イスラエルのメディア「The Verifier」によって、2019年に公開される次期iOS最新バージョンにおいて、2015年発売のiPhone6s/6s Plus、2016年発売のiPhone SE、及び、2015年発売のiPad mini 4がアップデート対象から外されるのではないかとの報道がされたのは記憶に新しいところです。
The Verifierによれば、今年6月に発表されると見られるiOSの次期最新バージョン「iOS13」において、iPhone6s/6s Plus、iPhone SEと、それ以前のiPhone各モデル、さらに、iPhone mini 4と、それ以前のiPadの各モデルがアップデート対象から外れるとされました。
しかし、米メディア「Mac Rumors」がその内容に疑問を呈し、否定的な報道をした事を受け、The Verifierはその主張をトーンダウンさせました。
そもそも、この報道は、過去のモデルに対して長期間のサポートを提供するAppleの姿勢を鑑みれば異例と言え、にわかに信じがたい部分もありますが、一方でiPhone Xでフォームファクターが大きく変化した事を踏まえると、あり得ない話ではないとする向きもあるようです。
日ごろのThe Verifierの情報の的中率なども勘案すると、どうやら今回の報道は誤報だったと理解して良さそうです。
現行iOS12は、良い方へ予想を裏切って、iPhone 5sをアップデート対象から外さず、旧端末での動作速度のアップをその大きな狙いの1つとして開発され、実際、筆者自身も旧端末の使い勝手が向上したという実感があります。
iOS12でiPhone 5sを対象としていたのですから、次期バージョンiOS13で対象外となるのは、iPhone 5sと、もしかするとiPhoe6/6Plusまで含まれると予想するのが順当という見方もできます。
しかし一方で、旧端末への手当てはiOS12で完了したと言う事で、一気に旧端末をまとめて対象外にするという見方もできなくはありません。
そう考えると、どちらへ転んでもおかしくありませんが、サブブランドなどでiPhone6s、SEを現役モデルとして販売している日本の現状から希望的観測を交えて考えるなら、対象外となるのはiPhone 5sまで、多くてもiPhone6/6Plus止まりというあたりが順当なところでしょうか。
Appleが最新iOSでどの端末までサポートするのかも問題ですが、もっと深刻なのは、Appleがいくら旧端末をアップデート対象にしていても、ユーザー自身がバージョンアップを実施しないケースです。
最新バージョンのiOSをインストールしない場合、旧バージョンの脆弱性やセキュリティ不備、動作不具合をそのまま放置している事となりますので、早めに最新バージョンにアップデートする事をお勧めします。
source:INTERNET watch
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