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iPhone(アイフォン)修理のダイワンテレコム新宿本店です。
前回記事「写真・カメラ比較編」では、iPhone XSとの写真比較を行いましたが、今回は、iPhone 11のカメラ機能を使用して撮った写真を楽しもうという企画です。
iPhone 11及びiOS 13でお披露目となった機能も含めて、どんな写真が撮れるのか楽しみです。
超広角レンズは広がりのある写真が撮れる
前回記事用の写真を撮影の際には、iPhone XSとiPhone 11に共通のメインカメラである「広角レンズ」を使った写真を撮影していたのですが、時折、iPhone XSは望遠レンズ、iPhone 11は超広角レンズでも写真を撮っていました。
広角レンズ
超広角レンズ
フランス山から見た高速道路とビル群の遠景です。
広角レンズの写真に対して、超広角レンズで撮影した写真はかなり画角が広く、広範囲を撮影していますが、広角レンズには写っていない「雲」が写っていたり(※)、広がり感のある写真が好印象です。
※画角が広いので、通常なら写り込まないはずの撮影者の手指が写ってしまっています(苦笑)。
慣れないとは言え、見苦しくて申し訳ないのですが、自宅に戻ってから気づいたので代わりの写真がないのでご容赦を。。。
広角レンズ
超広角レンズ
こちらは、横浜地方気象台の白い建物と、秋空の青さのコントラストが美しい写真ですが、超広角レンズで撮影すると、手前の街灯も写り込んで、先の遠景写真よりもさらに、拡がり感を感じられる写真になっています。
正直、実際に撮影してみる前は、超広角レンズの良さや効果にはあまり意識が向いていなかったのですが、実際に撮れた写真を見て、普段の写真とちょっと違う感じに撮れて、すっかり気に入ってしまいました。
※ ここでも撮影者の指の先端が写り込んでしまっています。広い画角に慣れるのに少し時間がかかりました。
iPhone XS 望遠レンズ
ちなみにこちらの写真は、同じく気象台の建物と空を、iPhone XSの望遠カメラで撮影したもので、屋上にある、アンテナ?レーダー?が分かりやすいです。
望遠レンズは、遠くにいる人物や動物などを大きく撮影するのにはいいですが、写真としてあまり魅力はない感じですね。
広角レンズ
超広角レンズ
港の見える丘公園内の遊歩道です。
やはり、超広角レンズで撮影した写真が新鮮に感じます。
この写真を撮って思ったのですが、写真だけではなく、自分の目で見ているときも、超広角レンズ程の広い視野でモノを見ていないので、見慣れない風景が写る超広角レンズの写真が新鮮に見えるのかもしれません。
写真で見るまで、逆光の木洩れ日に全く気付いていなかったので、もしかしたらそうなのかもしれないと思った次第です。
広角レンズ
超広角レンズ
公園内の水場からガゼボ(休憩所)を見下ろした写真です。
ガゼボ自体が緑に囲まれているせいか、訳のわからない絵になってしまっていますが、ここでも、普段あまり見上げていない空の解放感があっていい感じです。
超広角レンズまとめ
iPhone XSとの比較の際には、コントラスト強めでメリハリのある写真が撮れることがわかりましたが、iPhone 11の広角と超広角のレンズの違いも、思っていた以上にある事がわかりました。
先にも書きましたが、写真ではなく、普段の視界であまり空を見上げる事がないため、超広角レンズで撮影した写真に空が写ると新鮮に感じるのかもしれませんが、かなり好印象を持ちました。
iPhone初めてのナイトモードを使ってみる
もう1つ、iPhone 11になってから搭載されたカメラ機能に「ナイトモード」があります。
ナイトモードは、周囲が暗い中でも露出を補正して明るく撮影できる機能で、夜景撮影等で効果を期待できます。
iPhone XS
iPhone 11 ナイトモード
こちらの2枚の写真は、日が暮れて暗くなってから自動車を撮影したものですが、ナイトモードのないiPhone XSでは街灯の灯りで照らされた部分は薄暗く写っていますが、街灯の灯りが届かない車体後部はほとんど見えません。
一方、ナイトモードで撮影したiPhone 11の写真は、全体が明るくなった印象で、車体全体を写し出しています。
背景の木や家・マンション・クルマ・空などがキレイに写っています。
iPhone XS
こちらは、夜の駐車場の写真ですが、ナイトモードの有無でかなり明るさが異なります。
iPhone 11 ナイトモード
さらに、iPhone 11のナイトモードで撮影した写真の「露出」を変更することで、写真を加工する事が可能です。
iPhone 11 ナイトモード 露出調整
露出を調整~最大にしたのがこちらの写真です。
「写真」アプリの「編集」から、「露出」を調整する事ができます。
iPhone XS
iPhone 11 ナイトモード
こちらは、夜空を撮影した写真で、本当は星空を撮りたかったのですが、あいにく台風の接近で曇り空でしたが、雲の切れ目から透けて見える月の光を撮影できました。
ここでも通常モードのiPhone XSと、iPhone 11のナイトモードで、かなり大きな違いがありました。
画角を後から調整できる機能
これは、iPhone 11の「写真」を取る際のスクリーンショットです。
写真のフレームの外にも画像が写っていますが、これは、広角レンズで撮影する際に、超広角レンズの画像も一緒に取り込んでいるためで、このまま撮影すれば、超広角レンズの画像も保存され、あとからトリミングする事が可能な新機能です。
こうした機能が役立つシーンと言えば、例えば、集合写真等で、全員画面内に収まっていると思ったら、端の人が見切れていた…等という際に、見切れた部分を含めたものに修正する事が可能になるわけです。
言ってみれば、「失敗」したはずの見切れた写真を、見えない部分を復活させる裏技的な機能で、超広角レンズを備えたiPhone 11・11 Proからの「撮影時の失敗を帳消しにする」新機能です。
iPhone 11の写真・カメラ機能 まとめ
iPhone 11には、特別な設定なしに使えるスグレモノの機能が2つもあります。
超広角レンズの写真は撮影者が見ても新鮮
1つは超広角レンズで、従来にない広い画角で、人の目でも把握していない部分まで写真に収めてくれるので、撮った写真が非常に新鮮に感じられます。
撮った本人が意識していない部分まで写真になるので、まず、撮った本人が新鮮に感じるのかもしれません。
ただ、超広角レンズは注すべき事がありました。
筆者は繰り返し失敗してしまいましたが、従来のiPhoneでの写真撮影では写らない部分まで、広い画角がカバーしてしまうので、手や指が写り込んでしまう事が多々ありました。
超広角レンズを使用する際は、慣れないうちは、画面の隅の方に手指が写り込んでいないかを確認する必要がありそうです。
とは言え、超広角レンズで撮影した写真の拡がり感には好感を持ちました。
ナイトモードは見えないモノを可視化するだけではない
もう1つのカメラ機能は「ナイトモード」です。
ナイトモードは、単に写真を明るくして見えないモノ、見えにくいモノをみえるようにするというだけの機能ではないとかんじました。
まだ使い方に慣れていないので何とも言えませんが、ナイトモードならではの表現や説得力がある写真を撮れるのではないか…、そんな印象を持ちました。
超広角画像を用いたトリミング
広角レンズで撮影した画像を、後から、超広角レンズの画像を用いてトリミングし、本来、写ってなかった部分を復活できるなんて、カメラではなく、スマートフォンならではの機能ではないかと思いました。
集合写真で端の人が見切れているなんて有りがちなシチュエーションですが、他にも、活かせそうなシーンがありそうです。
今回は、iPhone 11のカメラ・写真機能をレビューしてみました。