こんにちは。アイフォン修理のダイワンテレコム渋谷店です。
AppleWatchのディスプレイに採用されている、低温ポリシリコン酸化物(LTPO)。これはリフレッシュレートという「1秒間に画面が何回書き換わるか」の値を変化させることが出来るため、AppleWatchの省電力に大きく寄与している技術です。AppleWatchのSeries4以降のディスプレイに使われており、長いバッテリー持続時間を実現しました。
アイフォンにも同技術を採用?
製造コストの問題から、現在LTPOはスマートウォッチに使われるのみとなっています。しかし韓国メディアのThe Elecは、将来的にアイフォンにもこの技術が採用され、さらなる省電力化が進むと報じました。
アイフォンにLTPOディスプレイが使われるという予測自体は実は2018年の8月にもされていました。調査会社であるIHS MarkitはAppleWatchに引き続きアイフォンでも使われ、よりバッテリーが長持ちすると報じています。
同会社によると、現在アイフォンに採用されている低温ポリシリコン(LTPS)の有機ELディスプレイと比較すると、LTPOにした場合に消費電力は5%~15%節約できるそうです。
これまでのバッテリー持続時間
これまでのアイフォンのバッテリーはシリーズを追うごとに持続時間が上がっている印象ですが、いくつかのシリーズをピックアップしてみましょう。
インターネット利用 ビデオ再生 オーディオ再生
(ワイヤレス) (ワイヤレス)
iPhoneSE: 13時間 13時間 50時間
iPhone6s: 10時間 11時間 80時間
iPhone7 : 12時間 13時間 40時間
iPhone8 : 12時間 13時間 40時間
iPhoneX : 12時間 13時間 60時間
iPhoneXR: 25時間 15時間 65時間
iPhone11: - 17時間 65時間
こうして見てみると各機種の個性がみえてくるようです。機能によって差はあれど、全体的に見れば段階的にバッテリーの持続時間は上がっていると言えます。やはりiPhoneXシリーズから飛躍的に持ちが良くなったようですね。
このようにバッテリーが進化して良い反面、どうしても端末の巨大化は否めません。iPhone6以前のシリーズからiPhoneX以降のシリーズに買い替えた方は特に、アイフォンの重みに驚かれたのではないでしょうか。今はiPhoneの小型化を希望する声も多く、予測としても新しいiPhoneは今より小さくなるのではないかという意見が出ています。その開発の一助となるのがLTPOディスプレイなのでしょうか。今後のAppleの動向に注目です。