AndroidとiPhone、どちらが優秀なのだろう?
AndroidとiPhone、使いやすいのはどちらだろう?
そんな事を考えた事はありませんか?
いまAndroidを使っているけど、次はiPhoneにしてみようと思うけれど、操作が分からない等で困る事はないのか?
逆に、今iPhoneを使っているけど、Androidにしても今と同じ満足が得られるだろうか?
など、AndroidとiPhoneの乗換え前提で、どちらにするか検討している方もいるかもしれません。
実は、2019年の筆者は、通常のメイン端末であるiPhone XSに加えて、長期テストという事で、「iPhone 11」を約4か月間、「ASUS Zenfone 6」と「Google Pixel 4」を各2か月間に渡って利用する事ができました。
今回は、最新のAndroidスマホとiPhoneをほぼ同時期に使用してみる事で、筆者が感じたAndroidとiPhoneのメリット・デメリットと、そこから得た「やっぱりiPhoneがお勧めだな」と感じたポイント等をお話ししたいと思います。
筆者がiPhoneを使いたくなる6つの特徴とは
筆者はiPhone 4sで初めてiPhoneに乗換えて以降、ずっとメイン端末はiPhoneで、現在は2018年発売のiPhone XSをメインに使っています。
最新2019年発売のiPhone 11シリーズでない理由は、1つには、iPhone XSが税込みで12万円超という高額だったので2年続けて10万円超のスマホを買う勇気が出なかった事、もう1つには、Android陣営ではすでに5G対応端末が発売されていますが、Appleも当然2020年のモデルで5G対応をするはずなので、「繋ぎ」の立ち位置になるであろう「11」を見送ったためです。
しかし、iPhone 11シリーズを購入しなかったのは完全に失敗でした。
iPhone 11は、筆者の想像を大きく上回って、特に写真の面で大きな進化を見せ、決して5G対応モデルまでの「繋ぎ」等ではありませんでした。
そんな筆者のiPhone遍歴ですが、iPhone 4sの前は確か、富士通のやたら動作が重いスマホを使っていましたが、iPhone 4s発売のタイミングで、かなりiPhoneの高額値引きを条件に、ドコモからauに乗り換えました。
その時に感じたAndroidとiPhoneの決定的な違いは今でも忘れられませんが、基本的な違いは、2020年の今でも大差ないように思います。
2019年は、仕事関連で「Zenfone 6」「Pixel 4」を長期テストさせて頂く機会がありましたが、やはり、iPhone 4sの時のようなAndroidとiPhoneの違いを感じる機会がありました。
圧倒的な高級感と、動作の機敏さ・正確さ
AndroidとiPhoneを同時に使って真っ先に感じるのはiPhoneのサクサク感とヌメヌメ感です。
どんな操作に対しても、機敏に反応してサクサクと心地よい動作がiPhoneの何よりの魅力だと感じますし、画面をスクロールする際などには、ヌメヌメとしたしっとりしたスムーズ感を感じます。
まさに、AndroidスマホからiPhone 4sに乗換えた際に真っ先に感じた違いがこの「動作の差」でした。
また、現在ではそういう事はなくなりましたが、当時のAndroidスマホは、指でのタップに対する反応が不安定で、想定外の動作をする事が多々あり、イライラさせられていた記憶があります。
アプリ・アイコンをタップしているのに、ホーム画面が隣のページへ移ってしまう等、意図しない動作にかなりイライラした記憶があります。
その点についてもiPhonesは、タップに対する反応が正確で、こちらが思ったように動作してくれる事に感激したものでした。
昨年使う機会があった「Zenfone 6」や「Pixel 4」もそうですが、昨今のAndroidスマホでは、使い始めは「お、案外やるな」と思わせるサクサク感を感じさせますが、徐々にそのサクサク感が薄れてきます。
実は、Androidの動作の機敏性や応答性の低下は有名な話しで、筆者のテスト利用程度の期間では「遅い」「モタモタする」と言うところまではゆかないのですが、長期間使っていると、次第に動作がモッサリし始めて、しまいには動作の緩慢さに我慢できずに買換え…という事が珍しくないようです。
こうした基本的なAndroidとiPhoneの違いは今でも変わっていないように感じます。
iPhoneは利用年数には関わらず、特に動作の劣化を感じる事はなく最新のiOSへのアップデート等を怠らなければ、数年使っても問題なくサクサク感を維持します。
また、指での操作に対する反応も、タップにはサクっと反応しますが、スワイプ動作にはヌメヌメと高級感のあるスムーズな動作を感じさせ、相反するようなサクサク感とヌメヌメ感を両立させているiPhoneは、やはり筆者にとっては非常に使いやすい端末です。
こうした動作の高級感と、iPhoneの外観の高級感が相まって、上質なモノを手にしているという満足感もiPhoneならではの大きな魅力の1つではないか…と筆者は思っています。
統一感のある操作性で直感的に利用できる
AndroidとiPhoneの成り立ちの決定的な違いの1つに、Androidは多くのメーカーが存在するのに対して、iPhoneのメーカーはApple1社のみである事が挙げられます。
Androidスマホは、Googleが開発し無償で提供するAndroid-OSを採用し、スマホメーカー各社がスマホ端末を独自に開発・製造しているので、例えば、Sony製・SHARP製・Huawei製と、多数のメーカーが存在します。
一方のiPhoneは、Appleが開発・製造・販売の全てを行うため、Apple社製以外のiPhoneは存在しません。
この事は、Androidのスマホが、機能・性能・操作性などの面で、各メーカーが独自色を打ち出すため、よく言えば「バリエーション豊富」で、ユーザーが重視する機能・性能で多くの候補からお気に入りのスマホを選ぶ事ができると言えますが、悪く言えば、メーカーが変わると操作が全く異なったり、搭載機能が違う等、共通性に乏しく端末変更時に慣れるまでに時間がかかるというデメリットに繋がります。
その点iPhoneは、Apple社が歴代モデルに共通性を持たせ、操作性を一貫させているため、機種を変更しても操作で迷う事はまずあり得ず、前の端末とほとんど同じ感覚で操作する事ができます。さらに、外観デザインにも共通性を持たせているため、悪く言えば、どのモデルを買っても「金太郎あめ」みたいで、どれも同じように見えてしまう…という事もできます。
ただ、後に述べるiCloud(クラウドサービス)の影響もあって、iPhoneの機種変更では、操作性ばかりでなく、旧端末のデータを新端末に移行する点でも、非常に簡単で手間がかからない事もあって、端末交換時の負担が軽微です。
それ故、iPhoneには取説が必要ありません。
iPhoneの操作性は常に同じですし、同じだからこそ、ネット上にはiPhoneの操作や裏技などの情報が膨大に蓄積されており、それらは歴代モデルで共通に活用できる事が、iPhoneの使い勝手の良さを如実に表しています。
こうした、どのモデルでも共通の操作性により、機種変更をしても直感的に操作可能な点はiPhoneの大きな魅力と言えます。
継続的な最新OSのサポートで旧端末を長期間利用可能
旧端末を長期間愛用する事ができる点もiPhoneの美点の1つです。
AndroidはAndroid-OS、iPhoneはiOSという「OS(オペレーティング・システム)」がスマホの動作・操作を司っていますが、iPhoneは、最新のiOSを何年も前のモデルでも継続的に利用可能としている事で、常に最新機能を旧端末で利用でき、最新のセキュリティ対策を旧モデルに反映させる事が可能なため、iPhoneでは5年以上に渡って愛用し続ける事も珍しくありません。
iPhoneでは、すでに購入済みの端末であっても、Appleからユーザーに直接iOSアップデートが届けられるため、Appleの指示に従ってアップデートしていれば、常に最新のiOSを利用する事ができる仕組みになっています。
iOSは1年に一度大規模なアップデートを行い、iOS11→iOS12→iOS13といった具合にナンバリングが増えてゆき、さらに、1年の間に何回もの小規模なアップデート(iOS13→iOS13.1→iOS13.1.1等)が繰り返され、その機能や精度を高めてゆく仕組みです。
ちなみに、現行iOSのiOS13は2019年9月にリリースされ抵抗、アップデートを繰り返しながら、2020年2月現在の最新バージョンは「iOS13.3.1」に進化していますが、現在のiOS13は、2017年発売のiPhone 6sでも利用する事ができます。
一方のAndroidは、OSの開発を担うGoogleは継続的に新バージョンを開発・発表していますが、OSのアップデートを行うかどうかは、端末メーカーに委ねられているため多くても1~2回のアップデートしか実施されず、下手をすると1回もOSアップデートが配信されないケースも珍しくなく、Android端末は旧バージョンのまま放置されてしまうケースが少なくありません。
OSが最新でないと言う事は、新たに開発されたソフトウエアを利用する事ができないばかりか、最新のセキュリティ対策を反映する事もできないので、Androidは、何年間もの長期利用には向かないとも言えます。
機種交換時の初期設定・データ移行が非常に簡単
iPhoneを購入したユーザーには、Appleのアカウントごとに5GBのクラウドサービス「iCloud」が提供されます。
iPhone内のメールや端末の設定内容をはじめ、メモ、連絡先、予定、写真や動画等のデータはiCloudに自動的にバックアップされる機種交換時等で、新端末を初期設定する場合でも簡単に初期設定とデータ移行が行われます。
Androidの場合でも、Googleアカウントにデータがバックアップされていますが、iPhoneほど多くのデータではないため、移行したいデータをバックアップする操作が必要で、その後、新しい端末にデータを移行しますが、基本的にはどのAndroid端末でも同じことを行うのですが、メーカーが異なる機種の場合、同じ事を行うにも操作が違う等があり、iPhoneほど統一性がありません。
多種多様なモデルが存在し、各メーカーの独自機能や操作性が「バリエーションの豊富さ」になっている一方では、全モデル共通の操作マニュアルを作れるほど、各機種ごとの操作性が統一されていないのは、Androidのデメリットと言えます。
ディスプレイがキレイ
画像出展:apple.com
別々に使っているとなかなか気づきにくいですが、AndroidとiPhoneを同時に同じ画像や動画を見ると分かるのですが、iPhoneのディスプレイは非常に綺麗です。
Androidが綺麗ではないと言う事ではないのですが、人の肌のキメ細かさや、森の木々の葉の1枚1枚の臨場感など、小さな部分ですが、筆者にはやはりiPhoneのディスプレイの方が綺麗に見えます。
特に、有機ELディスプレイの比較でその差は大きく、動画再生をしてみると、その違いの大きさに驚く事があります。
また、Instagram等の写真・画像を見るコンテンツの場合にもその違いが小さくない事に気づきます。
ストレージが大きめ
画像出展:apple.com
iPhoneは、1つの機種に対して、64GB・128GB・256GB・512GBといった複数のストレージ容量のモデルを用意しているのが常で、ほとんどのモデルが32GB、大きくても128GB止まりのAndroidに比べてストレージが大きめである事が特徴です。
ストレージの大きさは、保存できるデータ量の多寡だけでなく、動作のサクサク感にも影響がありますし、ストレージの大きなモデル程再販価格も割高になる傾向があります。
しかしその反面、ストレージが大きい理由は、iPhoneが内部ストレージしか利用できない事に起因するとも考えられ、AndroidのようにSDカードのような外部ストレージを利用してストレージの拡張をユーザーが手軽に行えない弊害も生んでいます。
さらに、iPhoneの動作のサクサク感とヌメヌメ感を両立させた気持ちの良い使用フィールや、ディスプレイの美しさ、そしてストレージの大きさは端末の価格に少なからず影響し、iPhoneの価格を割高にする大きな要因になる上、
その点Androidは、SDカードなどを装着する事で内部ストレージの小ささを補う事ができるのはメリットと言えます。
その他のiPhoneのメリット
以上の6項目以外にも、項目1つ作るほどではない地味だけれど、Androidにはない使い勝手が良い機能・仕様があります。
・マナーボタン … 音量ボタンの上にあるマナーボタンを使えば、着信音・メディア音を一括でマナーに設定できます。
・一番上に戻る … メールでも、WEBでも、SNSでも、時刻表示の少し上をタップすれば一発で最上段へ戻る事ができます。
・LINEトーク履歴を保存 … iCloudに保管する事で機種変更をしても、LINEのトーク内容を引き継ぐ事ができます。
・仕様や機能が発売時期で特定できる … 何年発売のモデルと言う事で、iPhoneの仕様や特徴が特定できる。
※Androidは各社バラバラに作るため、発売年やモデル名で使用や機能が特定できません。
筆者が感じるiPhoneのデメリットとは
前項末尾で、外部ストレージを利用できない事に触れましたが、iPhoneとて「完璧」ではありません。
iPhone 4s以降、7世代に渡ってiPhoneを愛用してきた筆者ですが、「ここはどうなの?」と思う部分がない訳ではありません。
この項では、そんな数少ない、筆者が思うiPhoneの弱点・欠点について述べてみたいと思います。
iPhoneの価格はAndroidより割高?
画像出展:apple.com
前項でも書きましたが、iPhone XS発売当時、その価格には参りました。
iPhone 8まででも6~8万円の出費はけっして軽くはなかったのですが、iPhone Xの登場でiPhoneの価格は一気に10万円超にハネ上がり、2018年のiPhone XSでは最小ストレージのモデルでも税込み12万円超と、破格の高さに至りました。
しかし、2018年はAppleにはよい勉強の年になったようです。
米中の貿易摩擦などの世界情勢の影響も大きく、販売台数や売上高が極端に落ち込んだAppleは、同年追加発売のiPhone XRを動向を見て、2019年発売のiPhone 11では、前年には廉価版の位置づけだったXRの後継機を「11」としてメインに据え直し、iPhone XSの後継である「11 Pro」「11 Pro MAX」は高級バージョンとしての位置づけに変更しました。
この事により、iPhoneは割高というイメージは薄れ、上位モデルと同じ最新鋭のチップセット「A13 Bionic」を積んだ
iPhone 11でも税込み8万円少々で購入でき、充分にAndroidのミドルクラスと伍してゆける価格帯に中心価格帯を合わせてきています。
さらに、噂では2020年3月には、待望のiPhone SEの後継機が発売されるとされており、その価格は、米本国で399ドル、日本円換算で4万円半ばと予想されており、さらに、iPhoneの価格の割高感を薄れさせる施策を打とうとしています。
性能や使い勝手を含めて価格を考えた時、2020年現在のiPhoneは割高とは言えない…筆者はそう思います。
Siriの日本語がなかなか上手にならない
筆者は日々の利用の中で、音声アシスタントを使う機会は多い方だと思います。
ちょっとしたタイミングでタイマーやアラームをよく使います。
朝の目覚ましは当然として、仕事に熱中すると昼食のタイミングを逸するので昼時を知らせるアラームをかけます。就寝前もメールの返信などで夜更かしが過ぎないようアラームで就寝時間を知らせます。
その他でも100%の満充電にしないためにiPhoneの充電時間をカウントダウンします。パスタ好きなので茹で時間をよくカウントダウンします。
それらは全て、iPhoneか、Watchに音声でSiriに依頼しますが、当のSiriの日本語が一向に上達しません。
アラームやタイマーを「セットしました」程度なら気になりませんが、長文をしゃべらせるようなシチュエーションでは「下手くそ」具合が気になって仕方ありません。
それに比べてAndroidのアシスタントの日本語の流暢なこと。違和感のない日本語が羨ましくてなりません。
ただし、呼びかけ方に関しては両方嫌ですが、「OK Google」よりは、「Hey Siri」の方がマシかなあと思いますが。
iPhoneはユーザーによるカスタマイズがしにくい
例えば、使用できるアプリの数は、Androidの方がはるかに多いですし、iPhoneはApp Store以外からアプリをDLする事はできませんが、Androidは設定を変更すれば、Google Play以外からもアプリをDL~インストール可能です。
また、ホーム画面一つとっても、アプリ・アイコンを自由に設置できるAndroidに比べ、画面の左上詰めでしか配置できないiPhoneはホーム画面デザインの自由度がありません。
外部ストレージが使えない事も自由度を狭めている要因ですし、とにかくAndroidはユーザーが自由に使う事を許容する幅の広さがありますが、iPhoneは、全てをAppleが管理しており、設定も機能の操作もAppleが「是」とする事しかできません。
そんなiPhoneの堅苦しさが嫌だと思う方もいるかもしれませんが、Androidは自由過ぎて、例えばGoogle PlayからDLしたアプリにウィルスが住んでいた…など、珍しくもありません。
Appleは、App Storeで配信するアプリは全てApple自身がチェックした上で、ウィルスはじめユーザーへの悪影響を全て排除しており、ユーザーがいちいち考えなくても、Appleに任せておけば安楽に安全にスマホを使えるという大きなめりっとがあります。
特に、スマホに詳しくない初心者ほど、iPhoneを使っておくのが安全だと言えます。
筆者は決して初心者とは言えないほど歴代iPhoneを使っていますが、それでも、Androidの自由さの代償として得てしまう可能性のある「リスク」には近づきたくないと考えます。
つまり、自由度がない事は、筆者にとってはほんの小さな不満ではあっても、Androidに切り替えるほど重大な欠点ではないと言う事になります。
Apple Payで電子マネーが利用できない
画像出展:apple.com
Apple Payは日本の「Felica」に対応していて、電子マネーとしては唯一交通系のSuicaの利用が可能になっていますが、他の「Edy」「nanaco」「WAON」といったプリペイド式電子マネーには一切対応していません。
Apple Payで利用できるのは、ポストペイ式電子マネーである「iD」と「QUIC pay」が利用可能なクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードのみとなっています。
Androidでは、「おサイフケータイ」としてプリペイド式電子マネーも利用できるので、「Edy」「nanaco」「WAON」を使いたいユーザーにとってはデメリットと言えるかもしれません。
その辺りはグローバルで共通の仕様のiPhoneと、日本仕様に特化したモデルのあるAndroidの違いです。
ただ、筆者はガラケーの時代から「おサイフケータイ」を使ってきましたが、事前にチャージするのが面倒で、端末で、Suica以外のプリペイド式電子マネーをあまり使った事がなく、使う場合にはカード式電子マネーを使ってきましたので、Apple Payで電子マネーが使えない事にあまりデメリットを感じないため、筆者個人に限ってはデメリットにはなっていないと言えます。
通信の初期設定の際にWiFi環境が必要
格安SIM等に乗換える際にモバイル通信設定(APN設定)を行う場合、Androidはあらかじめ登録された候補の通信サービスを選ぶか、候補に無い場合でも、いくつかの項目を手動で設定する事でモバイル通信の設定を完了できますが、iPhoneの場合には、APNの「設定プロファイル」をDL~インストールする必要があるため、必ずWiFi等の通信環境が必要です。
実際には、設定プロファイルは大した大きさのファイルではないので、他のスマホのテザリングでも充分設定可能ですし、昨今は公衆WiFiも増えていますので設定プロファイルをDLできない…という場面はほとんどありませんが、理屈としては、通信環境不要で設定できるAndroidの方が簡便であると言えます。
充電コネクタが他社製品と共用できない
iPhoneは、Apple独自の「Lightning(ライトニング)」コネクタを使用しますが、Androidは「Micro USB」が一般的で、どのメーカーでもほとんど共用する事ができます。
また、昨今発売になるモデルでは、「USB-C」が採用されている機種も増えていますが、こちらも、各社で共用可能となっています。
従って、iPhoneは自分で充電機セットを持ち歩かないと、バッテリー残量が乏しくなった際に簡単に充電できる可能性に不安があります。
ラッキーにも、iPhone利用者がいて「Lightning」コネクタがあれば良いのですが、世界のスマホ・シェアの比率は、Android「7」:iPhone「3」ですので、借りられる充電キットがiPhoneである可能性もそれに準じるはずです。
日本はグローバル視点で見ると少々特殊で、かつてはiPhoneのシェアが7割近い、世界でも珍しい国でした。
かなりシェアを落としたと言え、Androidに乗換えた人がLightningの充電コードを所有している可能性は高いので、我が国はiPhoneの臨時充電には恵まれている国かもしれません。
AndroidよりiPhoneが使いやすい点 まとめ
ここまで見てきたように、筆者にとっては「Androidでも大丈夫」ではあっても、「Androidの方がいい」訳ではなく、「やっぱりiPhoneだな」と言う事になります。
正直、iPhoneを使用していてデメリットと感じる部分や、要改善と感じる部分がない訳ではありませんが、本編で記したように、筆者にとっては軽微なことであり、Androidへの乗換えを検討する程の重大事ではありません。
もちろん、人によってAndroidの方が良い・好きだと感じる事もあるでしょうし、iPhoneがどうも使いにくいと思う方も少なくないかもしれませんが、少なくとも筆者は、iPhoneが好きですし使い勝手もAndroidを凌いでいると感じます。
2019年以降、iPhoneの価格設定もかなりリーズナブルに振れてきていますので、ますます競争力を増すのではないか、もしかすると、iPhone SE 2の登場が引き金になって、またかつてのような日本国内シェア5割越えが再現されるのではないか…、そんな事を想像してしまいます。
参考URL:
https://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone-11-pro/
画像URL:
https://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone-11-pro/