iPhone修理のダイワンテレコム渋谷店です。ストリーミングの勢いは止まらない。音楽や動画に続き、まもなくゲームのストリーミングが本格的に普及する見込み。スマホと回線があればどんなタイトルも遊び放題の時代はすぐそこだ。
ゲームを「ストリーミング」で遊ぶ時代がやってきた。
普段何気なく使うスマートフォン。ここ10年で最も変化したスマートフォンアプリは何かを考えますと、SNSでもカメラアプリでもなく、「ストリーミング」のサービスなのではないか、と思われます。
そもそもストリーミングとは、「インターネットから情報を読み込みながら再生を行う」仕組みのことを指します。いわば「ダウンロード」の対義語です。
これまでの歴史を振り返ると、まずAppleやGoogle、Amazonなどで音楽や動画がストリーミング配信されるようになりました。2015年前後の出来事です。
そして2017年ごろになると、動画のライブ配信が活発に。スポーツ配信の「DAZN」(ダゾーン)、民法の「TVer」(ティーバー)、SNSの延長線上にある「Showroom」「イチナナ」…
数多くのサービスが生まれていたこの時期に、ソフトバンクが「ウルトラギガモンスター」のプランを発表しています。技術の進歩とサービスの発展が両輪となって、それまでの「ダウンロード」や「記憶媒体」に代わり、ストリーミングはその領域を拡大してきました。
そしてこれからの時代にストリーミングされていくものは、「ゲーム」だと言えそうです。
ゲームのストリーミング市場に関しては、すでにプレイステーションが「PS Now」という名称で2015年からサービスを開始しています。月額2,315円+税で、PS3・PS4の対象ゲームが遊び放題となっています。
IT大手の推し進める次世代のゲームとは。
さらに、先日のゲーム見本市「E3」において、グーグルとマイクロソフトのストリーミングゲーム参入が発表されました。
グーグルは「STADIA(スタディア)と名付けたゲームサービスを発表。ゲームハードというものは存在せず、PCやスマホなどがネットに繋がっていれば利用できます。さらに既存のグーグルサービスとの連携が特徴で、例えばYoutubeのゲーム動画を視聴しつつ、遊びたいと思ったらそのゲームを5秒で立ち上げて遊べるようになる、と、その技術デモを紹介しています。
一方のマイクロソフトは、「xCloud(エックスクラウド)」というサービスを開発中です。
現在は開発中であるというアナウンスのみがなされていますが、おそらくSTADIAと同時期のリリースとなるでしょう。
こうしたストリーミング型ゲームの強みは、スマホやPCにとって重い負担となるゲームの処理をクラウドに任せることで、安定したネット回線さえあればどんな性能のスマホでもゲームが遊べること、そして事前のダウンロードが省略できるため、遊ぶ前の読み込みを大きく削減できることにあります。
また、ハードウェアに依存しないため、コントローラーさえあればスマホでもパソコンでもゲーム機でも、様々なゲームを楽しむことができるようになります。
従来では、例えば「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」を遊びたいならWiiUかニンテンドースイッチを、「モンスターハンターワールド」を遊びたいならPS4を…という具合にゲーム機を買い揃える必要がありました。
今後は、こうしたハードウェアの垣根が取り払われ、iPhone1台でファミコンから次世代ゲームまでを楽しむことが技術的に可能になります。
しかし、これを可能にするには、安定した固定回線または5G環境が必要とされる見込みです。ゲーム機の需要が急になくなることはないかもしれませんが、これまでのように「ゲームごとにソフトを購入する」という当たり前すら過去のものにしてしまうかもしれません。