iPhone修理のダイワンテレコム新宿本店でございます。
欧州議会でスマホなどのモバイルデバイスの充電規格の統一化を進める動きがありましたが欧州委員会に対して、これを求める決議が採択されたようです。
電子ゴミ削減が狙い
iPhone、Android端末を中心にモバイルデバイスでは充電規格が異なっており現在ではmicro-USB、USB TypeC、Lightningコネクタの3種類存在しています。
2009年には30以上存在していた充電コネクタは随分絞られてきたのです。
古くなったケーブルは電子ゴミとして扱われるのですが、その量は年間51,000トンとも伝えられています。
欧州議会のメンバーであるアレックス・アギウス・サリバ氏は以下のようなコメントを残しています。
「これ(異なる充電コネクタが存在している状況)は環境にとって相当有害である」
膨大な電子ゴミ問題と向き合う為、充電コネクタを統一する事で電子ゴミの削減を狙っているのです。
iPhoneへの影響
Lightning端子をメインに採用しているAppleは現地時間の1月23日付で以下のコメントを発表しています。
「当社は、スマートフォンの充電コネクタを共通の1つのタイプに統一するよう強制する規制は、イノベーションを促すというよりも、むしろ妨げになり、ヨーロッパの顧客と経済全体にとって有害であると信じている」
Appleは充電規格統一の流れに反対を示していました。
しかしながら今回の充電規格統一を欧州委員会に対して求める決議では賛成が582、反対40で採択される結果となりました。
環境問題に繋がる為、Appleの言い分も理解は出きますが賛成意見の方が上回ったのではないでしょうか。
アナリストのミンチー・クオ氏もiPhoneも将来的にはLightningポートが廃止され完全ワイヤレスの時代が来るとの予測をしていましたが、このような流れがやってくるのも時間の問題なのかもしれません。
引用元:Reuters