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アイフォン修理のダイワンテレコム新宿本店です。
世界中にiPhoneのコアなファンは数多く存在しますが、ここ日本は特にiPhoneの人気が高い国です。
こちらは、日本国内におけるiPhoneとAndroidスマートフォンのシェアの推移グラフです。
2017年には70%近いシェアを獲得する等、世界的に見ても「異常」と言えるほど国内におけるiPhoneの人気はすさまじいものがありましたが、徐々に、iPhoneのシェアは下降し、2019年1月現在では、40%を少し超える程度になっています。
これを見て、日本でのiPhoneに人気がなくなってきた…と考えるのは早計です。
なぜなら、iPhoneはApple1社のみで製造されたものですが、Androidの中には、Huaweiをはじめ、ASUSやSHARP、SONY、Samsung、京セラ等のメーカーが製造したAndroid-OS搭載の端末全てが含まれているからです。
2017年当時のシェアが「異常」なのであって、現在の40%少々のシェアでも、1社1社のスマートフォンの比較においては、ダントツの人気だと言えます。
1 | iPhone8 | Apple | 25.4% |
2 | iPhoneX | Apple | 6.1% |
3 | iPhone8 Plus | Apple | 4.5% |
4 | Xperia XZ1 | SONY Mobile Com | 4.3% |
5 | AQUOS Sense | SHARP | 4.0 |
6 | iPhoneSE | Apple | 3.7% |
7 | P20 lite | Huawei | 3.2% |
8 | iPhone6s | Apple | 3.0% |
9 | iPhoneXS | Apple | 3.0% |
10 | P10 lite | Huawei | 2.7% |
こちらは、BCN-Rがまとめた2018年を通したスマートフォンの販売数上位10機種ですが、TOP10内に入った6機種のiPhoneが占める割合は45.7%、残りの54.3%をAndroidスマホが分け合う形となりました。
TOP10圏内で見れば、Huaweiが2機種で5.9%、Sony Mobileが1機種4.3%、SHARPも1機種4.0%となっており、全体で半数以上を占めているAndroidスマホですが、1機種ごと、あるいは、メーカーごとの比較ではiPhoneがダントツの人気となっている事がよく分かります。
トヨタ車と、他社のクルマ全部を比較しないように、Apple1社と、Android製造メーカー全社を比較しても、iOSとAndroid-OSのシェアの比較にはなっても、人気のスマホ、あるいは人気のスマホメーカーの比較にはなりません。
大手キャリアの施策によって手軽に購入出来た
日本でのiPhoneの人気は、世界的に見てもかなり高いと言えますが、そうした状況を作った理由がいくつかあります。
日本以外の多くの国では、iPhoneは高級機、Androidは普及機という位置づけとなっていますが、日本では、いずれを購入するかを価格で比較される同価格帯の端末いう位置づけです(iPhone X以降を除く)。
どうしてそんな事が可能になったのかと言えば、それは大手キャリアの2年縛りプランに連動した代金24回分割支払い制度が広く普及してきたためです。
大手キャリアは、ユーザーを囲い込むために様々な施策を行ってきましたが、その1つが、2年契約+自動更新を前提にした端末割引(購入サポート)の存在です。
この制度により、大手キャリアで回線契約する場合には、iPhoneもAndroidもあまり差のない「選択肢の1つ」として比較され、購入されてきました。
さらに、7~8万円のiPhoneが、購入サポート付きの24回分割支払いで、月々、Androidと大差のない手軽な負担で購入できるとすれば、本来「高級機」であるiPhoneの方が、購入者の満足感も高く、スマートフォンにステータスを感じるユーザーに歓迎されるのは当然の成り行きだったかもしれません。
このことは日本が他国よりもiPhoneのシェアが高い状態ができた1つの大きな要因です。
ところが、2017年に「iPhone10周年」記念モデルとして登場した「iPhone X」は、最も安価な端末でも10万円を超える価格設定で、大手キャリアの購入サポートをもってしても、24回分割支払い額はとてもリーズナブルとは言えなくなってしまいました。
この事は、日本のみならず正解中でiPhoneの販売数を減少させる要因となりましたが、翌2018年に登場したiPhone Xの後継モデル「iPhone XS」「iPhone XS MAX」は、高額路線を継承し、税込みで12万円超というさらに高額な価格設定となりました。
2か月ほど遅れて、Appleが「廉価版」に位置付けるiPhone XRが登場しましたが、税込みで9万円超と、iPhone 8までのホームボタン式のiPhoneの最新モデルと同等以上と割高で、ユーザーとしては、とても廉価版と受け入れる事はできませんでした。
6割以上のシェアを誇った頃には、最新モデルでも6~7万円から、1世代前のモデルが5~6万円、さらに、iPhone 5sの筐体に、発売当時の最新モデルiPhone 6sの性能・機能を盛り込んだiPhone SEが、「小さな高級機」と大きな人気を博しており、価格的にも、バリエーション的にもユーザーは自分の好みのiPhoneを購入する事ができました。
しかし、iPhone X以降では、ホームボタンのない全画面モデルを購入したい場合には、廉価版とされるiPhoneXRでも9万円、メインモデルは12万円以上と、ユーザーの感覚で言う「普及機」や「廉価版」は存在せず、販売数はぐんぐんと減少し、シェアも5割を割込んでしまったのが現状です。
4割超あるシェアも、全画面モデルが作ったものではなく、iPhone 8をはじめとする値下げされた旧モデルが作ったシェアです。
先の2018年の販売数TOP10にも、その事が如実に表れていました。
iPhoneが、Androidよりもお勧めな理由とは
ニューモデルは割高で購入しにくく、リーズナブルで手が出しやすいのは旧端末ばかり…。
だからAndroidに替えたというユーザーも少なくありませんが、実は、旧端末と言われるiPhone 8/iPhone 7であっても、筆者はAndroidよりもiPhoneをお勧めします。
iPhoneは端末寿命が長く古臭さを感じさせない
ご存知の通り、iPhoneはAppleが開発・製造・販売を行っています。
従って、iPhoneは全て100%Apple社製であり、SHARP製のiPhone、SONY製のiPhoneは存在しません。
iPhoneのデザインは非常に練り込まれており、使用されている素材も吟味されているため、チープ感のないいかにも高級スマートフォン然としている上、「iPhone5→iPhone5s→iPhone SE」「iPhone 6→iPhone 6s→iPhone 7→iPhone 8」「iPhone 6Plus→iPhone 6sPlus→iPhone 7PLus→iPhone 8PLus」「iPhone X→iPhone XS」と、デザインの統一性が強く、一見では端末の新旧を見分けにくくなっています。
このことは旧モデルが、旧モデルである事が分かりにくいという意味では、iPhone 6sでもiPhone 7でも、iPhone 8と見分けがつかず、古臭さを感じさせないという効果を生んでいます。
さらに、デザインに統一性がある事によって、操作性にも一貫性があり、新しいモデルに買い換えても、iPhoneユーザーであれば、操作に迷うことなく新端末を操作できるというメリットも生んでいます。
これに対しAndroidは、SHARPやSONY、HuaweiやSamsung等、スマートフォンの製造メーカーが、Android-OS(OS:Operating System)で動作するスマートフォンを、各社デザインを採用しており、Androidスマホとしてのデザインや操作性の統一性はありません。
また、機能や操作も、iPhoneとは逆に、他社と差別化しようと独自性を強めるため、メーカーを横断してしまうと操作性が全く異なると言う事も起こります。
最新OSをユーザーに直接配信するため常に最新機能を反映できる
iPhoneのOSは「iOS」で、AndroidのOSは「Android-OS」です。
iOSはAppleからiPhoneユーザーに直接配信され、ユーザーがインストールすれば、常に最新の機能やセキュリティ対策にアップデートする事ができ、その対象モデルも範囲が広く、現行「iOS12」は、2013年発売の「iPhone 5s」もアップデート対象としています。
もちろん、ハードウエアの問題で利用できない機能もあります(※)が、ソフトウエア面の最新機能は全てアップデートする事ができますが、実に、5年前のモデルでも、可能な限り最新機能を身につけ、最新のセキュリティ対策にアップデートできるわけです。
この事は、ユーザーが1台のiPhoneを安心・安全に長年愛用する事ができる最大の理由です。
一方Googleが開発するAndroid-OSですが、Android-OSは、Googleからユーザーに直接配信される事はなく、最新OSのアップデートを実施するかどうかは、各端末の製造メーカーに委ねられているため、中には、購入時に搭載されているAndroidバージョンのままで全くアップデートしないケースも珍しくありません。
それだけバリエーションが豊富という言い方もありますが、同時期に発売されたスマホでも、採用しているAndroidバージョンや、アップデートの有無などで、個々のスマホが全く異なる性能・機能・セキュリティ対応となってしまう訳です。
iOSの最新バージョンの配信によって、iPhoneは発売から数年経過しても安心・安定して利用できる訳です。
iPhoneはリセールバリューが下がりにくい
新しくiPhoneを購入する際に、手持ちの旧モデルを下取りに出す場合、iPhoneとAndroidスマホでは、再販価格が全く異なる場合がよくあります。
同じ発売時期で、同じ価格帯のモデルどうしでも、iPhoneには非常に高い「値」が付くのに対し、Androidにはほとんど「値」が付きません。
やはり、元々が高級機として作られたiPhoneは、2~3年程度では大した経年劣化が現れにくいという事もありますし、再販されて以降も、最新のiOSをアップデートできる事で、中古機を購入したユーザーも安心なため、高い再販価格が付くのです。
機種名 | 容量 | メーカー | 発売時 | 現在フリマ相場 |
---|---|---|---|---|
P9 | 32GB | Huawei | 59,800円 | 8,000円~10,000円 |
Galaxy S7 edge | 32GB | Samsung | 93,960円 | 15,000円~19,000円 |
iPhone7 | 32GB | Apple | 72,800円 | 25,000円~32,000円 |
こちらは、2017年に発売されたメジャーなスマートフォン3機種の、発売当時の価格と、現在のフリーマーケットでの相場金額を比較したものですが、発売当時の価格には無関係に、現在の再販相場はiPhoneが割高になっている事がよく分かります。
こうした高いリセールバリューで得られる下取り金額は、次のiPhone購入資金に組み入れることで、実質な負担額を軽減しますので、「iPhone購入サイクル」を構築しやすくなると言ったメリットも生じます。
また、高級機であるiPhoneは、丁寧に扱われ大切にされる事が多い事も、再販価格を押し上げる一助になっています。
ケースに入れ、フィルムを貼って大切に使用し、落下や水没などなく数年を過ごしたiPhoneで、しかも人気色の場合には、驚く様な高額な再販価格が付く事があります。
「値」が下がりにくいiPhoneであれば、将来の買換え時の負担軽減を期待しつつ、長期間、愛用する事が可能です。
高コスパのiPhoneなら「iPhone 7」がお勧め
購入コストをできるだけ抑えて、必要な機能・性能を手に入れるなら「iPhone 7」がお勧めです。
iPhoneなら、デザイン性や操作性が一貫していて、長期間に渡って古臭さを感じさせない反面、他のモデルに買い換えても操作性で迷うことがなく、旧モデルでも最新機能やセキュリティにアップデートでき、再販価格が下がりにくいため、発売から3年目となるiPhone 7も日々の使用に全く支障や問題なく安心して利用できます。
さらに、iPhone 7は「防水・防塵機能」を搭載し、「Apple Pay」にも対応したモデルですので、水没に対する安心感が飛躍的に高まった上、昨今話題のキャッシュレス対応端末としての資格を有しています。
Apple Payにクレジットカードや、Suicaを登録する事で、買い物や交通機関等で「かざすだけ」の決済が可能となっています。
32GBモデルならApple StoreでSIMフリーが50,800円
発売から3年が経過しているため、Apple Storeでの「正価」も値下げされて、現状では32GB=50,800円、128GB=61,800円とかなりリーズナブルになってきています。
また、iPhone 7 Plusでも、32GB=64,800円、128GB=75,800円でSIMフリー端末を購入する事ができます。
NTTドコモ・au・Softbankの大手キャリア3社では、契約条件にもよりますが、3~4万円程度となっています。
中古端末店舗でも、3~4万円台の値付けが多く、フリーマーケットでは、状態によって幅があるものの、最小2万円台前半から購入することができます。
最近では、Androidスマホも徐々に価格が上昇していますので、iPhone 7であれば充分に競合できる価格となっています。
ちなみに、SIMフリーiPhone 8は、64GB=6,7800円、256GB=84,800円となっています。
もちろんCPUやカメラ等の性能向上は当然ですが、機能面でのiPhone 7との違いは「ワイヤレス充電」程度ですので、iPhone 7の基本性能は充分に実用的と言えます。
もし、7~8万円程度の出費が可能なのであれば、もう1ランク上の全画面モデル「iPhone XR」の方をお勧めします。
iPhone 7は、2019年モデル登場でラインナップから消える可能性
このように、コスパに優れるお勧めのiPhone 7ですが、この9月にも発売される見込みの、2019年の新型iPhoneの発売を機に、Apple Storeの正規ラインナップから消える可能性があります。
Appleは、毎年、新型iPhoneの発売と同時に、最も古い旧端末をラインナップから消しており、昨年、iPhone XS/XS MAX発売時には、iPhone 6s/6s Plus、及びiPhone SEがラインナップから姿を消しています。
もしラインナップに残れば、値引きされて、さらにリーズナブルになる可能性もないとは言えませんが、新モデル登場で消滅する可能性も少なくありませんので、コスパ狙いでiPhone 7の購入を検討されている方は、jiki iPhone発表までに決断して、購入手続きを進めなければなりません。
購入を迷っている方に残された、決断までの時間は残り僅かです。
全画面モデルならiPhone XRの値下げ待ち
もう少し値段は上がっても、できるだけ最新に近いモデルが欲しいと言う事であればiPhone XRが狙い目です。
iPhne XRは発売当初には、「売れないiPhone」の旗頭のように言われていましたが、大手キャリアが販売に力を入れた事もあって、徐々に販売数を伸ばしている現在の最新モデルです。
ディスプレイが液晶パネルであったり、シングルカメラ搭載や、防水機能が1段低い性能である等の違いはありますが、日々の使用では特に大きな差を感じる事はなく、iPhone XS/XS MAXが高価過ぎる事も相まって、徐々に人気が出てきています。
iPhoneは例年、新モデル発売時に旧モデルの値下げをするのが常ですので、2019年モデル発売時に、iPhone XRもさらなる値下げが行われるものと予想されます。
通常であれば、1万円前後の値下げですが、昨今のiPhone販売数の減少を考えると、少し値引き率をアップしてくる可能性もなきにしもあらず…ですので、全画面モデル購入は、少し待って見るとよいのではないかと思います。
人気のiPhone SEの後継モデルの登場は2020年か
未だに世界中で高い人気を誇り、常に「待望論」が囁き続けられる「小さな名機=iPhone SE」の後継機を望む声は後を絶ちません。
iPhoneの人気や名声は、単に「小さいから」「安いから」だけではありませんでした。
iPhone SEは2016年春に発売となりましたが、筐体(ボディ)こそ2014年に登場したiPhone 5sを流用していますが、スマホの中身は、前年9月に発売になったばかりのiPhone 6sと同等性能を搭載した「新開発モデル」でした。
現在、Appleが廉価版と位置付けるiPhone XRは、iPhone SEの後継機と呼ぶには高価すぎます。
そうかといって、ラインナップに残されているiPhone 8やiPhone 7は、単なる旧モデルであって、中身最新の新開発モデルではなく、魅力に欠けるきらいがあります。
そんなわけで、世界中で、最新の機能・性能を旧モデルの見た目に押し込んだ、iPhone SE後継機が待望されているわけです。
事前にリークされている各種の噂・情報には、残念ながら、iPhone SE後継機と目される端末は存在せず、2019年秋の新モデル登場時に、SE待望ユーザーの願いが叶う可能性はかなり低そうです。
しかし、出ては消える情報の中の1つに、「iPhone XE」とネーミングされた小型iPhoneの噂があります。
「SE」の後継機で、スマホの中身が最新モデル「X」シリーズ同等という意味で「XE」とされています。
このiPhone XEが、2020年春(SEも春に発売)に登場すると言う噂に期待してしまうユーザーが少なくないのは、未だにSEの人気が衰えていない事を表しています。
もし可能性に賭けてみたい場合には、来年春までSE後継機を待って見るのもアリかもしれません。
少し脱線してしまいましたが、iPhoneならではのメリットにより、長年に渡って愛用しても、古臭さを感じにくく、常に最新機能・セキュリティをアップデートでき、再販価格も高値維持…となれば、発売から数年経過している多少古いiPhoneでも、充分、日々の利用には耐えるはずですし、購入から、4~5年は安心して利用し続けられるはずです。