわけです。言い換えれば、格安SIMを使ってSIMフリー端末を購入した方が2万円以上割安に購入できるわけです。

今までは、料金が少し割高でも端末を割安に購入できるから…と大手キャリアが端末購入の第1候補だった訳ですが、もしかすると、今秋からはSIMフリースマホをキャリア以外で購入する方が割安だと気付く方が増えてくるのかもしれません。

 

大手キャリアの「下取り」システムは「お得」じゃない

NTTドコモが新たに導入した「スマホおかえしプログラム」、auが導入している「アップグレードプログラム」等は、36回あるいは48回分割で端末を購入し、2年経過時点で購入した端末を返却すると、それ以降の分割支払額が免除されるというもので、残債分だけ割安に端末を購入できる仕組みに見えます

しかし、これらの仕組みは実はあまり「得」とは言えません。

ドコモの「おかえしプログラム」を事例に説明すると、例えばiPhone XS 64GBの36回分割の月額は3,564円ですが、2年経過時点でスマホを「おかえし」すると、残りの1年分の支払いが免除されますので、金額にして42,768円分が免除になる計算です。

Apple StoreのSIMフリー版の正価は127,440円(118,000円+税)で、2年後のリセールバリューはもっと高いはずです。筆者の経験で言えば、故障や大きな傷がない限り50~60%程度で再販できます。

SIMフリー端末であれば、再販するか、手元に残すか、身内に使わせるか等々、ローン支払い後の端末の使い道が自由に選択できますが、キャリアの下取りシステムを利用した場合には、端末は手元に残りません。

ある意味で、2年間のリースで端末を借りていたと考えられなくもありません。システムの名称も「おかえし」ですから、元々、端末は「ドコモももの」という意識があるのかもしれません。

こうした事を勘案すると、買い換えるにしても、購入先は最早大手キャリアではない…、そんな気がします。

 

購入先から見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

スマホは大手キャリアで買うもの…という観念を変える必要があるかもしれません。
分路プラン導入+端末値引き最大2万円が実現すると、料金プランはもちろん、端末購入でも、最繁時の価値を加味するなら、SIMフリー端末の方が高価値となる可能性があります。

本文中では触れていませんが、キャリア購入の端末には「SIMロック」の問題も絡んでくるので、思い切った値引きが期待できないとするなら、大手キャリアでの端末購入は第1候補ではないはずです。

 

iPhoneを買い換えるべきか「中古・型落ち」の面から考えてみる

iPhoneは、毎年「iOS」の新バージョンが発表され、その期間内でも、バージョンアップを繰りかえされるため、旧モデルであっても常に最新の機能やセキュリティにアップデートする事が可能です。

この事は、OSの更新が製造メーカー任せのAndroidにはない、iPhoneの大きな利点の1つです。

先の「機能・性能」の項でも解説したように、iPhoneの機体自体が新しくなる事で搭載される新機能もありますが、多くは「iOS」がバージョンアップする事で、旧端末にももたらされる新機能も少なくありません。

という事は、例え、中古端末であっても、1年~数年前に発売された型落ちモデルであっても、iOSのアップデート対象であれば、多くの新機能・性能、さらにセキュリティに対応する事ができる訳です。

例えば、2017年に発売になったiPhone 8は、64GBモデルで78,800円でしたが、発売からもうじき2年になる現時点での価格は67,800円です。おそらく、2019年モデルの発売でさらにもう1段階、安くなるはずです。

現状、最も発売時期が古いiPhone 7 32GBが50,800円ですので、ストレージの違いを勘案しても、6万円前後で購入できるようになる期待があります。

筆者が日常的に利用している新機能「ショートカット」や「おやすみモード」もiPhone 8でもちゃんと利用できますし、次期iOS13でもアップデート対象である事は既に発表済で、さらなる新機能・性能が反映する事も確実です。

 

今秋からの中古キャリア端末のSIMロック解除で中古機も買換え対象に

すでに、NTTドコモは対応済みですが、一定の条件が整えば、端末の購入者本人以外でもSIMロック解除可能とある制度が、今秋からau・Softbankにも義務付けられる事が決まっています。

この制度が導入されれば、オークション、フリマ等の個人売買や、SIMロックされたままで店頭に並んでいるキャリア版スマホの多くがセカンド・オーナーでもSIMロック解除する事ができるようになります。

中古端末も、程度の良いものを発見できれば最新iOSの機能やセキュリティをアップデートする事ができますので、これまで人気がなかったau版・Softbank版のiPhoneも充分に買換え対象となり得ます。

 

中古端末・型落ち機から見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

これまではSIMロック解除の問題もあって、なかなか流通し難かった中古端末ですが、今秋からのルール改正によって、充分買換え対象となり得ると思われます。
また、新モデル発売に合わせて価格が改定される型落ちモデル(旧モデル)は、「充分買換え対象」というより、すでに「賢い選択」というイメージも定着しつつあります。

そうした中古端末や型落ち機であっても、iOSによって最新の機能やセキュリティにアップデートできる事は、Android機にはないiPhoneならではのメリットと言える事から、今後は中古端末・型落ち機も買換え対象としての検討は大いに「アリ」だと思います。

 

iPhoneを買い換えるべきか「キャッシュレス」の面から考えてみる

昨今隆盛のスマホ決済(バーコード決済)は、電子マネー機能を持たない旧モデルでも利用できますが、これは実はあまり目立たないスマホ決済サービスの大きなメリットです。

iPhoneで言えば、iPhone 7以降のモデルではApple Payが使えますが、iPhone 6s/6s PLus/SE以前ではクレジット決済やSuicaの利用はできません。

しかし、アプリでバーコードを表示できれば利用できるスマホ決済は、Apple Pay非対応機でも利用できるため、iPhone 6s/6s PLus/SE以前のモデルであっても、ハヤリのキャッシュレス化に乗れるメリットがある訳です。

利用できるお店の数という点で考えると、手数料が割高で設備にもお金がかかるクレジットカードや電子マネーは中小の店舗では導入しづらく、その点、バーコードを掲示するだけで導入でき、手数料も安いスマホ決済は、今後は中小の店舗へ拡大してゆくと思われますし、大手はすでに対応済です。

そうした観点から見れば、Apple Pay対応のiPhone 7以降のモデルに急いで買い換える必要はないと言えます。

また、もしiPhone6s/6sPlus/SEから買い換えるのであっても、キャッシュレスの面から言えば、最新モデルである必要はありません。

Apple Pay対応のiPhone 7は、Apple StoreのSIMフリー版が50,800円から購入可能ですし、メルカリ等では、程度の良いものでも3万円前後から見つける事が可能です。

 

キャッシュレスから見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

キャッシュレスの観点から言えば、旧モデルでもスマホ決済を利用できることから、iPhoneの買換えは急ぐ必要はないと言えます。

PayPay・LINE Pay・メルペイ・d払い・楽天ペイ等、既存のスマホ決済は大規模チェーン店ではほぼ利用可能となっていますし、今後は中小の店舗へも拡大してゆくと見られます。

クレジットカード決済をしたい場合でも、スマホ決済の支払いカードに指定する事で、旧端末でも間接的に、クレジットカードを利用する事ができますし、逆にクレジットカードを使いたくない場合でも、銀行口座から残高をチャージできるPayPayやLINE Payはデビッドカード的にも利用できる事から、キャッシュレスのための機種変更は「ナシ」と言えると思います。

 

iPhoneを買い換えるべきか「満足感」の面から考えてみる

スマホに限らず、新しい製品を手にするのは嬉しいものです。そういう意味では、新しいiPhoneに買い換えることは満足感や充実感を感じる嬉しい瞬間でしょう。

ましてや、今まで使えなかった機能や、従来以上に性能やUIが向上すれば、その喜びは何倍にもなるはずです。

それは必ずしも新品の最新モデルを手にした時にだけ訪れるものではなく、望む機能や性能・UIを備えたモデルを見極め型落ち機を割安に購入出来たり、素晴らしく状態のよい中古機の掘り出し物を発見できた時にも、それぞれの求める価値に対して喜びを感じます。

しかし、逆に、何の下調べもせずに最新の高額端末を購入した場合、思い描いていた新端末での日々が予想を下回るものになってしまう可能性もありますし、個人売買での中古機の購入には、写真や説明書きでは分からなかった不具合やキズなどが見つかるリスクも背負っており、期待を打ち砕く「ガッカリ感」を感じてしまう可能性もなくはありません。

 

満足感から見たiPhone買換えは「アリ」か「ナシ」か

誰しも新しいモノを手に入れる喜びは感じるものです。
その意味からすれば、新しいiPhoneを購入する事は、喜びを感じる事であるのは間違いありません。

ただし、ただ漫然と新しい最新モデルを購入すれば満足か…と言えば、喜びは感じつつも「満足感」の面では少し物足りなく感じるケースもあるかもしれません。

普段、自分がiPhoneのどの機能をよく使うのか、iPhoneを使っていて便利だと思うのはどんな場面なのか、その辺りを吟味して、それらを過不足なく与えてくれるモデルをチョイスすれば、求めたものを得られた満足感を得られるのではないかと思います。
逆に、不必要な機能を高額な対価で入手しても、それは「満足感」には繋がらないように思います。

 

iPhoneを買い換えるべきか まとめ

ここまで7つの項目に分けて、iPhoneを買い換えるべきか、買い換えざるべきかと考えてきましたが、如何だったでしょうか。

各々の項目を勘案した筆者なりの「iPhone買換えプラン」を以下にまとめてみました。

コスト要素

やはり9~12万円の最新機種の価格は高いので、毎年の買換えは難しいので、2年ごとの買換えを検討する。

しかし、iPhoneの再販価格の高さを利用する事で、2年後に50%の下取りを想定し、2年間の負担額を4.5|6万円と見ることにする。

機能・性能・UI要素

1~2年でハード面での大変更は起こりにくい上、iOSのアップデートにより最新機能やセキュリティを備える事ができるため、機能・要素・UI面での買換えサイクルは3~4年でも問題ないものとする。

購入先要素

今後、大手キャリアでの大幅値引きが期待できない事や、通信料金はいくら安くなったとはいえ、同等のデータ容量で比較した場合、格安SIMの方が割安であり、iPhoneの購入先はApple Storeでも割高とはならない可能性がある。少なくとも、値引き期待で大手キャリアでの購入はあり得ない。

中古・型落ち要素

機能・性能・UIの項で述べたように、iOSのアップデートはiPhoneの大きな強みであり、iOSのアップデート対象であり続ける限り、常に最新のソフトウエアによる機能改善・性能向上の恩恵は受けられる訳です。

であるならば、ハードウエアで実現する新機能が必要でないなら、中古端末・型落ち機も充分買換え対象になり得ると考えます。今秋以降は、キャリア3社で中古端末のSIMロック解除も可能になる事から、「賢い選択」とも言えると思います。

キャッシュレス要素

スマホ決済は、電子決済機能のない旧モデルでも利用できるのが利点です。

iPhone5s等のかなり発売から時間が経過している端末であっても利用可能であり、その意味では、急いでiPhoneを買い換える必要はないと思います。

ただし、Apple Payが使える事は利便性として大きな事ですので、もし、買い替えを検討するなら、iPhone 7以降を対象に検討すると良いのではないかと思います。

満足感要素

誰しも新しいモノを手に入れれば嬉しいものですが、嬉しいことと、期待した事に対する結果の満足感とは微妙に違う場合があります。

iPhoneの買換えでも、ただ新しく高価な端末だから、きっと自分の希望をみたしてくれるに違いない…といった漫然とした新端末購入では、もしかすると、満足感は得られない可能性があります。

iPhoneに何を期待するのか、どんな機能をよく使い、逆に、どの機能を使わないのか等を自分なりに分析し、求めているモノを与えてくれる端末の中から、最もコストパフォーマンスの高い端末を選ぶ事ができた時にこそ、大きな満足感を得られるのではないかと思います。

故に、ただ「最新モデルだから」「今の端末より新しいから」といった購入動機であれば、買換えは「ナシ」としたいと思います。

iPhoneの買換えについての結論

ソフトウエア(iOS)からもたらさせる新機能・セキュリティなら3~4年、ハードウエアによる新機能なら1~2年での買換えで、大幅値引きが期待できなくなった大手キャリアより、通信料金との合算で勘案し、格安SIM+Apple Storeでの購入を検討、ハード面の新機能に期待しないなら「型落ちモデル」は賢い選択になる。

今秋以降のSIMロック解除を踏まえれば中古端末も充分買換え対象となるが、オークション・フリマなどでは品質や故障・破損・ネットワーク利用制限などに要注意。

キャッシュレス対応の観点では、旧モデルでもスマホ決済が利用可能なので、買い替えを急ぐ必要はない。もし買い替えるならApple Payが利用できるiPhone 7以降を対象に検討。

ただ「新しい」と言うだけで漫然と買い換えず、必要な機能や性能を自分なりに分析し、それを満たせる端末の中から、最もコスパの良いものをチョイスする。

如何でしょうか。

あまり、他所では検討に入れない要素も盛り込んでiPhoneの買換えを考えてみました。

買い換えないという選択肢も充分「賢い」選択肢だと思いますし、買い換えるなら、目的をもって買い換えると良いのではないかな…と思います。

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