iPhone11シリーズの売れ行きが好調となっており、投資会社も予測の見直しを迫られているようです。
出荷台数見通しを上方修正か
「サプライチェーンのデータに基けば、iPhone11 Proの発注台数は当初の予定よりも増えるはずだ」と語るのは、投資ファンドTimefolioのポートフォリオ・マネージャー、ナンシー・チャン氏。
同氏はBloombergのインタビューに対してiPhone11/iPhone11 Pro/Pro Maxの年内出荷台数が7,200万台~7,300万台となり、多くアナリストが予測する7,000万台前後を上回る可能性があると指摘しました。
予測の上方修正を行っているのは実はTimefolioだけではありません。
Apple製品の正確な予測で知られるアナリストのミンチー・クオ氏も当初の6,500万台~7,000万台から7,000万台~7,500万台へと見通しを引き上げているんです。
クオ氏は米国市場でiPhone11 Pro/Pro Maxが中国市場でiPhone11が予想以上に売れていると指摘してます。
またRosenblatt証券も"iPhone11の製造スピードを引き上げる"ようAppleがサプライヤーに指示したとも述べています。
サプライヤーの株価も続伸か
アナリストの予測を裏付けるかのようにiPhoneに部品を供給するサプライヤーの株価も大きく上昇しています。
カメラモジュールを供給するLG Innotekの株価ですが、iPhone11シリーズ発表翌日の11日から27日までに13.4%の上昇、カメラレンズを供給するLargan Precisionの株価も同じ時期に14.1%上昇しています。
発表前ではサプライチェーンから「出荷台数が7,000万台を下回る可能性もある」と危惧する見方も出ていたのですが、この株価の上がりようを見る限りそんな懸念もどこ吹く風といったところではないでしょうか。
多くのアナリストの予想をはるかに超えてiPhone11シリーズが売れているのがわかりますね。
sauce:Bloomberg via iMore / iPhoneMania