元AppleエンジニアがiOS13になぜバグが多いのか考察

[公開日:2019/10/26]

ダイワンテレコム姫路店です。

iPhone11の発売と同時に公開されたiOS13ですが、魅力的な新機能が追加されたと共に、バグの報告も多くあります。元Appleのエンジニアが、iOS13になぜバグが多いのかを語っています。

バグ報告の多いiOS13

iPhone11の発売と同時に公開されたiOS13は、一般公開よりも前に、開発者向けiOS13.1ベータが公開されたことで話題になっていました。

その後も短い間隔でアップデート繰り返しておりおり、現在ではiOS13.1.3となっています。

しかし、最新のiOS13.1.3でも、回線が途切れるなどのバグが報告されています。

元Appleのエンジニアによる考察

Appleのソフトウェアエンジニアとして18年間所属していたデビッド・シャイアー氏によると、iOS13でバグが多い理由として以下が原因ではないかとしています。

1:多彩な機能

iOS13では、従来よりも追加された機能が多く、中には公開延期となっている機能もあります。追加機能が多いため、発見されていないバグを残したまま公開されてしまう事態を招いていると考察しています。

2:不正確なクラッシュレポート

バグが発生した際にAppleへ報告する機能であるクラッシュレポートが、不正確でありシステム全体の終了など一部のバグしか報告されておらず、そのため、一部のバグを人工的にチェックしなくてはならないそうです。

3:バグの優先順位

Appleは、深刻なバグから順次対応しているそうです。しかし、その結果としてリリース直前では、重要なバグしか修正されていない、という事態を招いていると考察しています。

4:バグが生き残る

バグ報告が追いついておらず、バージョンが更新されたOSに、古いバグが残っており、修正されずにアップデートされる場合があるようだ、と指摘しています。

5:人工的なテストに頼りすぎている

Appleでは、性能検証に自動テストをおこなえるシステムを採用しているそうです。しかし、結局のところ人工的なテストに頼りすぎている、と考察しています。

6:複雑化による難度の上昇

Appleは多種多彩な製品とサービスを提供して複雑化しているため、開発やテストの難易度が上がっている可能性があると考察しています。

Appleはどうすべきか?

今後も、アップデートでバグ修正を続けて行くと思われます。しかし、バグ報告が多いとAppleに対する信頼が損なわれる心配があります。

デビッド・シャイアー氏が考える対策としては、大幅のバージョンアップを提供するサイクルを見直し、大幅なアップデートの年と、安定性向上を目的としたアップデートの年を組み合わせたサイクルにすれば改善されるだろうと考察しています。

source:TidBits

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