Counterpoint Research社のレポート「Market Pulse」によると、2021年1月世界のスマートフォン売れ筋モデルトップ10で、Appleが6モデルのランクインを獲得しました。
Apple「iPhone 12」がリストのトップに立ち、「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」がそれに続きました。
この3つのiPhone 12モデルは、アップルの月間総売上高の71%に貢献しました。
5G対応に対する潜在的な需要があり、キャリアの強力なプロモーション、いつもより遅い発売時期の戦略により1月に需要が集中しiPhone 12シリーズの販売が好調に推移しました。
アップルの「iPhone 12」シリーズの売上の3分の1近くがアメリカです。
アメリカでは、消費者がハイエンドバージョンを好んだため、「iPhone 12 Pro Max」が売上トップとなりました。旧モデルの「iPhone SE 2020」や「iPhone 11」も引き続き好調でした。
iPhone 12と同様のスペックを低価格で提供するiPhone 12 miniは、ディスプレイの小型化やバッテリー容量の低下などにより、購入者を惹きつけることができなかったと分析されてます。
低価格帯のデバイスRedmi 9AとRedmi 9は、2021年1月にそれぞれ5位と6位にランクインしました。
これらのスマートフォンは合わせて、Xiaomiの当月の総売上高の25%のシェアを占めました。Xiaomiは、中東・アフリカ(MEA)地域でのシェアを徐々に拡大しています。
サムスンの「Galaxy A21s」は、なんとかトップ10の座を維持しています。
トップ10に入ったもうひとつのサムスンモデルである「Galaxy A31」は、初めてリストに入りました。
サムスンのGalaxy Aシリーズはプレミアムなデザイン、新鮮なカラー、最新のスペックを手ごろな価格帯で提供しています。
サムスンは、Aシリーズを通じて、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、東南アジア、MEAで大きなシェアを持つHONOR製品のユーザーの獲得を目指しているようです。
日本と同様に世界の多くの地域で5Gネットワークがまだ稼働してませんがOEMメーカーは様々な価格帯の5G端末を発売しています。
多くのユーザーは後々の買い替えサイクルを念頭に置いて5G端末が好まれているようです。
5Gネットワークは徐々に標準的なサービスになりつつあり、価格が下がり続けていることから、今後数か月のうちに、ベストセラーリストに5G対応の中堅スマートフォンが増えてくると思われます。
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